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聴いてきた音楽たち

(BOY MEETS HARU加入当時の銀髪。謎のポーズ。)


今回の記事は「聴いてきた好きな音楽」について書いてみることにする。


「音楽の趣味変わってるね」と言われがちな仲春アジ。
果たしてどんな音楽をどんな環境で聴いてきて今の自分が出来上がったのか、思い出せる限り書き起こしてみようと思うので、興味がある方はよかったら最後まで読んでみてほしい。





幼少期はまあまあの集中力を発揮する人間だったそうだ。
「ファンタジア」というオーケストラによるクラシック音楽をバックとしたディズニーのアニメ映画があるのだが、そのDVDをいとこや姉弟で観賞していた際にわたしだけが最後まで食い入るように観ていたという。

そのあと親にねだって買ってもらった「ファンタジア2000」のDVDは暇さえあれば観ていた。
未だに観返す大好きな作品である。

この頃親(というかトーチャン)がよく聴いていたのはTHE BLUE HEARTS、BOØWY、ARB、COMPLEX等で、のちの仲春の音楽の趣味に大きく影響する。

もちろん童謡教育テレビ番組キッズアニメの主題歌なども人並みに観て聴いてきたと思う。「イカイカイルカ」「ぼくときみ」などよく覚えている。


それと大好きなのは特撮ヒーローだった。
弟と一緒に仮面ライダーごっこをして遊んだり、車の中ではしょっちゅうウルトラマンの主題歌フルアルバムが流されていた。今でも作品そのものは観たことないが主題歌が歌える作品がいくつかある。
帰ってきたウルトラマンや、ウルトラマンA、ウルトラセブン、ウルトラマンタロウ等主題歌をまだ覚えている。

そのあと数年間はどんな音楽を聴いていたかよく覚えていない。新しいものを聴く情熱がさほどない時期だったように思う。
学校で月ごとに変わる課題曲のようなものがあって、「See You」という合唱曲が相当好きだった。のちに書いたタイムカプセルにも未来の自分に忘れてほしくなくて歌詞をフルで書いていた。
(フルで歌詞を書いたことや他のメッセージなどを覚えすぎていて、いざ開封して久しぶりに手紙を読んだ時に大して感動しなかった。この時ばかりは自分の記憶力がなんか嫌になった。) 


小学校高学年くらいになり音楽をイヤホンで聴くことに憧れていたわたしに、ある日突然トーチャンが買ってきてくれたのがピンク色のiPod shuffleだった。
とても嬉しかった。

アーティストを知らないわたしにトーチャンがiPodに適当に入れてくれたのが、今でも大好きなPerfumeCrystal Kayである。
夜寝る前にトーチャンが「できたよ」とベッドで寝る準備をしていたわたしに曲を入れたiPod shuffleを渡してくれて、寝る前にイヤホンをして初めて再生した時の音にとにかく感動した。
iPod shuffleは液晶がないため、とにかく流れてくる曲をトラック順に飽きずに繰り返し聴いていた。


それから数年後、ひょんなことから手に入れたオレンジ色のiPod nanoを使い始め、
近所のレンタルショップで気になるCDをひたすら借り漁ってはiTunesを使って楽曲を取り込んでいた。

この時はとにかくVOCALOIDが大好きだった。ただパソコンやYouTubeは観せてもらえない家だったので(とはいえどうしても動画を観たくて親に秘密で使っていた。絶対バレてたと思う。)VOCALOID曲の情報はレンタルショップで借りるCDからしか得られない。リアルタイムで流行っている曲から少し遅れて聴いていた。


そのとき『初音ミクsingsニューウェイヴ』というアルバムにレンタルショップで出会ったのだが、このアルバムが強烈だった。

あとから調べて知ったのだが、ボーカロイドでニューウェイヴ時代の伝説のグループをカバーした企画アルバムだったのだ。
そして知ったのがニューウェイヴという曲のジャンルと、その時代に活躍したアーティスト達だった。

