幼児向けお話 なかまたち 第六十一話 「困っている人」

今日も三人で公園で遊んでいました。
そこに半べそをかきながらウルフ君がやってきました。
ウルフ君は何かを探している様子でした。
「何しているんだろうね」とドック君が言いました。
「ほっておこよう。ウルフ君恐いし」とキャット君が言いました。
「でも泣いているよ」とドック君が言いました。
「どうしたのウフル君!」とラビット君が聞きました。
「お母さんにお使い頼まれていたのに、お金を落しちゃったんだぁ~」
とウルフ君が言いました。
「みんなで探そうよ!いいよね!ドック君、キャット君」とラビット君が言いました。
ドック君とキャット君は顔を見合わせて「いいよ」と言いました。
ウルフ君は小さな声で「ありがとう」と言いました。
しかし、いくら探してもみつかりません。
「キャット君の魔法で探せば」とドック君が言いました。
「うん!わかった」と言ってキャット君が呪文を唱えました。
しかし、何もおこりません。
「あれぇ・・・どうしたんだろう」とキャット君が言いました。
すると、向こうからウルフ君のお母さんがやってきました。
「ウルフ君!お金忘れていったわよ」とウルフ君のお母さんが言いました。
ウルフ君は恥ずかしいそうにお母さんと一緒にお買い物へ行きました。

#嫌な人でも困っている人は助けましょう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?