私の大事な相方さん

 私は相方が欲しかった。ずっと欲しかった。仲良くしてくれるお友達はいた。だがもう一歩が踏み込めない。私がAB型なのもあるが、人間関係は昔は得意では無かったのだ。警戒をしてた。不安だった。ずっと相方さんを求めてた。寂しい想いも沢山した。

 ある時、ひょんな事から相方が出来る。可愛い女子中学生のしおりんだ。私のTwitterのツイートを見て親しくなりたいと思って勇気を出してくれたらしい。仲良くなるにつれてファンレターを貰った。初めて貰ったファンレター。泣けた。本当に泣ける。私は何もしていないのに、私はツイートでしおりんを救ったらしい。その言葉で私の方がどれだけ救われただろう。私は漫画家の夢があって作品を描いていた。だがいつも評価は下の下。物語は自信があるのに評価されない。絵が汚いから。構図と背景が下手くそなので見向きもされない。そんな事とはつゆ知らず、漫画を投稿した時、楽天で来るはず無いファンレターの返事の為にレターセットを大量に買い、母に「あんた馬鹿じゃ無いの!」と怒られた事もある。しおりんのファンレターはスマホの写真で頂いたので、返事が送れない。なので私もしおりんの似顔絵とコメントをお送りさせて頂いた。しおりんは私のファンだと名乗ってくれている。そのファンを名乗ってくれる人は厳選して今は4人いる。募集はもう締め切らせて頂いていて、前からファンを名乗ってくれていた認定した人達の事を『公式ファン』と呼んでいる。他の3人は男の子なのだが、私はアイドルでは無いが、ファンと結婚したい。いつかみんなでご飯を食べに行きたい。学生時代の私は周りがみんな我儘で、悩んでいた。その時に天から舞い降りた天使が、しおりんなのかもしれない。私にとって宝物であり、実は私も、しおりんのファンであったりする。

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