幼児向けお話 なかまたち 第六十二話 「目をつぶらない」

今日も三人で公園で遊んでいました。
三人は野球をして遊んでいました。
ラビット君がノックをして、ドック君とキャット君がボールをとる練習をしていました。
キャット君はボールがくると恐くて目を閉じて上手くとられません。
「キャット君だめだよ。目を閉じると、とれないよ」とドック君が言うと
「恐くてビッビッてしまうんだ」とキャット君が言いました。
「目を閉じると、ボールに当たるかもよ」とドック君が言うと
「当たるのはいやだぁ~」とキャット君が言いました。
「恐いからと言って目を閉じるともっと恐いよ」とドック君が言うと
「わかった。がんばってみる」とキャット君が言いました。
キャット君は勇気を出して目をあけました。
するとボールが見えてちゃんとボールをとることができました。

#恐怖から目をそらさない

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