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フリーレンウォーク
あまり無意味に人目を引きかねない題名は好ましくはないけれど、それでもこれはこうというほかないね。なんにだって誤解はつきものさ。
いくぞ大宮 pic.twitter.com/hgoaC31be5
— aizuk (@aizuk2) March 30, 2024
ずっと思っていたことがあるんだ。別にきちんと言葉に思い浮かべていたことではなくて、ただぼんやりとね。
夜通し歩いていたら、道を横切る前に立ち止まって、つい立ちながら寝てしまうね。そうこうしているうちに夜が明けて、次の国が見えてくる。
フライング川してた pic.twitter.com/rJr50gadI2
— aizuk (@aizuk2) March 30, 2024
ちょうどこんな風に川を越える頃には、いつのまにか夜が明けていて。本当は休みながら行くべきなんだけれど、別に10年かけて終着点を目指すわけでもない。
だから足裏が痺れようとも、脛に痛みが走ろうとも、ふくらはぎが重たくなってしまっても、それらの不具合が腰にまで伸びていても、つい歩いてしまうんだよね。しゃがむとそれだけで脚が全部つりそうになって驚いたよ。でも、そんなものだよ。
旅立ちから八時間後
— aizuk (@aizuk2) March 31, 2024
シターマ地方
新都市オーミャ pic.twitter.com/cyiP6iooTu
ほら、着いた。
六時間で着くと見込んでいたけれど、今回はちょっとニ時間くらい余計にかかってしまったね。まあ、旅に見込み違いはつきものさ。それより脚のケアをきちんと行うんだよ。明日も歩いていくのならね。
みんな忘れてしまったのかもしれないけど、昔はこうして旅をしていたものさ。それを思い出す旅、と考えると悪くないだろう? うん。ここは悪くないだろう。じゃあちょっと10年くらい滞在しようか。
冗談だよ。
さあ、まだまだ先は長いよ。行こう。
われわれが深淵を覗くとき、深淵もまたわれわれを覗いているのだ……