幼児向けお話 なかまたち 第九話 「争い」

ラビット君は弟のチビラビット君と大喧嘩をしてました。
お互い謝ることをしません。お互い相手が謝るまで許さない考えです。
弟が叩いてきたのでラビット君は弟を叩き返しました。
弟がモノを投げてきたのでラビット君は弟にモノを投げ返しました。
それを見ていたラビット爺さんは二人を呼びました。
そして二人に聞きました。「喧嘩の原因は何じゃ?」
二人はそれぞれ「兄ちゃんが悪い」「弟が悪い」と言いました。
ラビット爺さんはお話を始めました。
昔々、戦争で多くの人が死に、多くの家が焼かれ、多くの人が飢えで苦しんだ。
なぜ戦争が起こったのかというと、相手の気持を考えない行動。やられたらやり返す行動。
最少は小さな戦いでも、長く戦って多くの人を巻き込めば大きな戦争になる。
戦争は悲しい結果しか待っていない。戦争は罪のない人まで殺す。
人が人を殺してはいけない。もし自分の肉親が戦争で死んだら悲しいでしょう。
中村哲氏の言葉「鉄砲で脅す奴は卑怯者だそれに脅えて鉄砲を撃つ奴は臆病物だ。」
人の歴史は争いの歴史、ここらで戦争なんて古臭いことはやめよう。
ラビット君と弟のチビラビット君は、話が難しいすぎて寝てしまっていました。

#第9条 〔戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認〕

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