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第9回シンデレラガール総選挙 椎名法子関連企画の総括

(2020.5.18 明らかな誤字脱字を修正。まだあるかも)

第1章 はじめに

本書は、アイドルマスターシンデレラガールズ・アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージで開催された投票イベント「第9回シンデレラガール総選挙」における椎名法子P(椎名法子を主に応援している層)で打たれた企画について総括した文書です。
結果発表前に完成させているのは、結果発表後はもしかしたら書く気失せるかもしれないので、「鉄は熱いうちに打て」ということで今のうちに書き上げました。

1-1.この文書を書いている者

あじゃっぱーと申します。椎名法子Pとして、法子P向けDiscordサーバー「のりこーど」の管理人、法子Wiki管理人、嫁プロ「♪Smile◎ring Cafe♪」副代表を務めております。今回の総選挙では、のりこーど管理人として法子関連の企画10本の主催・協賛を担いました。
法子Pになったのは5thLIVE大阪公演からで、その時の都丸ちよさん演ずる法子の「サマカニ」に惹かれ、そして終演前の都丸さんの挨拶で心を打たれ、「法子のソロ曲が聴きたい」「もっと法子の活躍が見たい」と思い法子Pになりました。それから普通にデレステを楽しんでいたのですが、Kawaii make MY day!以降なかなか法子の出番が限られている状況で、「何か動かないとダメなんじゃないか」「法子のために何か頑張りたい」という想いがあり、他の法子Pとの相談のもと法子鯖「のりこーど」を設立、法子Wikiも創設し、第8回の総選挙の企画運営にも携わりました。第9回ものりこーどの管理人を続ける中で、総選挙企画主催を担わせていただくことになりました。


1-2.本書を書いた目的

企画ものの主催を担うにあたり、大なり小なり責任を果たすことが大事だなと考えて本書を書いてみようと思いました。ここで言う「企画者としての責任」は、企画を行うことで法子や法子Pの皆様を巻き込んだ以上、それを総括をすることです。そしてそれが、これからも法子を応援していきたいと思っている人が、今後の法子の総選挙・プロデュースについて「こうしていくべきかな」と考え動いていく切欠となっていくことも願っています。少し他人事感になってしまったのは、一般論として来年(第10回)どうなっているかわかんないからです。のりこーど管理人として私は第8回・第9回の総選挙の企画運営をやらせていただきました。でも来年までにのりこーどが死に鯖になるかもしれませんし、私が単純に副業忙しくて来年総選挙どころではなくなるかもしれません。年齢も30に近くなり、私事ですが環境の変化もあるやもしれません。ここ辺りのお話しは他のPにも同様に一般的な可能性の話ではありますけれども。加えて、第8回と第9回で総選挙のシステムも大きく変わりました。月並みな言葉ですが、今後のことは分かりません。分からない以上、今年私が「何を考え」て企画を立て、起こった結果について「何を考え」ているかの共有はやっておいたほうがいいなと考え筆を執りました。本書が、来年以降法子のプロデュースを頑張りたいって人の一助に慣れれば幸いです。

第2章 本総選挙の企画立案・運営の方向性

2-1.企画群のグランドデザインを描くにあたり

私が総選挙を本腰入れて取り組んだのは第7回・第8回なのですが、企画を立てたりしたのは第8回からです。そこで感じたことは、バランス感覚の大切さです。ありていに言いますと、スケジュールを中心としたマネジメントです。幸か不幸か法子界隈に関しては、法子info・のりこーどがほぼ全体の企画主催を担いましたので、その意味での苦労は少なかったです。が、似たような企画が濫発したり、同じ日に企画が被ったり、選挙前半戦に企画が詰め詰めで後半スカスカみたいなことは避けたいところです。極論、どの企画に参加してどう総選挙を楽しむかは各個人のPに委ねられるので、企画はいくらあってもいいかもしれませんが、やはり一つの界隈で複数ある企画の調整をはかり、参加者がどの企画にも参加しやすい環境を整えていくことが大事だと思います。その前提で、何の企画をやろうか、この企画はできるかな?っていうのを順次考えていきました。基本的に思い付いた順に進めていったのですが、総選挙に対しどういうスタンスで臨むかというところはぼんやりと決めて、そこから落とし込んでいます。本来なら「どういうスタンスで臨むか」はできるだけ多くの同担Pとコンセンサスをとるべきところですが、なかなか話す機会を逸しましたので個人的に結論付けました。以下のところです。
①総選挙を頑張りたいという法子Pへの環境づくり
②第8回総選挙までの取り組みの継続
③+αを作り出すこと
です。詳しく述べます。

①総選挙を頑張りたいという法子Pへの環境づくり
正直なところ申し上げますと、私自身は3月下旬までほぼほぼ総選挙へのモチベーションがありませんでした。第8回で若干燃えつきていたのと、COVID-19による経済的な混乱で副業についての将来的な不安もありました。果たして第8回と同じくらいの頑張りを法子Pとしてできるのか。ただそれでも第8回は圏内に届かなかった。それにのりこーど内でもアクティブな人数が逓減している状況下で、法子P内の盛り上がりをあまり感じることもありませんでした。果たして第9回を頑張る意味はあるのか。色んな想いが私の中にありました。

しかし、総選挙が近づくにつれて少しづつ「第9回総選挙で法子を推していきたい」という声があるということを個人的に感じました。(冷静に考えれば「あるはず」なんですが、モチベが下がると【感じる】ことが難しいなと今になり思います。)具体的にはときのりこでもコラボ投票企画の立案の動きですとか、「#ドーナツを縦に並べて8にしよっ(第8回共通タグ)」に代わるタグの需要の声などについてです。

3月の下旬あたりのことなのですが、ここに至り私は少し考えを改めました。なんとなく「圏内に入らなきゃ意味がない」っていう思考に陥っていたなと。確かに圏内入りは目標なのですが、ここが全てでもないのかもしれない。総選挙のモチベーションとして「目標を達成したい」と、もう一つ「自分の推しを推したい」というある種矜持を果たす部分ってのもあるんじゃないか。「法子を推したい」という自分自身や同担Pの方々の想い(矜持)を果たすことをモチベーションに動くっていうのも有りなんじゃないかってことです。そして、そのモチベーションの支柱・旗印となるように色々企画とか取り組んでいいんじゃないかという考えに至りました。この点に関し、先述した「のりこーど内でもアクティブな人数が逓減」ってのはあまり気にならなくなりました。極論な話1人でも2人でも法子で頑張りたいって人がいるなら、盛り上がってない(→圏内は難しそうだ)から企画やらないっていう発想でなくてもいいのかなという考えに落ち着きました。
「圏内に入らなきゃ意味がない」ってのは、元から色んなPが否定している考え方ではあります。よく言われる「運営は51位以下も見えている」ってことですね。でも、実際自分の担当について総選挙結果に対するリターンのようなものが見えないと、なかなかそれを論理的に理解できていても、感情で納得することは難しい。感情で納得する上で、私はそのためのモチベーションが逓減していたので、そこを乗り越えるのに苦労しました。そして、それを乗り越えられたのは先述の他の同担法子Pの声と、もう一つ「[いたずらキャット大集合♪]椎名法子」の存在があります。後者は第8回総選挙終了後、2019年9月末デレステ限定SSRとして登場したものです。これの登場まで、私は「法子の限定SSRはサ終まで無いかもしれない」って半ば諦めてました。故に実際登場したことは、私にとって感激もひとしおでした。そして少し考えました。「今回の限定登場は第8回総選挙の結果を踏まえているのでは?」と。いや、わかんないです。19年7月からデレステの月末限定が2枠から3枠になりSSRの供給スピードが恒常含めアップしていること、先日の5月初頭のニュージェネ限定まで5周目が控えられていたことから、お鉢が回ってきやすい状況ってのもあるでしょう。実際法子は限定3番手ですし、「増えた枠内に収まっている」ともとれます。でも、都合のいいように考えることにしました。さっき「感情で」って話でしたので、論理より感情のお話です、ここは。曖昧な話ですがある程度頑張ることに意味はあるかもと思えました。

さて、やや話が脱線しました。「圏内に入れたい」っていう想いはありつつも、そこを私自身のモチベーションの核にせず、「法子を総選挙で推していきたい」「法子のために頑張りたい」という私自身や同担Pの方々の想いに寄り添えるような、旗印になれるような取り組みをしていこう、という考えのもと第9回の総選挙の活動に着手していきました。少し力点を変えた感じです。


