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学内通貨「Byacco」の使用感と今後期待すること


※この記事は一学生が思ったことを書いた記事となります。そのため、もしなにか間違っていることがあればコメントいただければ幸いです。

こんにちは、会津大学起業部に所属している会津大学生です。

今回は、うちの大学で先週くらいから始まっている学内通貨「Byacco」の使用感について書いていきたいと思います。

1.学内通貨「Byacco」とは?

この学内通貨「Byacco」の使用感について話す前に少し紹介をしたいと思います。

↑ByaccoのHP

株式会社ソラミツ、会津大学内で学食などを提供する有限会社スチューデント・ライフ・サポート、株式会社AiYUMUが提供しているサービスでByaccoは会津大学の学食などで使える電子決済サービスです。これで会津大学で使える決済手段が現金、プリペイドカードにもう一つ加わることになりました。

当初会津大内で開発されたオープンソースのブロックチェーンフレームワークのHyperledger irohaを使い、セキュリティーを高めているらしいです。

上の会津大学のHPにあるように実は3年くらい前に実証実験をしたりしていたようです。

2.学内通貨「Byacco」の機能

Byaccoの機能は大きく分けて2つです。

1.デジタル通貨の送金
2.デジタル通貨の受信

送金する場合は、後述する受信側で設定したQRを読み込むことで支払いをしたり、電話番号、またはアカウントIDで検索し送金することができます。

C2C間の送金の場合は手数料として1円多く取られる仕組みになっています。(まぁ、これが運営側の主な利益となっているのだと思います)

受信する場合は、IDなどを指定して送ってもらう方法とQR決済があります。

3.学内通貨「Byacco」の使用感

ここからは主に自分の主観に基づいたものになっています。

自分が使っていて思うメリットが3つ、デメリットが3つあります。

メリット
・プリペイドカードであった端数が出る問題がない
・財布要らず
・無くさない

デメリット
・使いづらい
・QR決済のため、時間がかかる
・チャージが5000円,10000円しかない

メリット

・プリペイドカードであった端数が出る問題がない
自分的にアプリの最大のメリットがこれです。
今までプリペイドカードだとお得になる商品があったため、プリエペイドカードで決済していたのですが、プリペイドカードだと残り数十円などが残り、モヤモヤしていました。
しかし、このByaccoの場合、何回でもチャージできるので、端数がでません。

・財布要らず
財布を忘れたとしても、このアプリがあれば買うことができます。もし財布を忘れたり財布の中にお金を入れるのを忘れたときのためにお金を入れとくのもありなのかもしれません。

・無くさない
プリペイドカードの場合、ぺらぺらの紙1枚のためなくすことがあるかもしれません(実際に友達は3000円くらい残っているのをなくしたことがあるらしい)。しかし、スマホであれば普段から使っているため、無くす確率はグッと小さいのではないでしょうか?

デメリット

・使いづらい

自分が使っていたときの感情の第一にこれがきていました。
ただ、これは人の惰性によるものと店舗側の手際の悪さがあるのだと思います。

人は何かから何かに移り変わるのがストレスになる生き物です。
そのため、惰性の部分は時間が解決してくれるのではないでしょうか?

手際の悪さは店舗側も、今までは現金とプリペイドカードだったためか、そこまで利用者がいないからなのかスタッフ用のアプリが入っているiPadを引き出しの中に入れているのが現状です。これは店舗側の問題であり、アプリ側の問題ではないと思っています。

・QR決済のため、時間がかかる
今までのプリペイドカードの場合、決済のステップは以下でした。

1.プリペイドカードがないのであればプリペイドを購入する。(5~遅くても10秒)
2.読み取り機に入れる(商品の値段計算中に終わる)
3.店員が値段を打ち込む(一瞬)
4.決済終了

しかし、アプリの場合は、以下のステップが必要です。
1.残金がなければ受信ボタンを押して、QRを表示する(10(アプリホーム画面から)~25秒(ホーム画面から))
2.店員が起動する(それなりにかかる。体感プリペイドカードであれば決済がもう終わって離れてるくらい)
3.店員が読み取る(数秒)
4.今度は自分が送信するために、店員側のQRを読み取る(店員がQRを準備するのにそれなりにかかる)
5.店員側で支払いを確認できたら終了

まじで、これだと混雑しているお昼時にはやれません。自分的にはこれは致命的だと思っています。もし、こういった人が増えれば並んでいる人もレジの人もストレスフルです。結果的に、学内通貨は嫌われ、使われなくなるのではないでしょうか。

解決策としては、既にPayPayなどにあるようにバーコードリーダーで決済や、おサイフケータイ対応ケータイであればFelicaが搭載されているはずなのでそういったものの読み取りでの決済とかですかね....これだと、時間の問題を解決しつつ、カメラのないスマホなどにも対応しているのでより使用できる人が増えることも期待できます。
学内通貨というからには最終的に学生証と結び付けて、学生証で決済できるといいですね...
ここは今後に期待するポイントですね。

・チャージが5000円,10000円しかない
今はセール中なので、4800円で5000円チャージ,9500円で10000円チャージできますが、店員に聞いたところ、5000円と10000円以外のチャージはやっていないらしい。
契約上そうなっているのか、それともSLSが現状そうしているだけなのかわかりませんが、これも結構困っています。
自分的にはこういったデジタルなものに高額な金額を入れたくない主義の人なので1000~3000円をチャージしつつ、やりくりしたいのですが、これだと不可能です。

もしこの記事がこのサービスのえらい人に届いて変わってくれることを願います。

まとめ

プリペイドカードの欠点は補えているかもしれないが、実際に支払う時のスピード感では大きく劣っているのが現状でここの解決が今後の学内通貨生命を大きく分けるポイントになり、期待する部分です。

また、デジタル通貨を高機能にしていくことでもっと利便性を上げていく必要があるのだと思います。

まだまだ、Byaccoは正式リリースしたばかりで、今後の展望に注目していきたいと思います。










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