おうちポケカの「ソトガワ」

〜アラフォー 3児の父が おうちポケカから外に飛び出してみた 2019年〜

こんばんは。じーぴーです。福島県の会津地方でポケモンカード イベントオーガナイザーとして活動している3児の父です。2019年、ポケカとの関わりで私の生活のいろんなことが変わりました。私の1年を振り返りつつ、おうちポケカの「ソトガワ」に何が見えたのかを書いてみたいと思います。

まえがき 私の生活とポケカ

20代で就職してからこれまで、仕事的には自分の実力をつけることや人脈を広げることに取り組み、土日もかなり仕事的活動(自主勉強会とか)に費やした。もちろん子育てもできるかぎり取り組み、趣味らしい趣味もなかったので自分の時間がないのも別に構わないと思ってた。

そんな生活を続けてきて、アラフォーになり、ある日のこと。趣味もなく時間を持て余している定年退職後の男性がいるとニュースを見て。

「あれ? オレ、このままじゃ人生つまんないかも」

ふと目についたのが、家にあったポケモンカード。数年前に子供たちの相手をしていて、その後は触ってなかった。これ、またやってみたらおもしろいかな、と思ってYoutubeの動画を見始めた。ちょうど2018年ポケカブームの前。子供たちに500円スタートデッキを買っていき、一緒にやろうぜとこちらからけしかけて。

ポケカブームが到来し、パックを買いたくても買えない時期。その時期は手に入ったカードで息子たちと遊んでいた。

けど、それでは物足りなくなってきた。私が。

動画を見て、強そうなデッキを作って息子と勝負する、こちらが一方的に勝つことが続く。息子はやる気をなくす。

せっかく作ったデッキ、どこかで対戦してみたい。ネットで検索すると公式ホームページにイベント紹介が。福島市や郡山市では自主的なイベントが行われているよう。でもアラフォーおじさんがポケカのイベントに行くなんて恥ずかしいし、新しい人間関係作るのもなんか気が重い。

そんな悶々とした時期が半年くらいあっただろうか。誰かと対戦してみたいという思いは持ち続けていた。

2019春 イベントに行ってみた

3月のある日曜日、仕事で福島市に行くことになり、ふとあるページを思い出した。「うんざり会」

その日の仕事は昼過ぎで終わり。うんざり会は夕方までやっているようだった。私はデッキを2つ持ち、家を出た。

うんざり会は楽しかった。Twitterで主宰のH2さんに「初めてなんですが参加させてください」とメッセージ。「ぜひぜひ!」とお返事をもらい、ホッとしつつも緊張して会場へ。その日はうんざりジャンボという企画で、手が空いたプレイヤーをどんどん運営がマッチングしていき、知らない人ともたくさん対戦するという形式。その場で初めて会う人との対戦の経験なんてなかったから、ルールミスでご迷惑をかけつつ8戦、2勝6敗。1日でこんなにバトルしたの初めてで、全然勝てなかったけどすごく楽しかった

その後も日曜日に時間を見つけてうんざり会へ。参加者のみんなが和気あいあいとプレイしたり、話したり、お菓子食べたり。最初は名前と顔も一致しないし、何喋ったらいいかわからなかったけど、手が空いていそうな人に「もしよかったら対戦お願いできますか?」と自分から言えれば知り合いになれた。仕事絡みではない人たちとの交流が新鮮だった。

自分がイベントに行って楽しかったので、息子たちに「ポケカのイベント行ってみる?」と話を振ってみたら「行ってみたい!」と。でもスポーツ少年団で土日練習があるのでうんざり会や近場のイベントに連れて行くこともできず。

5月の連休でスケジュールがたまたま合ったので、仙台のカードショップでの「ポケカの日」に行ってみることに。ただ、いくら私とやっているからといって、息子たちがカードショップの大会に出て大丈夫なのだろうかお兄さんたちが怖くてビビっちゃうんじゃないだろうかとすごい不安で。でも「ポケカの日」は勝ち負けを争うようなイベントではなさそうだなぁと思って。

