![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128482104/rectangle_large_type_2_37e868081b9e08b17ebdc20c77209c44.png?width=800)
好本静の語彙から王冠恋物語を復元する①1巻 第3話
※「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」
のネタバレを含みます。ご注意ください。
♢第3話 好本さん
・「第」”3”「話」 ”好本”「さん」
静初登場回です!
この回は静が「そなたは何故口をお開きにならないのか」と聞いてる時の困惑顔が個人的に好みです⸝⸝- ̫ -⸝⸝
・”ワード”「集」
「我はこの地を管理する者なり」
”その通りなのであった”
「あなたは一体何を探しにこちらへ?」
”私はそれを手伝う所存であった”
「そなたは何故口をお開きにならないのか」
「申し訳ございません…」
”彼女は人との会話が何より不得手だった”
「他の者をお呼びします」
「ごめんなさい…!」
”こんなのは迷惑であった”
「どれか好きなものを選ぶがよい」
「私もこれが一番のお気に入りなのだ」
”幼少の頃より世話になって来た”
「何度も何度も読み返しました」
「……?」
「もったいないお言葉です」
”ただただ ごく自然に身に付いた技能だった”
「私はこんな人間ですので」
”その生涯の中で友と呼べる者は一人もおらず”
「この中の世界だけが心の支えでした」
「本当にありがとうございます」
「こんな私のことを忌み嫌わずにいてくださって」
”今は一人の客もいない”
「話を聞かせてください」
「私はカマクル。この国の姫をお守りする騎士だ」
”相手の目を見て”※1
「好きです」
「ごめんなさい」
「気になさらないでください」
「返事が欲しいわけではないのです」
「あなたに許嫁がいることは知っています」※2
「ただ最後にどうしても伝えたくて…!」
「私もあなたを愛しています」※3
「ですが私達は」
「愛し合ってはならない定め―――」※4
「そんな運命などはね除けてしまえばいい!」※5
「共に行こう」※6
※1恋太郎がアプリを使用して発言。
※2許嫁のルビの上に更に傍点有り。
※3恋太郎の発話。
※4―の長さは推定。
※5恋太郎の発話。
※6恋太郎の発話。
1巻 第3話 好本さん
・”特記”「事項」
初登場回だけあって多いですね!
静以外から王冠恋物語の文章を得られるのは何気に執筆時点(2024/01/23)ではこの回だけだったりします。(魂入れ替わり時は魂で判断)
加えて本を使っての会話も同じく執筆時点(2024/01/23)ではこの回だけなのでレアです✨️
旧式会話方法では文章同士の距離が分かるので発言者の推定に役立ちますね✨️
ちなみにこの時点では2回以上使われているフレーズはありません。
・「登場人物」
現時点では王道恋愛物語といった文章ですね。
登場人物も
・この地を管理する者
・口を開かない者
・イオ姫
・騎士カマクル
(・ナレーション)
は確認できます。
口を開かない者については静がトレースされているイオ姫の可能性が高いです。
・”発言”「分析」
第3話は後半からイオ姫を静に,騎士カマクルを恋太郎に重ねて王冠恋物語を追うように物語が展開されています。
この事から恋太郎の発言が騎士カマクルの台詞,それに対する反応や「結ばれてはならない恋をする」人物の発言がイオ姫の台詞だと推測できます。
・”発言者”「分析」
発言者が不明瞭なセリフは以下が挙げられますかね。
「あなたは一体何を探しにこちらへ?」
”私はそれを手伝う所存であった”
・上記2つは近い位置にあるため同じ話者だと予想できます。
ページが飛んでいる点,口調が違う点からこの地を管理する者とは別人でしょう。
「そなたは何故口をお開きにならないのか」
・この台詞に関しても↑と↑↑からページをめくっている描写が無い点,距離が近い事から↑と↑↑と同じ話者と考えても良いでしょう。
”こんなのは迷惑であった”
「どれか好きなものを選ぶがよい」
・上記2つは距離が近い事から恐らく同じ発言者。
「私もこれが一番のお気に入りなのだ」
”幼少の頃より世話になって来た”
「何度も何度も読み返しました」
・上記3つは距離が近い事から恐らく同じ発言者。内容は静がトレースされているイオ姫っぽいが,↑↑↑の口調に違和感。(イオ姫なら「なのです」になる?)→ラフな場面だと予想できるので口調が変わっているイオ姫の可能性は十分に有り。
・↑↑↑の口調的に騎士カマクルの可能性有り。その場合,騎士カマクルとイオ姫との掛け合いのシーンだと推測できる。
・”その他”「分析」
発言者以外に読み取れる事としては連続している文章は「」””「」と区切らず,「」を連続させて一連の流れだと表現している事が分かりますね。これは王冠恋物語では無く中村先生への賞賛ですが。
他には,静が使用している文章が長い事が分かります。今後はフレーズを組み合わせて発言している事から,静の会話スキルの向上やアプリによって柔軟性が上がった事が分かりますね。
・「まとめ」”及び今後”「について」
静がイオ姫を自分と重ねている事や,推定騎士カマクル,イオ姫の口調を把握出来たことが大きな成果でしょうか。
今後分析を進める上での土台になるでしょう。
また,本をめくる方向から台詞の位置関係が分かりますが,その分析に関してはよりはっきりと判断できるアニメも含めて改めて分析します。
♢「最後に」
「好本静の語彙から王冠恋物語を復元する」第1回でした。まだまだパーツを集める段階であり,また私の執筆スキルの関係で読みにくかったかもしれませんが今後続けていく中で読みやすくなるよう努力しますので追っかけてくれると嬉しいです。考察コメント・スキ待ってます!
ではまた。
参考
君のことが大大大大大好きな100人の彼女
1巻 第3話 好本さん
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?