【Epilogue】それぞれの、Sunnyの先へ。

#32

成田ゆめ牧場での撮影の後も、写真集プロジェクトは続いた。

まみーごはその後、コミュニティメンバーのおとさんこと乙川匡さんの紹介でカメラマンの坂井 悠佳さんによる新潟での撮影、そして大阪で再びこみーによる撮影を敢行した。

写真集のインタビューパートでまみーご本人も語っているが、撮影を経るごとに、彼女の表情や魅せ方は洗練され、自信を感じさせるものになっていった。

こみーは大阪での撮影時に再びまみーごへのインタビューを行い、すべての撮影を終えた後は、写真の選定や文章、レイアウト作成に取り掛かった。
その様子を「最近は一日中まみーごの写真を眺めている」と話していた。

わたしはクラファンの事務局として頂いた支援の状況を管理したり、冊子の文章チェックなどの補佐的な部分を担った。

そして、写真集「Sunny」は、当初10月10日(おてんとうさまの日)にリリース予定だったが、紆余曲折を経て11月3日(いいSunの日)にリリースされ、クラファンで支援いただいた方々の元へ届けられた。

#33

いかにも「無理やりまとめた」ようなまとめ方だと思われるかもしれない。
わたし自身、その自覚はある。ものすごく、ある。

成田ゆめ牧場での撮影以降も珍エピソードが生まれ、メッセンジャーグループでは、3人ならではのかけ合いが繰り広げられた。
それと同時に、誰も予想だにしなかった困難や、勢いで走ってきたぶん当初は見えていなかった課題、真剣だからこその葛藤や衝突をも経てきた。
そういったものをすべて越えて、写真集「Sunny」は完成した。

今のわたしに、それらを事細かに書くのは難しいと感じた。
「書きたくない」、「書けない」、「書く必要がない」、そのどれもが当てはまるし、ピッタリその通りとも言えない。それらが重なるベン図の中心に立っているような状態だ。

今書かないということは、今後も書くことはないかもしれない。
あるいは何かの拍子に思い出して、突発的に語りたくなるかもしれない。

先のことは分からない。
ただ、写真集制作という共通の目的のもと、まみーご、こみーと3人でひたすら走り続けた時間、事実は紛れもないものだ。

あのときの動きが、この先どこで何と繋がるか分からない。
だから人生は面白い。そう信じている。

このnoteも、Episode7以降、更新が滞ってしまった。
そのまま永久に放置することもできたが、それはしたくなかった。
時間を前に進める、そのタイミングをずっと伺っていた。

そして今日、3月2日。
Sunnyの物語を締めくくるのに、これ以上のタイミングはないと思った。

まみーご、こみーと必死に走った時間は宝物だ。
2人との関わり方が今後どうなるにせよ、わたしは2人に心から幸せになってほしいと願っているし、最大級のありがとうを伝えたい。

そして、このプロジェクトに様々な形で携わっていただいたり、このnoteを読んでくださった方々にも、同じく感謝の気持ちを伝えたい。
ありがとうございました。

Sunnyのその先も、燦々(さんさん)と太陽が降り注ぐ日々が続くことを願って。

2023年3月2日
小野寺綾香(あーりん)

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