ジューシィ・フルーツ、P-MODEL、ヒカシュー、戸川純、チャクラなどを知ったのもこの時である。

VOCALOIDと同時に仮面ライダーも再熱した。
弟が借りて観ていた仮面ライダー電王のDVDを横から観ていたら最終的に姉の方が引くほどハマっていた。
電王は有名な声優をメインキャラクターに起用していることもあり、とにかくキャラソン的な楽曲が多い。CDを片っ端から借り、聴きまくっていた。
この時は相当痛々しい典型的なオタクだった。



頭の中お花畑の激イタオタクライフを送っていたわたしに、新たな衝撃を与えてくれたのがマキシマム ザ ホルモンである。
学校の先輩から勧められ、最初に聴いた時は雷に打たれたような衝撃だった。
個性の強すぎるメンバーが生み出す血湧き肉躍る楽曲の数々…

「爪爪爪」の強烈な内容の歌詞に衝撃を受け
「Mrブギータンブリンマン」の語呂の良さが癖になり
「上原〜FUTOSHI〜」を聴くたびにクスクス笑い
「ぶっ生き返す‼︎のサビを口ずさみ
「鬱くしき人々のうた」に号泣し励まされ…


…全部書くとキリがないが、本当に大好きなバンドである。


その少しあとにどハマりしたのが槇原敬之だった。
「僕が一番欲しかったもの」を題材にした授業を受けたことをきっかけに「そういえばちゃんと聴いたことないな」と気になって楽曲を漁って聴いていたら見事にハマってしまった。

ミステリアスで悲しすぎる展開の「SPY」
後悔だらけの夏を過ごす「くもりガラスの夏」
理解されない恋の現実を思い知る「軒下のモンスター」
怒って家を飛び出した彼女を追いかける「どうしようもない僕に天使が降りてきた」

…こちらもキリがない。楽曲が多すぎる(笑)


他にも星野源、でんぱ組.inc、暗黒大陸じゃがたら、エレファントカシマシ、Acid Black Cherry、小林太郎、ゆるめるモ!、鈴木雅之、ドリフターズ、和楽器バンド、ももいろクローバーZ、眉村ちあき、19、忌野清志郎、女王蜂、ゴールデンボンバー、LiSA、氣志團、BRADIO、ユニコーン、BiS、バンドじゃないもん!、東京事変、ゲスの極み乙女。、ウルフルズ、木梨憲武…とにかく気になるものはジャンル問わず聴いた。

ここ最近は岡村靖幸が大好きである。
今年開催された岡村靖幸のライブ("デート"と呼ばれている)を観に行ったときは終始涙が止まらなかった。
わたしも誰かにとってそうありたいと強く思った。



そういえば前回の記事で「ライブ中振り付け以外で個性を出せるのは顔しかない」という話について触れたのだが、ルーツは実はもうひとつある。

THE BLUE HEARTSの甲本ヒロト
マキシマム ザ ホルモンのマキシマムザ亮君
エレファントカシマシの宮本浩次

この3人のステージパフォーマンスが大好きで、その憧れから来ていることが多々ある。


ここまで邦楽を主に語ったが、洋楽は洋楽でちょこちょこと聴いてきた。
アース、ウィンド&ファイア、ダリル・ホール&ジョン・オーツ、スパークス、ガンズ・アンド・ローゼズ、ビージーズ、カルチャークラブ、ナタリー・インブルーリア、ブルーノ・マーズ、バックストリート・ボーイズ…
各アーティストの有名な楽曲をかいつまんで聴いたり、映画の主題歌を聴いたりしている。



「変わってるね」「古い曲好きで変だね」とよく言われるのだが、音楽を好きになる理由に時代は関係ない。むしろそんなことで聴く音楽を選んでいたら勿体ない。
好きなのだから仕方がない。
いいものはいつまで経っても色褪せない。


これからも好きな音楽と生きていく。



かしこ。

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