②第8回総選挙までの取り組みの継続
企画設計の上で力点を変えるといっても、大きく取り組み内容を去年から変更させることは考えていませんでした。第8回までの8年間の歩みというのは、資産でもあるので、それをリセットするのは得策ではないです。というのと、昨年の取り組みと今年のスタンスが決して乖離しているわけでもないので、十分継承できると考えました。
「継続は力なり」とはよく言ったものだと思います。第8回での取り組みというのはある程度の法子Pに浸透したと考えていたので、そこを継続させることで安定的な投票活動が見込まれると考えました。
具体的には
・共通ハッシュタグの利用
・毎日定時投票企画
・一斉投票企画
・日次での獲得可能な投票券情報
です。安定的な参加が見込まれるということは、先述した法子Pの総選挙を頑張りたいというモチベーションの支柱・旗印になりうるということです。法子Pの一体感を醸成するうえで期待できるなと考えました。

しかしながら、企画内容の修正について検討しなかったのかと言われると少し悩みました。昨年総選挙終了後にフィードバックアンケートを受け付けました。ありがたいことに40件近くのご意見をいただきました。そこでいただいた意見や懸念点はできる限り企画の再利用をする上で参考にさせていただきました。具体的なところは企画の各論のところでお話しします。

③+αを作り出すこと
「継続は力なり」は間違いのないことなのですが、「現状維持は衰退の始まり」という言葉と抱き合わせで考えていきたいと思っています。昨年とルールが変わりました。ボイスアイドルオーディションが共催されました。属性ごとの順位がほぼ意味をなさなくなりました。年次を経るごとにシンデレラガールズを取り巻く環境は変わっています。新アイドルしかり、サプライズボイスしかり。法子自身にとっても状況は変わっている部分あると思います。先述の限定SSRやその他イベント出演など。SNS上での各Pの取り組みにおけるトレンドも日進月歩ですね。ミリオンの投票企画から輸入された(と思っているのですが)一斉投票は、第7回・第8回を経て総選挙の企画戦略の常套手段となりました。
常に変化していく昨今の情勢(社会派の記事みたいですねw)に合わせて、法子Pとしても取り組み方を柔軟にかつアンテナを高く張って進化させていく必要があると考えています。
もちろん、なんでもかんでも取り入れればいいというものでもないです。私が認識している限り、加蓮・愛梨・智絵里などでは2日に1回くらいの勢いで他アイドルとの合同企画を行っていた印象があります(認識違いだったらごめんなさい)。確かにそれだけ頻繁にやれれば、話題にもなりますし交換投票状態での集票も見込めます。ただ、「よそはよそ、うちはうち」です。先に挙げたアイドルと法子は担当Pの概算数や、目標としている部分など、違いがあります。そこを考慮して、取り入れる部分は取り入れ、合わないなと思った部分は取り入れずの精神で臨みました。
+αをここまでは「変化に合わせて新しいものを取り入れていく」という趣旨でお話ししました。そこが大筋なのですが、「既存のものを進化させていく」という考えも大事にしています。これは②で述べたところですが、昨年までにおこなった取り組みで改善すべきところや、今回の総選挙でのルール変更等に基づき修正をかけていくということです。

以上でお話しした通りの3つの考え方で、各種企画の立案を行っていきました。

2-2.企画を立てるにあたり

この節では、企画を立てるにあたり大事にした方法論についてお話しします。具体的には、
①報連相を徹底する
②責任をとれる範囲での企画実施を目指す
③法子Pが参加しやすいようにする
です。以下に詳述します。

①報連相を徹底する
今回の総選挙の企画はのりこーど内で、他の法子Pからご意見を適宜うかがって修正していったものたちです。ここで大事にしたのは、のりこーど内で報告・連絡・相談を徹底した点です。企画案を相談し、まずければ取り下げ、もっともな意見があれば修正し、賛同を得られれば実行する。企画の準備状況は適宜報告する。企画の日時などは随時連絡する。といった具合です。企画案がのりこーど参加者から出てくれば可能な限り拾うようにしました。
どこまでいっても一部の有志法子Pが打つ企画であることに変わりはなく、法子P全員を代表している企画ではないのですが、できる限り法子Pの意見を吸い上げた企画にしたいと考えています。そして実質的に代表して企画している状況下で、法子に関する企画を打つということは、法子Pや法子の今後に影響を与えているということです。それに関し、あじゃっぱー個人の過失や責任ですまなくなる場面が出てくる可能性もあると考えました。故に仲間の法子Pにできうる限り報連相することは重視しました。会社で仕事するときに上司やプロジェクトメンバーに報連相するのと同じ理屈です。

②責任をとれる範囲での企画実施を目指す
政治の世界でもそうなのですが、「責任を取る」って抽象的で、具体的な行動が人により解釈が異なる事だと思います。その中で私の考える「責任を取る」は、先ほどは「総括をする」ことと言いました。これは本書を書いて果たそうとしている責任です。今後仮に法子関連の企画が完全に私の手を離れても、法子界隈できちんと総選挙の取り組みが行えるようにすること。本節で述べたい責任は、「自分自身の手で事態を収拾できる」ことです。総括と少し似てるいるでしょうか?
事態の収拾、すなわち企画が無事実施できた/実施できなかったとしても、法子や法子Pすなわち企画を立ち上げたことにより巻き込んだ人への負の影響をゼロにあるいは最低限に抑えることです。そして企画を立ち上げた事実が、今後の法子や法子Pに足かせにならないようにすることだと考えました。
具体的なものをあげますと、今回の総選挙でボツ企画になった「法子チャレンジ」の初稿の企画です。当初はみんながTwitter上で法子に投票した投票数を集計して公表するという企画でした。が、(1)そもそも投票数をほとんどの人が付記しない(←これ周知不足だったのが悪いのですが)、(2)その中であたかも法子P全体の投票数のように集計結果を公表することのリスク(界隈を盛り下げるリスク、炎上リスク)、(3)そもそもあじゃっぱーがキャパオーバーで集計できない等の問題があり、企画を流しました。
責任をとれる範囲で企画を打つという観点からすると、先述の(2)が一番致命的でした。界隈が盛り下がる・炎上のリスクは、私一人がどうこうしても、今後の法子の活動への悪影響を断ち切れない危険性をはらみました。故に「責任をとれない範囲」にあると考え、この企画は流しました。臆病風に吹かれていると言われればそれまでですが。

③法子Pが参加しやすいようにする
他の要素とも絡むのですが、企画の立案・周知・参加においてできるだけ想定参加者である法子Pが参加しやすいことを心がけるようにしました。いや、当たり前じゃん。そうです。でも色々企画の調整が混み合いだすとこの基本がおざなりになりがちなので敢えて述べておきます。
立案に関しては、のりこーどで報連相を徹底する。周知はのりこーどと法子info、あとは個人垢からの発信で、基本1週間前あたりから1日おきにリマインド告知を行う。参加は参加しやい日程への調整、企画参加方法をできるだけ簡略化すること。具体的には一斉投票はできるだけ時間帯を統一する、ハッシュタグの使用は任意とする、基本投票連動ツイートをすれば参加できる内容とする、などです。

以上3つの方法論を意識して各種企画の立案を行いました。

第3章 法子単独企画

3-1.共通ハッシュタグ #キュートにつなぐ法子の輪

昨年の「#ドーナツを縦に並べて8にしよっ」に相当するタグです。法子Pにとってのスローガン的な立ち位置で、総選挙に関するあらゆる投稿に使ってもよいというスタンスのハッシュタグとしました。
当初、共通ハッシュタグを作ることも正直悩んだのです。実は。理由は後述する #法子と1072を作ろう 、そして流れはしましたけど #法子チャレンジ の企画も立ち上がっていたので、ハッシュタグ3本の運用は厳しいのではないかという考えがありました。できるだけシンプルに(=使用ハッシュタグは少なく)、参加しやすくを念頭に置いていましたので。
しかし、のりこーど内で「イラストなどに付けるタグがないのは都合が悪い」という指摘がありました。確かになと。極論 #法子と1072を作ろう を転用してもいいのかなとも思っていたのですが、そっちはそっちで独立した企画なので、やっぱり共通ハッシュタグ作るかとなりました。

