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今日の初手 #1

テラフォーミングマーズの初手を考察する記事です
基本的にhttps://ssimeonoff.github.io/の初手生成で考察しますが、昨日たまたまマーズをしたので初回はそれで

プロモ無し動乱まで。ドラフトあり3人戦、筆者は2手番。

来たカード

マップ:エリシウム
コロニー:エウロパ・ケレス・タイタン・ミランダ・冥王星
世界的命題:(近)《選挙》 (遠)《スポンサーのあるプロジェクト》


初手

企業:《セプテン・トリブス》
プレリュード:《寄付》《火星産業体》
キープ:
大気スクープ/クマムシ/脱窒菌/保全指定渓谷/フレイヤ環境ドーム/
大気減圧遠征隊/過酸化物発電


色々

《寄付》-《セプテン・トリブス》で強く動けそうだったので企業は即決。
そうでなくてもトルゲを選ぶことはないでしょう。
《火星産業体》-《過酸化物発電》で交易用の3電力が見込めたのでもう1枚も決まりました。

生態学者がハンドで可能で、《スポンサーのあるプロジェクト》ともかみ合いそうだったので《クマムシ》《脱窒菌》《保全指定渓谷》もキープ。

初手の動きが代議員送り、コロニー建設、《過酸化物発電》くらいだったのでキープは広めにしました。
《大気スクープ》…単純にカードパワーを評価しています。
《フレイヤ環境ドーム》…上振れの強いカードなので、冥王星あり3人戦であることを考慮してピックしました。
《大気減圧遠征隊》…同様に上振れ出力考慮ですが、こちらはそこまで強くないので《飛行船》と交換で良かった気も。

やや拡大再生産が弱いものの、企業・プレリュードの相性が良くかなり強めの初手です。

結果・反省点

フォボログ-セプテン・トリブス-テラクターで、第1世代に全員が3電力を出す典型的なコロニー戦となりました。
生態学者のついでに低コストイベントをやたら引き伝説が転がってきたので、2称号を取りつつ《金星飛行船団》《抽出気球》から《成層圏の鳥》を早出ししかなり有利に立ち回っていたのですが、得点管理をミスり植物や《捕食獣》のアタックをテラクターに飛ばしてしまい、結果木星点化3枚を含む木星10枚を出したフォボログに6点差で負けて2位。

捕食獣3回+植物減らし+《空賊》で6点は詰めることが可能でタイブレーク勝ちまで持ってけるので、とりあえずアタック先ミスが無ければ勝てる状況でした。
誤認した理由としてはテラクターが《地球カタパルト》《反重力技術》《AIセントラル》を出しており手札も多めに抱えていたため終盤世代での得点行動が読めなかったこと、酸素先行の展開が原因でフォボログは盤面への投資を回収できておらず、木星を大分引けてもカード点は50点程度でその他の点数ソースは薄いのではないかと思っていたことがあります。
実際のところフォボログは《鳥類》《蟻》といったトークン点や《宇宙港コロニー》《地球エレベーター》《黎明市》といった木星外でのカード点がかなり多かった上第1・第2褒賞をいち早く抑えており、明らかに警戒するべきなのは木星点化集中による上振れでした。
またドラフトでは既に《金星飛行船団》《抽出気球》での金星開発を見せている段階で上家のフォボログから《成層圏の鳥》や《大気図制作者》が流れてきており、チタンでの強力な得点行動がキープされていることは十分警戒できる範囲でした。ここら辺はドラフトに不慣れだったことが原因。

自分の動きでは《分解者》をキープしなかったことも敗因です。早出しが可能だった上たまたま《生態系の研究》《高度な生態系》を後引きできたため、出していれば《空中ドック》軽減込みで7金5点程度の行動となっていました。
《生態系の研究》は結果論ではありますが《ウイルス・エンハンサ》は既に抱えており、結局終盤で動物・微生物を用いた得点行動をすることは明白だったため明らかにキープするべきでした。

また終盤に《巨大氷小惑星》がドラフトで見えたとき、カットのみして購入しなかったのは手痛いミスです。
大量のアクションを回していた関係で各世代終盤でソリティア可能だったのは自分のみであり、《最適化された空力ブレーキ》と《ワープ航法》で宇宙イベントを打ちやすい状態だったため最終世代直前でかなりTR先行が可能な状態でした。
《衝突体群》で発熱を構えながら他2人をハードパスさせ、他隕石を絡めて0℃の水撒き権を独占すること自体は出来たのですが、《巨大氷小惑星》を持っていれば世代最初から不意打ちでの9世代終了を意識した動きや、グローバルパラメータをほぼ上げ切ってから《赤き惑星党》を与党にし、最終世代での《テラフォーミング・ガニメデ》を咎める動きなど勝利に繋がる選択肢を増やせた気がします。
チタン産出が無く現金で打つことを嫌ったことや、アクションでのエンジン構築が済んでいたため世代継続の利益があると判断してのスルーでしたが、エリシウムはマップの構造上後撒き水域の利益が非常に大きく、宇宙軽減も含めて十分回収できる範囲でした。またエンジン構築を済ませていたとはいえフォボログ・テラクター共に終盤での拡大再生産行動が多く、世代継続の利益は全プレイヤー等価といえる状態でした。その中で自分(セプテン・トリブス)だけが早期終了の利益が大きかったという事実に気づけていなかったのは間違いなく実力不足です。

得点管理ミスは当然として、終了周りの意識が欠けていたのも反省すべき試合で、結果は至極当然。
もうちょい強くなります。

それでは。


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