幼児向けお話 なかまたち 第十八話 「ごはん」

キャット君とチビキャット君はご飯を食べていました。
キャット君はご飯を食べるときの姿勢がよくありません。そして好き嫌いも多いです。
チビキャット君はちゃんとした姿勢で食べるし、何でもよく食べます。
ある日、キャット君はお父さんに言われました。
「姿勢が悪いとご飯がへんな所に入ってお腹が痛くなるぞぉー」
「好き嫌いせずに、ご飯をいっぱい食べないと弟に負けちゃうぞぉー」
キャット君は「大丈夫だよ」と言いました。
次の日の朝、キャット君はお腹が痛くなって起きました。
お腹を見ると、へんな所がふくらんでいます。
それを見たお父さんは言いました。「ご飯がへんな所に入っている」
「病院に行かなきゃ治らない」キャット君は悲しくなりました。
そこに弟が来ました。キャット君は弟を見てびっくりしました。
チビキャット君は言いました。「お兄ちゃん僕より小さいね」
チビキャット君はキャット君より大きくなっていました。
チビキャット君は言いました。「いつも小さい僕がいじめられているの」
「今日は僕がお兄ちゃんをいじめてやるぅ~」
キャット君は泣き出しました。「えぇ~ん」
「これからはちゃんとご飯たべるよぉ~」「誰か助けてぇ~」
するとお母さんの声が聞こえてきました。
「キャット君、朝よ起きなさい。」「何を泣きながら寝てるの」
目を覚ますとお母さんがいました。顔は涙で濡れていました。
キャット君は「おはよう!お母さん。今日からはご飯をちゃんと食べるね」と言いました。
お母さんは笑いながら頑張りなさいと言いました

#ご飯が食べられることは幸せです
 世の中には食べたくても食べられない人が多くいます

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