で、作るとなると決め方からこだわりました。「公募・投票」です。理由は私の理想の組織・界隈の在り方として、「ボトムアップ」があったからです。一人一人のの法子Pが少しでも「総選挙こうしたらいいんじゃないか」っていうのを考えて、意見をあげてくれるのが一番いいと思っています(これについては後述)。それを踏まえたハッシュタグの決め方が公募でした。のりこーど内で半閉鎖的に決めても「なんでこんなんになったの?」って声も出かねませんし、何よりのりこーど内での議論が遅々として進まない懸念もありました。公募は光や日菜子のところがその時既にやっていたので、現実的であることは外から見て感じていました。

問題はひとつ。公募開始が3/25だったことです。例年の総選挙スタートが4月中旬であることを考えると、ギリギリのタイミングでした。内心公募・投票期間中はいつ総選挙の告知が来るかとヒヤヒヤしっぱなしでした。もちろんそこのリスクヘッジは一番考えまして、タグ公募・投票の但し書きには総選挙スケジュールによってはスケジュール変更して成案を決める旨は明記しました。
結果的には以下のスケジュールになりました。
3/25~3/31 タグ案公募(Googleフォーム)
案出しの時間を考えると、ここを一番期間取りたかったところです。
4/1~4/4 1次投票(Googleフォーム)
公募全案から4案に絞るのですが、最終ではないので期間は少し短めでもいいかなという考えです。
4/5~4/10 最終投票(Twitter)
ここは成案が決まるので、より多くの人の目に留まりやすい形式・期間をとりたかったです。
そして成案の発表を4/11に行いました。総選挙開催発表が4/13だったので、ホントギリギリでしたね。とはいっても、案外タグ決定から総選挙開始の間が短かったのは幸いだったかもしれません。「タグを決める」という総選挙への意識づけができた段階ですぐ総選挙開始でしたから。もちろんタグ周知期間が全くなかった反省はありますけどね。
なので、来年はもう2~3週間くらい公募を前倒すのがいいかなという感覚です。

共通ハッシュタグの考え方ですが、先述した通り界隈のその年のスローガンにもなりうるものです。なにせ一番使うことになるであろうワードですから。決め方や込める狙いなどはよく考えていきたいところです。もちろん今回の「#キュートにつなぐ法子の輪」は公募案なので、発案者が投稿時に寄せていただいた以上のスタンスなどは私には不明ですし、それで良いと思います。あくまで各個人の想いは尊重されるべきです。なので、あくまで私の個人の意見として、以下のようなものがタグとして大事なんじゃないかなと思います。これは公募時の要項にも載せた内容です。

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<参考:ハッシュタグの考え方>
※あくまで企画主の主観であり、かつ全てを兼ね備えることは不可能なので参考までに
・覚えやすいもの、使いやすいもの(長すぎるタグは好ましくない)
・アイドル椎名法子の個性が現れたもの
・アイドル椎名法子の目標・夢を体現したもの
・今までの法子のコミュ・台詞から引用したもの
・シンデレラガールズの物語性・ゲーム性に合致したもの
・他Pに対しても話題性があるもの
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3-2.毎日定時投票企画 #法子と1072を作ろう

これは昨年の第8回で立案され、期間中からスタートした企画です。モバマスとデレステでAM/PM10:07に2回投票して「10-7-2」すなわちドーナツを作るというものです。第8回の時、結構反響大きかった企画で、是非今年もやりましょうという声が大きかったのでやることにしました。
この企画の意図としては色々な時間帯に分散する法子への投票を午前午後10時~に集約させることで、
①法子Pが法子へ投票するきっかけを作ること
②非公式出口調査の時間帯別投票数で法子のランクインを果たすことで達成感を得ること
③法子Pの一体感を創出すること
④モバマス・デレステへのログイン忘れを防ぐこと
があります。詳述します。

①法子Pが法子へ投票するきっかけを作ること
ここがこの企画の核です。一斉投票も同じ意図です。
総選挙あらゆる企画の目的は「自分の担当アイドルに投票してもらう」にこそあります。どんなに遠い目的だろうが、近い目的だろうが、結局は「票」に結び付けていくべきところです。(もっとも、総選挙以外に担当を推す強い手段があれば、他の目的も定義しうると思います。総選挙云々になってしまうのはシンデレラ特有というべきでしょう。シンデレラもSSRへの課金とか、CDを買ってもらうとか、推す手段は他に無くはないですが、やはり総選挙が一番強いですね。)「法子Pの支柱・旗印となる企画」という軸ですが、投票するための支柱・旗印というのも内包しています。
法子に投票してもらうことが目的で、企画はそのための雰囲気・環境づくりです。その意味でこの企画は、毎日決まった時間に投票しようという企画なので、継続的に一定数投票してもらう習慣がつきます。これにより、これまで確固たる意志がなく適当に投票していた層に対し、「企画有るから法子ちゃんに入れてみない?」というアプローチができます。

②非公式出口調査の時間帯別投票数で法子のランクインを果たすことで達成感を得ること
ここは非常に繊細なお話です。
まず非公式出口調査の時間帯別投票数ですが、他の有志の方が集計しアイドルごとにTwitter連携機能による投票ツイート数を計測し、アイドルごとにまとめて順位化したものです。昨年はTwitterでその速報アカウントが存在し、毎時集計結果を投稿されていました。今年はそれはなく、別にサイトが立ち上がり集計結果をまとめてありました(昨年のアカウントとの関連性はすいません、私はよくわかってないです)。
そして法子のランクインのお話です。特に午後10時台のお話なのですが、法子Pの投票を集中させることで時間帯別投票数にランクインさせることができました。これは第8回・第9回同様です。
ここから達成感を得られるということなのですが、これが実際かなり大事です。圏外にずっといた身としては自分たちの頑張りがどこまで届いているのかわからないという状況です。その中でモチベーションを維持していくのは困難です。圏内に入れば「ああ自分の担当はこれくらい頑張って〇位なんだな、これくらいもっと頑張ればいいんだな」ができます。圏外は「これくらい」と「もっと」の尺度がわからないのです。それに代替しうるのがこの時間帯別投票数ということです。
もっとも、これはあくまで「投票ツイート数」の集計です。票数ではありません。実際に投票はしているが投票連動ツイートはしてない人がいること、一度に1票入れた人と15000票入れた人の投票連動ツイートが同じ1ツイートであることは注意しなくてはいけません。特に後者のことがあるので、実際選挙の結果の蓋があかないとわかりませんが、投票ツイートの結果と実際の順位は大きな違いがあるかもしれません。
その上ででも、やはり投票ツイートが一定時間帯に多い=投票してくれている同担法子Pが多いというのは、企画に参加してその効果がこれなんだと認識できる機会ともなります。その範囲での達成感は共有したいところですね。

③法子Pの一体感を創出すること
「法子に投票している仲間がいる」という認識を得ることは、企画に参加するうえでの達成感をもたらすと同時に、自分一人が法子を応援しているわけではないんだというような勇気をもたらしてくれると思います。
そして、一緒に同じことに仲間同士で取り組むことは、一体感を創出してくれます。「力を合わせ」ている実感を得るということです。そしてその合わせたと感じた力を勇気に変えて、後続の総選挙に取り組んでいくことを企図しています。

④モバマス・デレステへのログイン忘れを防ぐ
これは付加的な要素です。モバマスとデレステで2回投票しようという企画なので、投票しようとする時点でログインしてログボが得られるという寸法です。あわよくばそこからラウンド・デイリーの投票券を回収してもらい~って流れも期待しています。このあたりのことは一切言いませんでしたけどね。

というような狙いが込められている企画で、法子にちなんだ企画名となるとドーナツ絡みで、1072を【10】時【7】分にあてはめ、2が浮いたので【2】回投票するということにしました。

今年も企画をやってみてですが、上記で期待していたとおりの動きにはなったかなと思います。2年目で浸透した結果だと思います。タグを使わない人でも午後10時に法子に投票してくれる人も多くいました。

