焦り

大学生のころ、親に無理を言ってイギリスに一ヶ月語学留学させてもらった。

一カ月なんて意味あるの?

もっと長くいかなきゃ意味ないんじゃない?

羨ましいな〜私も海外行きたい

周囲からはいろんな声が聞こえてきた。

高校時代、野球ばかりやっていてろくに英語の勉強なんてしなかった。

だから大学時代は英語ができないことにようなまでに焦りを感じ猛勉強していた。

時間に余裕があるときに英語漬けの日々を送りたいとイギリス行きを決めた。

現地の語学学校では日本人は何人かいた彼らは私よりも高い大学の学生ばかりどちらかと言うと息抜きのために海外に来ていたと言う印象を受ける。

そんな無理して勉強しなくていいんじゃない?
真面目すぎない?

そんな言葉が周囲から聞こえてくる。
彼らはもちろん私よりも勉強ができ英語もしゃべれた。余計に焦りイギリスにいながらも楽しむと言うよりは焦りを感じでいた。

この話を妻に話したところ東京と地方の学生で海外留学へのモチベーションも違うんじゃないと言う意見をもらった。

私は関西の地方出身の学生。
現地の語学学校に出会ったのは東京生まれ東京育ち東京の大学に通う学生ばかりだった。

東京の暮らしを続けている人にとって親の目が離れられない何物でもない自分になれないそんな鬱屈した気分も海外にはらすそういう目的で来ている人もいたのではないか。

当時はそんなこともわからずなんで真面目に勉強しないんだろうと鼻息荒くペンを握り締めていたことを思い返した。

目的なんて人それぞれ周囲に対してイライラするのはちょっと変かもしれないそれは今の仕事でも言えるのではないだろうか働く目的成し遂げたい事は人それぞれ。

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