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積載方法を考える

バイクでキャンプツーリングを考える際に真っ先に考えなくてはいけない事と言えば、「どうやって荷物を積むか」ではないかと思います。
荷物の積み方が決まらない事には、積載可能な量が決まらないし、どんなキャンプ用品を買えばいいのかも決められません。
ここでは、過去にあたしが実際に運用した積載方法について、紹介していきます。

汎用バッグ

Versysでキャンツーを始めた頃は、以前から北海道ツーリング(ホテル・とほ宿泊)で使っていた防水シートバッグ、サイドバッグの3点セットで荷物を運んでいました。当時はまだ最低限の道具しかなく、1〜2泊程度のキャンプだったので、なんとか収まりましたという感じです。
ラフ&ロード AQA DRY シートバッグ
ラフ&ロード AQA DRY サドルバッグ(リンク先の商品の1代前)
防水バッグはちょいとお高め&容量が小さめですけど、急な雨でも安心なので、天候の変化が大きいロングツーリングの強い味方です。本人は濡れますがねっ!!

汎用バッグのメリットとしては、比較的安価であること、バイク用品店などで入手しやすい上、店舗によっては簡単なフィッティングも可能、車体が変わっても引き続き使える可能性が高い点などが挙げられます。デメリットとしては、車種専用品と比べるとどうしても車体に干渉する、取り付けが難しい車種がある点などです。
なお、バッグ選びの際は、隅っこに小さく書かれている制限事項をしっかり確認しましょう。例えば「チャックひとつで荷室が広げられます!(レインカバー使用時は使えません)」「オプションのミニバッグでさらに拡張!(レインカバー使用時は外してください)」などなど......(-_-;;;

ホムセン箱

キャンプ道具が増え始め、そろそろ積載が辛くなってきた...というタイミングで、元Versys乗りの方が加工したホムセン箱を譲って頂き、数年間愛用していました。防水区画に収めたいものがほぼ収まり、蓋の上に非防水区画に置く小道具を置いてました。

ホムセン箱のメリットは、完全防水で容量も大きく、うまくいけば他の方法に比べ安価であることが挙げられます。デメリットとしては、箱の選定・加工から車両への載せ方など、全て自分で考える必要があることです。あたしは譲って頂いた物なので、その辺全く苦労しませんでしたが(ぉぃ また、大きな箱がリアシートに乗せることから、横風の影響を受けやすくなることに注意です。あたしは一度、新東名走行中に第一走行車線から猪瀬ポールのスレスレまで持って行かれました(怖っ

車種専用キャリア+パニアケース(いわゆるフルパニア)

ホムセン箱運用開始から数年。さらに道具が増えてホムセン箱だけではそろそろ限界......というところで、またしても救いの手が差しのべられました。
「Versys用サイドパニアステー、箱ごとあるでー」
ということで、最終形態「フルパニア」にたどり着きました。テントのポールといった長物や、ステーの耐荷重を一気に食いつぶす非防水の重量物はシートに括り付けて、それ以外はパニアケースに入れる運用になりました。

フルパニアのメリットは完全防水な上、荷崩れしない。専用品なので概ねポン付(加工が必要な物も)。積載量・対荷重も前述の装備より大きい上(物によってはフルパニアで60L以上、10kg以上OKなど)、高速巡航でも横風に煽られにくく、安定して走れることが挙げられます。デメリットとしては、とてもお高い(定価なら10〜20万)、マイナー車種ではキャリアが入手しにくい(個人輸入なんてケースも)、車体が変わると専用キャリアを揃え直さないといけない点が挙げられます。自作/汎用品に比べて文字通り桁違いの費用がかかるため、キャンプツーリングやロングツーリングの頻度が低い人の場合「費用に見合った効果を得られるのか?」検討してからの方が良いのでは無いかと思います。

最後に

加工済ホムセン箱や、専用ステー&ケースを譲って頂いた先輩方に、深く感謝であります。

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