ただ、この企画色々問題点もあります。
まず「毎日」という点。参加できる日に参加してください~ってスタンスではあるのですが、なかなか企画告知にそこらへんの細かいことは書ききれません。その上で毎日やると、どうしてもハードルを高く感じてしまう人が出てきます。毎日参加できないことに罪悪感を感じて~、投票自体やる気をなくして~という層が一定数いることは想定されます。実際第8回のフィードバックアンケートにも「ずぼらな自分には合わないから来年はやらない」という声もありました。毎日やることで投票の習慣づけ・意識喚起を狙っているのですが、それが逆に法子への投票へのやる気を削いでいるのなら、企画を廃止して定期的な一斉投票のみにするということも検討するべきでしょう。
次に「10時7分」という点。AM/PM10:07に2回投票して「10-7-2」すなわちドーナツを作る、がどーしても一定数の人に伝わらないのです。告知にちゃんと書いているのですが汗。去年のアンケートでも企画内容勘違いしてた人いました。1072を作るで1072票入れることと勘違いする人とか。まぁ全員が理解するは難しいことではありますが、企画の設定自体がすこし無理やり感あるのは認識しておくべきですね。しっかり告知をやっていきましょう。あと、AM10:07は社会人には勤務中なので参加者が少なく企画としての体をなしていない問題もあります。来年からはPMだけでいいかな。
そして「投票ツイート」に目が行きがちな点。目的の③でも述べましたが、投票ツイートすること・自分が投票することに満足してしまう点ですね。前者については「毎日1票でいいかー」って感じです。いや、1票でもいいですし、まずはそこからなんですけど、次のステップとして票数増やしていくことに意識向けてもらうよう企画工夫したいですね。後者は企画として毎日やるという点で、参加者の体力を消耗させているかなという懸念です。本当に「毎日投票しているからそれでオッケー」って感じです。いや、それで基本はオッケーなんですけどね。ダイマしたり、スクショやイラスト投稿したり、他のPの法子の投稿をRTしたりという他のアクションへの意識を逸らしてしまったかもなというところです。そういったプリセ段階の小さなアクションなどへも意識喚起できるような工夫がこれからできたらいいなという願望も込めて。

総じて、法子へ習慣的に投票してもらうという本企画の趣旨は期待通り果たされたと思います。それはそれで満足なのですが、この企画をやるがために「取りこぼしてしまう」要素へのフォローもしっかり行いたいと感じました。

3-3.法子単独一斉投票企画(4/17・5/8)

一斉投票企画は、その名の通りみんなで指定時間に一斉に投票するということです。私の認識する限り、ミリオンライブの方での投票企画で一斉投票が行われ、それが第7回総選挙ころからシンデレラの界隈に輸入されたと思います。法子のほうでは第8回から実施しました。
この一斉投票企画、同調圧力をかける点と今年各界隈がさかんに実施したのでTL追ってた人は食傷気味になったことと思います。実際私も総選挙の企画運営に回ってなかったら企画立ちすぎて困惑してたと思います。まぁブームの為せる業ですね。おそらく2・3年すると廃れるんじゃないかなと思ってます、個人的には。
ミリオンから輸入されたのではないかと申し上げましたが、企画の性質はミリオンのそれと異なります。シンデレラの方はこの一斉投票の効果は薄いです。理由は得票数の推移が可視化されないからです。ミリオンの方は可視化されるんですよね。シンデレラは可視化されず、しかも今年中間発表もありませんでしたからみんなで一斉に投票しても結果何票入って、順位にどれだけの変動が出たかわかません。この点がミリオンとの大きな違いですね。
だからといって意味のないことではないと思います。一斉投票企画のメリットは、私が #法子と1072を作ろう で述べた効果、①法子Pが法子へ投票するきっかけを作ること、②非公式出口調査の時間帯別投票数で法子のランクインを果たすことで達成感を得ること、③法子Pの一体感を創出すること、これらが同様に期待できると思っています。1072を作ろうが毎日やっていた分、こっちは時々なので参加のハードル自体も低いかと思います。参加のハードルも低い分、法子P以外も法子に入れる機会になった…かも知れません(でもあくまで法子Pが主ターゲットの企画です)。

今年法子単独として実施した一斉投票は、4/17、5/8、5/14の3回。最後の奴は次の節で述べますので、前二者について詳しく述べます。
4/17の回は、「417法子」の日の企画の一部なので、正式には私が担当した企画ではありません。417法子の日の企画自体は今年で4年目で、椎名(=417)法子なので4月17日に盛り上がろうという趣旨の企画です。たまたま4/17が総選挙初日なので、スタートダッシュを決めようということで初日一斉投票と相成りました。初日でみんなに票行きわたるかなーと思ってましたが、杞憂でしたね。15000票。法子Pの総選挙へのモチベーションのスイッチを一気にオンにできたのではないかと思います。ちなみに、417法子の日は私の主催企画ではないので色々言うのは憚られますが、来年以降は総選挙期間外となる可能性があるので、その場合どうするかは検討する必要アリですね。
5/8の回は、総選挙後半戦ということもあり、どうしても中だるみしてしまう人もいるなかでどうにか刺激を与えていけないかというところで実施となりました。加えて、この時点までで法子のユニット投票企画は3本実施済みになったのですが、法子単独での一斉投票が4/17以来やってなかった事情もあります。「法子単独で投票したい」という層への企画アプローチが不足していたので、単独一斉投票は入れたいよねということになりました。

今年の反省点としては、もう一回くらいやってもよかったかなという所ですね。ユニット投票があったので、4回以上やると企画過多になるかな(ユニット投票は結果5企画やりましたので計9企画となる)と思っていました。ただ、ここは私の想定違いだったのですがユニット投票の時に法子単体に”一斉投票”として投票する層は少なかったように見受けられます。つまり、ユニット一斉投票と単独一斉投票を私は同じ「法子への一斉投票【でも】ある」と位置付けていました。しかし、別々のものと考えてユニットの方は推しているユニットしか参加せず、結果私にとっての単独3+ユニット5企画の認識が、例えば単独3+1とか3+0の認識になっている法子Pの方もいらっしゃったということです。とすればそういう方にとっては法子へ投票する企画としての機会を提供しきれなかったということになります。まぁ要するに企画参加したい人に「物足りない感」を与えてしまったのではないかということですね。

単独一斉投票もう一個増やすならどのあたりだったかなと考えると、GW初頭の4月末5月初旬がよかったかなと思ってます。時子様とのドミ◎ドナ一斉投票が4/26で、みちるとのチーム・フラワー一斉投票が5/7なので、その間10日間企画無しの状態になったわけです。その間でやっても良かったかもなというところです。企画者の負担としては、単独一斉投票なら負担はほぼないといってもいいので、十分できたと思います。ここは私の反省。

単独とユニットの一斉企画などのバランスと数は、企画のマネジメントをする者にとって一番考えなきゃならないポイントです。

3-4.最終日一斉投票企画 #法子チャレンジ

最終日(正確には最終日の前夜)の一斉投票は、ラストにふさわしく特別なものにしたいなという考えはありました。第8回でも「#法子にちょい足し」と題して一斉投票企画を実施しました。特に案が降ってこなければ、今年も同じようにしようかなと思っていました。
が、案が降ってきました。それが「#法子チャレンジ」です。企画としては最後に一斉投票して、最終的な累計投票数を法子にちなんだ数(417票・1072票・4170票・10720票・41700票)を目指すというものです。
これは没企画になった「法子チャレンジ」の企画目的を再利用した形となります。再利用した企画目的とは「目標設定」です。ビジネスでも何でもそうですが、目標を設定してそれに向かって頑張り、成功して達成感を得てまた次の目標に向けて頑張るというサイクルが、人間の活動していく上での一つのモデルだと思います。総選挙における活動は「投票すること」が核であり、その目標設定として適切なのは「投票数」です。最終日なのでこれまでの累計投票数で目標を決め、達成してもらうという趣旨で企画を立ち上げました。没企画の方はTwitter上のみんなの投票数の合計としましたが、ここでは各個人の累計投票数としたので、企画としては十分実施しうるという判断です。
まぁあたかも自分が編み出した企画のように語ってますが、実際は他の陣営でやっていた、「〇〇票投票したらこのタグ付けてツイートしよう」を法子にアレンジしたものです。色んなPが参加しやすいように5段階の目標設定をして。

5段階の目標設定は課金する人、しない人いるので必須だなと思ってました。ここで、10720票や41700票しないといけないんだよみたいな空気感がでないようにすることには割と苦心しました。10720やるには一天井分課金しないといけませんから、ハードル実は結構高いです。次年度以降改善していくとしたらこの点ですね。あとは、皆に投票数をツイートしてもらうことによる他の法子Pへ与える印象について。「他の人こんなに投票してるから、私ももう少し投票してみようか」になるか、「私はもう投票しなくて、他の子に入れようかな」になるか。あるいは、自身が課金できないがために入れられる票数が少なくなって自信を無くすPがいないか。ここらへんの各個人のPに寄り添えるかのバランス感覚も注視したいです。
アイデア自体は良かったんじゃないかと思います。上手くいけば来年からは最終日のみでなく選挙期間通じた企画としてもいいかもしれませんね。417や1072を投票数の指標にしているP多いですし。(ただ1072をドーナツと読むPばかりでないことは注意するべきです。)

