ある絵師がお絵描きアプリとケンカしてた頃の話
この記事は『画力向上のための、お絵描きアプリとの付き合い方について』というデジタルイラスト初心者へむけた内容となっています。
さっそく結論から先にお伝えすると……
『お絵描きアプリ(の機能)はあなたの味方です! 上手に賢くアプリの機能を使って、素晴らしい作品をたくさん描いてください!』
……以上が伝わったのなら後の文章は読み飛ばしていただいて大丈夫なのですが、頑張って書いたので読んでいただけたのなら、めちゃくちゃ嬉しいです。
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改めて自己紹介をさせていただきます。
私はA.J.と申します。↓こんな感じのイラストを描いています。
私の作品はデジタルイラストがほとんどなので、作品制作にはお絵描きアプリが必須になります。これまで何年も使ってきましたが、そんな私もデジタル初心者だった頃があります。
その頃の私は、ペンツールと消しゴムツール、バケツツールぐらいしか使わずに描いていました。レイヤー機能も乗算で影を付けていたぐらいです。
これは初心者だったのでお絵描きアプリの使い方がわからなかったから、という理由もあったのですが本当は、
変形や定規、複製などの補助ツールを使うのが、ズルをしているような気がしていて「使うのが悪い」「上達の妨げになる」と思い込んでいたからです!
誰かに「補助ツールを使うのはよくない!」「アプリの機能を使うと上達の妨げになる!」と言われた訳でもないのに、なぜかそう信じ込んでいたんです。
……そして最悪なことに、この勘違いが私の上達の妨げになっていました。
〇絵の上達の仕方とは?
初心者が画力向上のために必要なのは、作品を生み出した量(数)だと私は思っています。
時々、イラストを描き始めたばかりなのに数ヶ月で驚くほど上達する方がいらっしゃいますよね? そんな方々の特徴は、とにかく発表(投稿)している作品数が多いことです。それ以外に無いんじゃないかと思っています。
お絵かきアプリの機能を使えば、一つの作品にかける時間を短縮できるので作品数を増すことができます。
『変形』なら大まかなバランスの調整。
『定規』なら綺麗な直線や曲線を描けます。
『複製』と『反転』を使えばバランスの取れた両眼を作れるでしょう。
これは、お絵描きアプリの機能ではありませんが、イラスト素材を使ってみてもいいでしょう。
こうしてお絵描きアプリと協力して、たくさん作品を生み出していけば、おのずと画力向上につながるという訳です……もちろん、一作品、一作品、本気で描き上げるのは大前提ですよ。
……私はどれだけの時間を無駄にしてきたのでしょう。うう、考えたくない。
ホント、初心者の自分に言ってやりたいです。「変なこだわりなんか捨てて、たくさん描いて、どんどんTwitterに投稿する! それが最も上達する方法だよ」ってね。
こんな私の失敗談ですが、読んでくれた人のお役に立てたのなら幸いです。
サポートいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。