幼児向けお話 なかまたち 第十話 「ハッピーセット」

今日、ラビット君一家でマクドナルドに行きました。
目的はハッピーセットの奪取です。
ラビット君とチビラビット君はスタンプをもらってご機嫌でした。
チビラビット君は帰ってスタンプをいっぱい押しました。
晩ご飯を食べる頃には手がスタンプだらけでした。
お母さんが「お父さんとお風呂に入った時、ちゃんと洗ってもらいなさい」と言いました。
チビラビット君は「だめ。これは宝物」と言いました。
それを聞いていたお父さんは「わかった。洗わないよ」と言いました。
お父さんは、お風呂に入ってからしばらくして、洗面器を泡だらけにしました。
そして手でシャボン玉を作り始めました。
ラビット君もチビラビット君も大喜びでした。
そしてラビット君もチビラビット君も自分から「手で」
一緒にシャボン玉を作り出しました。
お風呂から上がると、チビラビット君の「手の平」は綺麗になっていました。
翌日、お母さんに言われました。
「お父さん、チビラビット君の「手の甲」にスタンプの汚れが残っているわよ!」

#子供とは知恵比べ  策士、策に溺れる

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