3-5.法子単独企画に関する総括

法子の単独企画に関しては、第8回でかなり下地を作っていたので今回企画を打つ分にはやりやすかったです。継続を重視した要素というわけです。であるからこそ、+αをいかに生み出していくかを悩みました。その意味での今回のソリューションが「法子チャレンジ」となったわけですが、これをさらに第10回どう活かせるかは来年頑張る人によるというところでしょう。
そして今年の反省点は、第4章で触れていくコラボレーション企画の準備に忙殺されすぎて、法子単独の企画の充実が少しおざなりになってしまったかもしれないというところです。バランス感覚、難しいですね。法子Pにも色んな方がいて、それはどれも尊重されるべき所なので、色んな人に参加しやすい企画設計をしたいものです。

第4章 コラボレーション企画

4-1.コラボレーション企画に対する考え方

コラボレーション企画は、今回の総選挙の私の肝煎りの取り組みとなりました。要するに「ユニット一斉投票」なわけです。
やろうかなと思ったのは第8回の反省からでした。第8回の5/1に法子・有香・ゆかりの単独一斉投票企画が同じ時間帯に被ったことがありました。これほんとたまたまだったのです。でも被ったからと言って、局所的に票交換が起こっただけで共通タグを作ったりなどのムーブには至りませんでした。
個人的にはこれが悔しくて、第9回には是非ユニットでまとまった一斉投票企画をやりたいと思っていました。幸いシンデレラ界隈全体でもユニットコラボ投稿は流行ってましたし、法子側にもスイーツファイブの投稿企画の打診があったりしました。
椎名法子というアイドルは、法子Pはご存じの方いらっしゃると思いますが、ドーナツから転じた「輪」というワードをとても大事にする子です。そんな法子の総選挙戦で、ユニットや他アイドルとの「輪」を感じるための企画が打てないのは残念至極です。なんとしても第9回でとっかかりをつけたい、という想いで取り組ませていただきました。

まず目的設定としては、
①ユニットを推す人たちへの投票のインセンティブをもたらす
②互いを単独で推す人にとって、交換投票のインセンティブをもたらす
③ユニットでの交流・一体感の創出
といったところです。以下に詳述します。

①ユニットを推す人たちへの投票のインセンティブをもたらす
一斉投票企画はあくまで「投票しようかなー」ていう人の背中を押すものだと思っています。その上でのユニット一斉投票は、「このユニットを応援したい」「このユニットで投票したい」層が盛り上がり、想いを共有するための環境づくりというわけです。

②互いを単独で推す人にとって、交換投票のインセンティブをもたらす
今回の総選挙でよく見られた、どっちかの投票先は決めてるけど、もう片方はどうしようかなーっていう層へのアプローチがこれになります。「総選挙は法子に全つっぱだけど、ボイスオデどうしようかなー。あっユニット一斉で〇〇とコラボしてるんだ。それなら〇〇へ入れてみよう!」です。法子側としては、集票の意味でこの逆を期待しました。ゆるい交換投票(総選挙orボイスオーディションの票を指定の子に入れる代わりに、逆は自分の推しに入れてもらう)の場ということですね。Twitterで盛んだった取引みたいな感じの交換ではなく、各個人が自分の気持ちに応じて自分の担当の相方を応援する意味で票数決めて入れていく感じです。
交換投票化することは、賛否有り、転じてこういうユニット一斉で投票先を誘導することへの批判的な意見があることも承知しています。もちろん投票先の誘導は「推奨投票先」と表現し、できうる限り強制力がないような伝え方をしました。しかしながら音頭を取っていたのは事実で、ボイス未実装のPさんにとって自分の推しに総選挙もボイスオデも入れたいのに周りがその雰囲気でないことに忸怩たる思いをされたことと思います。その点は恐縮の限りです。
もちろん交換投票による票数の上積みを期待した層にはこの企画ははまったわけです。企画を立てるということで、こちら側の想いを汲ませていただいたことになります。

③ユニットでの交流・一体感の創出
法子単独一斉投票の節で、担当P間の一体感の醸成を狙ったということを述べました。ユニットの場合は、ユニットの一体感というわけです。同じ法子Pでも、ドミ◎ドナを推してる人、チーム・フラワーを推している人、イエローリリーを推している人など様々です。その中で、同じP同士ででもユニットの他メンバーのPさんとででも「このユニット推してる」という想いを共有することは、今後も推し続ける推進力になると思います。
また、そういった「仲間」を見つける、「仲間」とコミュニケーションをとる交流の場としての機能も期待しました。その意味では、イエローリリーの際に実施されたニコ生とかはいい交流の場になったと思います(主宰された有香Pの方に感謝…!)。
実際のところ、この③が企画をやるうえでは一番大きい要素です。交換投票とかユニット応援することは極論一人でも随時できるわけです。時間を区切ってそこに投票行動を集中させることで、何かシナジーが起きればいいなと。コラボ一斉投票の企画形態の最大の意義はここだと思います。

そしてこのコラボ投票企画は、法子単独企画よりも何倍も労力を使う企画だということもやってみて分かりました。陣営と陣営の調整ですから、交渉というムーブが入ります。利害の一致をみなければいけません。先方に失礼があってもいけません。陣営の責任者となるならば、今後の先方アイドルとの関わりに+-影響を与えうるという危機感とやり甲斐を求めて取り組むべきだということも学びました。企画の調整を進める上では、基本的には法子単独の企画を実施する場合と同じ手順・注意点をもって臨みました(報連相とか)。加えて、先方からのレスポンスが遅い場合のリスクヘッジも考えなければなりません。せっかちな私の悪いとこかもしれませんが、反応ないと不安になったりもしますが、そこは先方は先方の事情があります。それを加味したうえでのスケジューリングが必要です。
あとは、思い立ったら即行動ですね。今まで一回もやったことないユニットでの企画を立ち上げるとなると、躊躇してしまいます。実際私も初めて交渉を始める段階ではTwitterのDMの送信ボタン押すの震えてました笑。でも、きっと同じ思いを持っているPっていますから、多少の仲間ときちんと相談したうえでは、自信をもって企画発起していいと思います。もちろん発起人としての責任を頭に入れたうえで。

4-2.コラボ先の選定・調整経緯

さて、実際今回法子側ではどういう動きをしたかといいますと、「ドミ◎ドナ」「スイーツファイブ」「チーム・フラワー」「イエローリリー」の企画を法子側で発起し、それぞれ先方に打診、賛同をいただきまして企画実施となりました。この3ユニットの理由は、法子の所縁が深いユニットであるということもありますが、鯖内にそのユニット推す方がいらっしゃり、声をあげたからというのが一番大きいです。この点は、定性的な評価基準ではなく特定の「ヒト」の存在が左右する政治的要素が働きました。「この人がいたから」っていうことです。極論から言えばその要素は排除すべきなのかもしれませんが、この期に及んでは流れで動いてもいいのかなと思いました。そして、「イエローリリー」をのぞき、総選挙前に発起して法子鯖内で意見聴取を始めました。この点は機動力良く進められたかなと思います。後述のイエローリリーの構想に時間を割くこともできました。
まず、コラボ企画を実施するか否かについてのりこーど内で意見聴取を行いました。その中で特に反対意見がなく、スイーツファイブ、チーム・フラワー、ドミ◎ドナについては、先述の通り兼任Pさん・先方の専属Pさんが鯖内にいらっしゃったので、それぞれに交渉を依頼して、交渉結果を法子鯖で報告いただきました。場合によっては先方の専属Pさんが鯖に参加いただきました(本当ありがとうございました)。
その結果首尾よく話がまとまり、企画実施の流れまでもちこめました。

企画をすすめる技術論として、気にしたのは点は以下です。
①企画実施において先方の同意が得られていること
②何よりも企画実施日時の同意を得ることを最優先すること
③ボイス未実装のアイドルの陣営は総選挙/ボイスオデどっちに注力するか確認すること
④先方の広報アカウントでの広報を行っていただけること
⑤広報開始日時
以下詳述します。