長男・次男・私の3人出場、長男 1勝2敗、次男 2勝1敗、私 1勝2敗。私の1勝は初心者の小学低学年の子、私が一番弱い(笑)。息子たちは家や友達の見たことあるデッキじゃなく、その場で会った人のデッキと戦っていくのが新鮮で、大人とも互角に戦えたのが楽しかったと充実した表情で仙台から帰宅。

その後、息子たちとの会話にポケカの話が加わった。新しいカードが出た、このデッキにあれを入れてみたらどうか、あのデッキ直したから対戦しよう。以前ももちろん息子たちと会話していたけど、一緒に楽しめるものがあるって楽しいって思えた。

このPV、見るたびに涙腺緩む。共感しちゃって。

2019夏 オーガナイザー試験を受けてみた

相変わらずスポーツ少年団で忙しい息子たち。私は仕事で福島市に行くときを見計らってうんざり会に顔を出し、自分の趣味としてのポケカを楽しんでいた。

うんざり会に行くたび、みんなが和気あいあいと好きなように楽しんでいる様子を見て毎回思っていた。

「こんな集まりが会津にもあったらいいなぁ」

H2さんには「会津版うんざり会つくっちゃえばいいんじゃないですか?」とけしかけられつつ、やってみてもいいかなぁ、子供たちが安心してポケカで遊べる場があったらいいなぁ、そう思うようになってきた。

そんな中見つけた、公認ジャッジ・イベントオーガナイザー試験開催のお知らせ。会津では自主的なイベントは見つからず、この際自分でイベントやってみちゃおうかな、と思い切って申し込み。せっかくだからと公認ジャッジの資格も合わせて申し込み、試験勉強。ルールブックを読み込み、テキストの理屈を覚えていく。無事合格

受験後にふと顔を出したうんざり会では、福島・郡山の新旧オーガナイザーさんたちに声をかけてもらい、今後協力していきましょう! と仲間に入れてもらう。自分がイベントに参加していって、公認試験も受けたことで私を認識してくれる人が増え人脈が一気に広がった感じがした。

2019秋 自主イベントを企画してみた

イベントやりたいなぁと思っていたけれど、1人でやるのは大変だなぁと思い、会津にもイベントオーガナイザーがいるとの噂を聞いていたけれど、どこのどなたなのかがわからないでいた。

すると、Twitter経由で連絡をもらえた。会津にいる者同士、協力してイベントやりませんか?と提案してもらい、この際だから本格的にやってみよう、ということで企画したのが「會津白虎杯」

白虎杯を企画した詳しいあらすじはこちら。

また、もともとの動機だった「こどもが安心して遊べるポケカイベントを開きたい」は独自企画として「マミヤタウン交流会」として開催した。

自分が企画・運営したらどうなったか。知り合いがめちゃくちゃ増えた。向こうから声をかけてもらえるようにまで。先日、あるリサイクルショップでストレージを漁っていたら「あれ、じーぴーさんですよね?」と声をかけてもらった。あるジムバトルに行ったら「じーぴーさん、この店のバトル参加の申し込み名はハンドルネームじゃなくて本名ですよ」と教えてもらえるくらいに。

仕事以外で、アラフォーの私が10代〜20代の人たちと共通の話題で話せるってすごく新鮮で。みんなは「企画・運営ありがとうございます」ってねぎらってくれるけれど、こうやって私と交流してもらってることで、それに余りあるお返しを頂いてます。

あとがき これから

紅白歌合戦をらじる・らじるで聴きながらこのnoteを書いているわけですが、2020年も引き続きポケカに関わっていきます。ポケカにもいろんな楽しみ方があります。ガチもエンジョイも、それぞれ楽しみ方が違ってもお互いを尊重する雰囲気をつくっていけたら。当面はこのエリアで少ない「こども・初心者向け」「本格的大会」の2つに取り組んでいきたいと思います。

あと、自分のプレイレベルの向上もね。

最近、ポケカめっちゃ楽しいっす。

長文お読みいただきありがとうございました!
2020年もどうぞ、私とお付き合いいただければうれしいです。

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