①企画実施において先方の同意が得られていること
当たり前ですが合意とれていることが何よりも大事です。ここが欠けると、信用問題になります。もちろん、極論的にはユニット一斉投票企画であっても個人の突発的な企画により実施していくことはできなくはないですが。ただ禍根になる危険性をはらんでいることは承知すべきです。特にこっちは法子Pの集団「のりこーど」として主催する以上、法子側が「大きい」ので、このリスクは大きいなと感じました。故に、先方陣営の同意を明示的にいただくことは何よりも大事と考え行動しました。

②何よりも企画実施日時の同意を得ることを最優先すること
ここは企画運営の技術論です。お尻さえ決まっていればなんとでもなるので、そのお尻たる「企画実施日時」を合意させることを重要視しました。各陣営の代表者が集まって一番最初の議題とするべき内容です。
特に一斉投票が多い陣営、総選挙日程が後半に差し掛かっている、ユニットの構成員が多い場合、自ずと実施可能日程は狭まってきます。とにかく企画実施日程を押さえること、これが大事です。これさえできれば実質勝ったも同然です。
あと、発起サイドとしては、あまり日程調整において我を張らないことが大事かなと思います。これは礼節の問題です。こっちの我儘で企画に巻き込んでいる建前、日時までこっちの押し売りになると良く思われないよねってことです。この点は先方の希望もよく伺って、相手の心象が悪くならないよう配慮しながら調整しましょう。発起側になると、日程調整の方がむしろ大事になってきます。我を通すのは、何も意見が出なかった時にしましょう。
ちなみに、法子側としては22:00~23:00の時間帯の企画実施を、先方からの問題が発生しない限り希望しました。これは毎日 #法子と1072を作ろう を実施していたため、そこと敢えて企画をかぶせることで法子Pの参加ハードルを下げるためです。

③ボイス未実装のアイドルの陣営は総選挙/ボイスオデどっちに注力するか確認すること
これは、先入観に決してとらわれてはいけないことです。ボイスが実装済みのアイドルのPからすると、ボイスがあることを絶対視し、ボイスオーディションに支援で票入れればいいのかなと決めてかかりかねません。でも、本当にそうなのか冷静に振り返って交渉するべきです。ボイスがあろうがなかろうが、その担当Pにとってそのアイドルは大事なのもの、すべてを注ぎたい対象であるはずです。総選挙でも全力投球しようという陣営かもしれません。ここはちゃんと、総選挙かボイスオーディションかどっちに推奨投票先を向けるのか、慎重に意見をうかがうべきところです。先方が総選挙/ボイスオーディション両方に入れたいという陣営でも、ユニット一斉投票としては企画は成り立つはずです。「投票行動」を同じ時間帯にとることでも企画自体は十分に効果を発揮しうるだろうというところは先述した通りです。くれぐれも票交換による利益に目をくらませて先方に失礼にならないようにしましょう。
ただ、やっぱり今回の総選挙/ボイスオーディションの形態だと、実質的票交換つまり先方の陣営がボイスオーディションへの投票を望むケースがほぼほぼ全量でした。これはこれでここの意思は尊重すべきです。

④先方の広報アカウントでの広報を行っていただけること
これ、小さいように見えて大きな問題かなと思うところです。各陣営の広報アカウントで広報いただけるということは、各陣営でも賛同いただけている企画という凄く明確な印になります。これは法子陣営のものをリツイートしてもらうこととは違います。リツイートではない、オリジナルのツイートであることによって各陣営主体的にこの企画に乗っていただけていると安心できます。何よりも広報効果も違います。
すごく打算的なお話しですが、ここは日程調整で妥協しようとも強くお願いしなければならない部分です。法子P側の企画告知だと、リツイートを介しても、どうしても限界があります。各陣営のからのオリジナル広報ツイートはどうしても欲しいです。もちろん、こういう状況を生み出すためにも関係構築はちゃんとおこなうべきところです。

⑤広報開始日時
ここはホントに細かい企画運営の技術論のお話しです。でも、各陣営一斉に企画情報の初報をリリース出来たら、凄いユニットでの一体感を創出できますよね?イエローリリーでは、かなりその点効果を発揮できました。でも、拘っていくべきポイントでもない、オプションの事項かなとも思います。他の一斉では広報開始時刻はそこまでこだわりませんでした。

このような点を意識しながら、コラボ企画の調整を進めてまいりました。
のりこーど内のPの助力もいただきながら、「スイーツファイブ」「ドミ◎ドナ」「チーム・フラワー」の一斉投票の段取りをつけることができました。この3ユニットについては、総選挙告知される前4月上旬にユニットコラボ企画を発起した段階で鯖に参加している各担当Pより窓口として交渉を担っていただき、企画実施へ段取りをつけていただきました。企画を実施すること自体は総選挙告知前後に合意はとれていたものと記憶しています。
ただ、個人的に難点だったのは企画ハッシュタグ。企画のタグは旗印という意味で決めておかねばならないなと考えていたのですが、決め方は難儀しました。というのも、#キュートにつなぐ法子の輪 みたいに公募して投票みたいに時間を使うことはできないわけです。どうしても短期決戦で成案を得る必要がありました、これで困るのが案が出ないケースです。そこは発起人としては、状況を注視しつつ、場合によっては自ら企画案を出しました。単発企画のタグ出る都合、ある種チャットの場の流れで決めてしまってもいい反面、不満などがないか配慮を怠らないように注意しました。

このような経緯で3ユニットの企画の調整は進みました。交渉に協力していただける方もいたので、おおむね順調に進みました。次節では各ユニットの一斉企画について各論としてお話ししたいと思います。

4-3.コラボ企画各論

①4/22 スイーツファイブ一斉投票企画 #行くぞ我らのスイーツファイブ
これは以前にスイーツファイブの一斉投稿企画が実施されており(19年末のクリスマス、20年2月のバレンタイン)、その際に光側のPがのりこーど内にいらっしゃっていたところから、とんとんと話が進みました。
スイーツつながりでは一本打ちたいなとも思っていました。その中で、過去の企画実績と、ユニットコラボそのものの企画を発起した時点で、かなり早期に鯖参加者がスイーツファイブを提案して交渉を買って出ていただいたことにより企画が成立しました。これはこれでイイと思ってますし、ありがたいことです。
スイーツファイブは5人ユニットという点が難点でした。単純に交渉タスクのコストが大きいということです。日程調整で結構大変なことになるかなと思いました。特に愛梨陣営は結構コラボ企画やっていたので。しかしながら意外や意外、結構すんなり日程は決まりました。むしろハッシュタグの方が難航し、各陣営の代表者のPさんと相談しながら、のりこーど内で結論をつけて告知と相成りました。
企画告知から企画実施までは確か4~5日のスパンしかなかったと思います。個人的には「短いな」と感じていました。なので告知を各陣営しっかりしていただくことは、不躾ながら依頼させていただきました。結果的には広報効果は十分であったかなと思います。
+企画実施日の前日に志保のSSRが実装されたのは僥倖でした。企画の盛り上がりに一役買ってくれたと思います。

②4/26 ドミ◎ドナ一斉投票 #どんどんドミドナ一等賞
総選挙前から財前時子様のPが熱心に活動されていたことを、私個人が肌で感じていました。この点コラボ企画を発起した時点で「せめて時子様と一緒に企画できれば…」という想いがありました。法子側企画者として、法子の過去8年の歩みを振り返る中でも、2人組のユニットである事から考えても、最も企画実施したいユニットでした。
企画の調整自体については、私が時子様鯖にお邪魔して単身でもって交渉・日程調整等を行いました。先方のご厚意もありまして、無事に企画としては合意・実施に至りました。ハッシュタグは総選挙開始直前に、ときのりこ合同一斉投稿企画で利用していたタグを流用させていただき(ありがとうございました!)ました。
今回法子側で発起した4企画の中で最も不安なく実施できたコラボ企画です。

③5/7 チーム・フラワー一斉投票 #チーム・フラワーの57祭り
個人の感情入って恐縮ですが、このユニット好きなので、なんとかできないかなーと思ってたものです。でも個人の感情に左右されるわけにはいかないので、ちゃんとみちる側の合意が取れるか、ニーズがあるかなどを慎重に検討しながら企画立案にあたりました。幸いみちる鯖の方が法子鯖にいらっしゃって、企画に前向きなお返事をいただいたため企画実施となりました。
チーム・フラワーで個人的に課題になったのは、企画実施確定と企画実施日に相当の開きがあったことです。企画の調整自体は4/17の総選挙開始前に決着がついており、すぐ初報を出しましたが、企画は5/7実施でした。これの問題点は「企画のこと忘れられる」ということです。周知徹底が図れない危険性が一番高く、この点は苦慮しました。とにかく企画実施1週間前からリマインド告知を徹底し、当日はなんとか盛り上がりをみせることができました。

④5/10 イエローリリー一斉投票 #いっせーりりー
本総選挙で私が一番苦心した企画です。
まず、ゆかゆかのりこ(=メロウ・イエロー)の繋がりは大事にしたい。去年の一斉投票の被りもあったので、なんとかこのユニットで一斉やりたい。そして発展的野望として、イエローリリーで一斉やりたいという想いがありました。特にイエローリリーという点に関しては、初期カードの特訓後の衣装・ユニットであるということもあり、法子の「原点」であるという解釈がありました。今井加奈ちゃんと間中美里さんとのつながりもこれを機に深めていきたい。。。故に、法子鯖には交渉を買って出ていただける方がいなかったために他3ユニットと比べ話が進みませんでしたが、私としては何とかできないかなと思っていました。
実際企画を発起したのは、ドミ◎ドナ一斉投票の前後のあたりです。総選挙中盤戦です。本年がユニット一斉投票初めてということもあり、法子P側でユニット企画に乗っていただけるかというところを4/22スイーツファイブ・4/26ドミ◎ドナで注視したのち、イエローリリーを法子鯖内で発起しました。イエローリリーやりたかった事情もあるのですが、総選挙後半戦で当時5/7チーム・フラワーしか企画がたっていなかった(5/8・14法子単独一斉投票企画も発起すらされていなかった)ので、ちょっと物足りないかなという肌感覚がありました。
法子鯖内で問題なさそうな反応だったので、交渉に着手しました。まずは有香・ゆかり側の合意をいただく、つづいて美里・加奈側の合意をいただくという手順で進めました。少なくともメロイエで合意とれば、メロイエで一斉できるからです。実際ここまではすんなりいきました。
ただ、イエローリリーにするための交渉という段階で、美里さんPの知り合いがなかなかいないという問題に当たりました(そもそも何故そんな状態でイエリリでやろうと思ったのかと言われたら反論ができないです…)。これは私どもの交流関係の問題だったのですが…。まず大前提として、ユニット一斉投票企画において全陣営の合意をとるが絶対でした。どこかのメンバーのPの合意なしに企画を進めて禍根を残すことがあれば、目も当てられません。しかし、FFに美里Pが当時私になくて、困り果てました。無理やりFF外から突然交渉して、総選挙の陣頭指揮をとってない人(美里P)を企画主催に巻き込むのか?そこでまた一波乱起きないか?という悩みが起こりました。実際のところ、交渉してケアしていけばなんとかなった問題だと思います(結果論企画できましたからね)。しかし、イエリリの一斉企画をいまだ打ったことがない中で、私自身他に種々企画の運営を担っていたため、ここの交渉の負担を体力的に負いきれないと判断しました。一旦メロイエ一斉に舵を切りました。
メロイエに舵を切った段階でゆかゆかサイドへの仮報告→法子鯖への報告という手順で根回しは進めました(ここが企画進めるうえで揉めないために一番大変でした)。報告の翌朝、法子鯖の参加者で2名ほど「なんとかイエローリリーで企画実施できませんか」という申し出が私宛のDMでありました。そのお二方は自ら美里Pを見つけて交渉いただくことを買って出てくれたため、先述の私の「交渉の負担を負いきれない」という部分が乗り越えられるかもしれないと思いました。そのお二方をゆかゆか側との交渉の場にも参加していただき、一時メロイエにした流れを戻す旨のゆかゆか側への報告・美里Pさんとの交渉→加奈側への交渉を一気に進めました。企画を右往左往させてしまったので、ここが冒頭の「苦心」なのですが、協力いただける方のおかげでなんとかイエリリで企画成立までもっていけました。法子鯖への報告は私の判断で止めて、イエリリでの日程決定後に報告しました。
全陣営の合意とれてからは、話は早かったです。総選挙後半戦であり、加奈P側はコラボ企画を複数やられていたので、日程調整の不安はありましたが、割とすんなり5/10で落着しました。タグも案が出て、いっせーりりーにすぐ決まりました。
当日は法子コラボ企画の中で一番盛り上がったのではないでしょうか。これはいっせーりりーニコ生と、イエローリリーdiscordサーバーができたことが大きいですね。この一斉投票を機にイエローリリーのPの交流が深まったのは嬉しい限りです。

⑤5/12 アトランティア王国憲兵団一斉投票
こちらは、GW終了前後に法子鯖にいらっしゃった雪美Pの方から持ち込んでいただいた企画です。法子側としては、企画実施時間22:00~で調整していただけるということでしたので、特に断る理由はなく、企画を賛同することといたしました。
5企画目となったので、個人的には「ちょっと多くなったかな」という不安もよぎりました。週一回くらいのペースが今の法子P界隈で適量と思ったからです。しかし、折角つないでいただいたユニットの輪を邪険にする訳にはいきません。法子のアイドルとしてのポリシーにも反します。持ち込んでいただいた以上は誠意もって、協賛すべきと考え対応いたしました。

4-4.コラボレーション企画に関する総括

コラボ企画をやるということ自体について、効果は十分にあったと思います。
そこを示す証拠として、先述の出口調査のデータがありました。Twitterでの投票【アカウント数】の増加量がユニット一斉投票の日はかなり跳ねています。それだけユニットつながりで法子に投票してくれた人が企画を機に出てきたということです。人数じゃなくて大事なのは票数でしょという方、ごもっともです。ただ、「人数」が増えたことは、運営にもデータとして見えているはずで今後の法子の展開に一石を投じたかもしれません。
そして何より、先方のPさんとの交流の場を持てたのは大きいです。TL上での共通ハッシュタグ追えば、ユニットを推してる他アイドル担当のPさんが見えました。ニコ生やDiscord鯖内での交流も行うことができました。このシナジーから、今後新たな動きが出てきたらいいなと思います。

このコラボ企画は多くの法子P、そして先方Pのご協力あって成立した企画達でした。改めて、感謝申しげます。

4-5.余談:やってみたかったコラボ企画

コラボ先の選定ですが、今回は「法子に所縁が比較的深いユニット」「のりこーど内で交渉窓口をやってくれるPさんが多いユニット」を重視しました。結果、法子にとっては定番のユニットでの一斉ラインアップとなりました。初年度は一番法子Pにとってとっつきやすいユニットであるべきだと思っていたので、この点は想定内でした。ただ、当該ユニットのメンバーのPさんたちは、別に一斉企画をやらずとも法子に総選挙入れていただけたのでは?という指摘もあります。それもごもっとも。ただ企画をやるやらないで、どれだけ熱量もって法子に入れていただけるかは差が出うるかと思うので、企画を法子の定番ユニットでくんだところで意味はあったものと思います。
しかし、次年度以降ここは改善の余地があるなとも思います。ユニット一斉が法子P内で浸透したとするならば(この点フィードバック待ちたいですけど)、次回は法子と少し関係性が新しいユニット、関係性が薄いユニットに挑戦しても面白いかもしれません。
個人的に推すのは、「大阪出身」とか「13歳組」とかですね。ここらへんは普段P同士の絡みも薄いので、やってみると面白いかもです。ただ交渉大変そうですけど…。

第5章 全体的な総括

5-1.企画全体の盛り上がりなど

10企画打ってみての感想は「まぁこんなもんか」というところです。有難いことにどの企画も一定数の参加者がいらっしゃり、企画としては成り立ったかなと思っています。爆発的にたくさんの参加者がいたというほどでもなかったですが、3月末までそこまで盛り上がってなかったところを鑑みれば、十分盛りがってやれたのではないでしょうか。企画の各論で述べた通り、それぞれの企画で一定の効果が見込まれましたし。
このちょっと物足りない感は、法子P間のコミュニケーション(団結力と言われる部分)でまだまだ改善の余地があるためなのではないかと考えています。ここは企画云々の話にとどまらない話です。一人でもくもくイベント走って、投票して、企画参加して…だと個人として総選挙より盛りがっていけるかということです。もちろんそれでOKいけるという人もいると思いますし、それは良いと思います。
TwitterやDiscordなどで法子P同士で会話しながらイベント走ったり、企画のこと話したりなどの雑多なコミュニケーションが大事なのではないかなと思いました。それが企画をするにしても、総選挙全体的な観点でも盛り上がる素地を与えると考えています。故にのりこーどでその雰囲気作りができていないのは鯖管理人として痛恨の極みなのですが…。そういう意味では第8回の方が鯖も盛り上がっていましたね。本来定期的にボイチャを開けられたら…。ここだけ第9回上手くいかなかった部分です。

5-2.法子Pの活動を俯瞰してみて

先述しましたが、私として理想にしている組織・界隈は「ボトムアップ」です。一部の有力なPが企画や担当への解釈、みんなの投票行動に影響を与えるのではなく、一人一人のPからの声として企画のアイデアとかあげていったり、法子に関する発信をしていく状態ということです。一人一人の法子Pが「こうしたらベターだと思う事」「自分がやりたい事」を考え発信し、実際に行動に移していってもらえれば、今よりもきっと素敵な法子のプロデュースができると思います。
別にみんなで法子のツイートした人にファボで囲い込もうってわけじゃないです。そういう統制的行動ではなくて、スクショをあげたり、法子のあれやこれや設定やマル秘情報を投稿したりイラスト描いたりという各個人が「これだ」と思うものをそれぞれ進めていくということです。勿論その中にファボ爆撃も入りうると思いますけど。
これは総選挙期間のみならず、むしろ平時の活動から肝要になってくるのではないでしょうか。一人一人の草の根の活動を積み重ねていくことが、頑張りたいともしかしたら思っている他のPへの後押しになったりします。「自分はスクショしか上げることができない」「○○票しか入れられない弱小Pです」という方を何度も見かけます。いや、弱小ではないです。そういう方たち一人一人の存在が貴重だと思います。願わくば、何かやりたい・もっと頑張りたいということに勇気を出して挑戦してほしいし、これしかできないということでしたらそれに誇りをもって取り組んでほしいです。

そしてそういったP一人一人の活動や考え、声が積み重なって大きな取り組みや企画になっていくのが、私は最もふさわしいと思います。結局どれだけ企画を立ち上げても、法子Pが参加いただかなくては意味がないです。故に法子Pが何を求めていて、どうしたいかというところから、いろんな取り組みを設計したいです。

そして一点補足として。これは企画を進める上で口酸っぱく言ってたことですが、「企画参加は法子Pとて自由」であるということです。法子info、のりこーどという「集団」発の企画故に同調圧力を発してしまったのであれば恐縮ではあります。しかし、各個人Pはなにやろうと自由なわけですから、企画に乗るも反るもその人次第なわけです。

最後に。「ボトム」という単語を使いましたが、本来P間に「トップ」「ボトム」という階級は存在しえないはずです。平等であるべきですから。ちょっとほかにいい単語が思い浮かばなかったので、「ボトムアップ」という単語を便宜上使いました。

5-3.個人的所感

①総選挙を頑張りたいという法子Pへの環境づくり
②第8回総選挙までの取り組みの継続
③+αを作り出すこと
これを今年のスタンスとして総選挙の取り組みに挑みました。ある程度有言実行できたのではないかと思っています。仮に「継続」が制度疲労を起こしていても、「+α」がこけても、実際やってみなくては分からないわけですから。やってみて価値はあったと思います。あとは今後のデレの展開でどう法子にリターンがあるか、来年の総選挙でどう活かせるかですね。

ボトムアップの話を先ほどしました。今年は、昨年よりもダイマ募集に飛び込んでいっている人、交換投票を募集している人、イラストやスクショをあげている人、法子情報を発信している人など、先述の「草の根の活動」をしている方を多く見られました。本当に憧憬の限りです。私は普段毎日法子のスクショを投稿することを日課にしていたのですが、最近それがなかなか手が付かず。。。正直、企画たてる人より、こういうことを継続できる事の方が偉いと思ってます。こういう活動って、フィードバックが返ってきにくいものです。その中で「法子のために」というモチベーションのみで続けるのは至難の業です。やってきた人は正直自分を誇ってイイと思います。自分のFFは法子Pしかいないから、、、って言う人も、法子Pに自分の投稿を見せることで、「じゃあ自分もやってみよ」とかいうシナジーを与えうるものです。よっぽど公序良俗に反しない限り、法子にマイナスに働くことはないので、トライしてみてほしいなと一個人として希望します。

そしてできれば、できれば。私のように企画を打ってくれる人が法子Pで一人でも二人でも増えてほしいと思ってます。のりこーど内でアイデアを出して主体的に進めていくでもいいですし、別に鯖に入ってなくたってOKです。私や他の企画を打ってくれる法子Pの身に何かあったとき、何も企画が打てなくなることは私の懸念するところです。プロアクティブに周りを巻き込む人って、レベルとして難しく(私もちゃんとできてる自信ない)大変なのですが、故にこれができる方を渇望しています。

先ほど「企画に参加することは自由だ」と述べました。その通りです。でもこの発言をするたびに、何か参加者となりうるPを突き放していないかと不安になります。そういうつもりはないのですが、「一応企画たてたけど、企画に参加するかしないかはご勝手にど~ぞ~」みたいな印象を与えていないだろうかと思っちゃいます。強制力は絶対に持たせられない企画実施において、参加してくださいと頼むのはなかなか難しいです。強制じゃないと言いつつも、同調圧力をかけてしまってもダメなので、「伝え方」はいつも困っています。

そして、そもそも本書を書いた経緯「来年私が総選挙の企画やるか分からない」について。私自身の来年の身の上のこと、モチベーションなど不確定の要素が大きいからと述べました。それが一番大きいです。いや、来年も元気に企画たててるかもしれませんけどね。
それと同時に感じていることは、「私」という存在が法子への足枷になってやしないかということです。いやいや何を大げさなってとことでもあるかもなのですが。具体的に言いますと、私が企画打つより他の人がやったほうが拡散力もあるしベターなのではないか、私が打つから参加しないという人がいるのではないかということです。もちろん私が打つから参加していただける方も、もしかしたらいらっしゃるのかもしれません。
あとは、私とかがいるから企画を立てることに躊躇している人がいるのかもしれないということです。一言言っていただければ何も問題はない(極論一言もいらない)のですが、法子関連の企画立案が現状のりこーどが独占状態になっているとで躊躇してしまうのは理解できます。今の体制が、他の法子Pの企画立案などの活動を阻害している可能性です。
他にはDiscordのこと。最近ボイチャできていません。これが原因で先述の「法子P間のコミュニケーション」に課題が残ったと考えています。基本的にのりこーどのボイチャを主催して管理人である以上、思うところはあります。私自身のトーク力の限界かなと思うのですが、なかなか盛り上げるの苦労してます。この点、私が管理人やってるからこういう結果になっていくのであれば、いっそ管理人を退任するとか、誰か別の人に鯖を作り直してもらうのもありなのかなとうっすら考えています。
このような想いがありながらも、今回私が企画を打たせていただくほうが総合的に法子のためになると思い、各種企画を打たせていただきました。が、これよりも法子のためになる「人」「やり方」があり、私の「企画などで法子を盛り上げたい」というモチベーションがそれよりも上回るのであれば、私は退いてもいいのかなと思ってます。
そういう可能性も考えて本書の筆を執りました。

5-4.さいごに

今回第9回シンデレラガール総選挙で法子に投票してくれた方々、ありがとうございました。そして、企画に参加いただいた方々、ありがとうございました。色々進めていく中で、不満もあったことと思いますが、付き合っていただき感謝の念に堪えません。
ひとえに、「法子を圏内に入れたい」「法子のソロ曲を聴きたい」という想いから法子Pとしての活動を行い3年になります。色々な方にお世話になりながら、諸活動を進められました。今後のことは全く分かりませんが、楽しく法子P・デレマスPできたらなと思ってます。結局本業とかぬかしてますけど、年何十万も払う「プロデュース体験ゲーム」という趣味ですからね。副業と同じ辛さばかり感じてても大変です。そこは自分の気持ちと向き合いながら楽しく、無理のない範囲でやっていきたいです。
また、本書において不快な思いをされた方がいらっしゃいましたら、この場でお詫びいたします。申し訳ございません。企画参加者・法子P・他Pに対してはリスペクトをもっているのは嘘偽りのないところですが、配慮が欠けた表現がありましたらばお詫びいたします。


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