新譜を聴こうの会「狂おしいほど透明な日々に」
旧譜を聴こうの会、結局一回しかやれんかったな。当たり前に聞いてはいたんですけどね、感じたことを書くのって結構体力使うので(言い訳)
さて!やっと出たー!新譜!!
狂おしいほど透明な日々に
ジャケよすぎなんよ
時速のジャケ及びキシカイセイくんのアートワーク全部好きだけどね、こりゃ〜過去一ってくらい好きだね。
CDだけ青と白反転させててさ、マジでかっこいい。
音源聞く前にジャケから受けた印象こんな感じ。うまく言えてなさすぎ
時速のジャケはポップでありながらなんとなくもの悲しい、切ない気持ちになるから不思議です
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ブルー
うーんやはり最初の一節で心惹かれるよねぇ
ライブ映像見てても思ったんだけどこの曲まじでかっこいいかもしれん。まだライブの練度が追いついてない感あるけどそれ追いついたら七月七日みたいに全員をアゲつつカッコよくなりそう。
と、思ったけど2番の「永遠にかける⤴︎萎える⤴︎クソ食らえる⤴︎」のところとかオギノの「期待してくれたっていいぜ少年少女」のところはすでにライブの方が気持ちいいな。いやーこれからが楽しみになる曲ですね〜!わたしは誰。
わたしはオギノの、自分は凡人だとか別に俺じゃなくてもいいだとか言うところが嫌いだが、彼は「悲しさ」とか「苦しみ」とかそういうものがないとバンドマン、つまり一段高いところから人に何かを歌う資格なんてないと思い込んでいるのかもしれないと思った。あるいは自分のアイデンティティが「苦悩」だと思い込んでいるのかもしれない。
そんなわざわざ苦悩を探して紡いでパフォーマンスするようなことはしない方がいい、そんなものなくたって満たされた生活を送れることはわかっていながらも、それありきで「素晴らしい日々」だと思いたい、苦悩の存在への不信感ごと肯定したい、という人なのかもしれない。知らんけど。
そんなことを考えながら聞いたここの歌詞、わたしのオギノへの祈りそのままで涙が出た
かげろう
かげろうね、正直あんまり言うことないね
ギターめっちゃカッコええなと思うけどね
これはとても共感した。わかる。(薄い感想)
仲川慎之介、こういう、日々の中でふわっと思いついては通り過ぎるような小さい妄想や感情を拾い上げるのがうまい。
時速は「生活を歌う」とよく言われてるけれどそれって飯を食うとか風呂に入るとか人と話すとかそういうイベントの情景ではなくて、ニンゲンとして心を持って息をしていることに改めて気づかせてくれるような、芯の部分を支えてくれる音楽なのでこれだけ多くの人の拠り所になっているのだろうと思う。うまく言えんな
助かる時はいつだって
サビ入るところめっちゃ好き
間奏のトゥクットゥクッ…てのいいな。なんだこれ。
この曲なんかメロディ好きなんだよなぁ
しかし現段階でわたしがこじつけキモ考察できることはありません。言えることが少ないですが結構好きです。
オギノらしい曲だなと思う。オギノの「パワー❕」の部分
Cakewalk
最初聞いた時本当に「なにこれェ…?」になった。
こんなバカデカラブソング全国放送していいのか、ダメだろ。前回ラブソングが出た時も「あまァ…」になったけどその比ではない。
くだらない感想の抱き方しかできなくて申し訳ないが、仲川慎之介ガチ恋勢として、仲川さんにこんなバカデカラブソングを書かせた人がいると思うとまじで醜いレベルで嫉妬するけどそのバカデカ愛の形がわたしが仲川さんを思うそれと同じで、それなら良いというか勝てないというか、そんなんアリかよ〜とずるずるしゃがみ込んでしまった
全部わたしも思ってることだもん〜〜〜ウワーーン
でも、この曲を聞いてわたしはもちろん他のファンの人たちもこのバカデカ愛を「綺麗」とか「素敵」と感じたのを受けて、わたしの愛だって美しいかも。と思えるわけです。
相手が仲川さんだからややこしいことになってしまっているが、誰しも恋すると不安になったり自分の抱える愛のデカさに嫌気がさしたりするじゃん。そういうときに寄り添ってくれる曲だよね。めちゃくちゃ好きです
シャイニング
個人的にとても大切な曲です。…まあ、この曲好きな人みんな個人的に大切にしてると思うけど
わたしはどうしても元彼くんを思い浮かべる曲になりました。詳しくは少し前のnoteを読んでくれたら嬉しい(宣伝)
わたしが彼に言いたかったけど言えなかった言葉で、初めて聞いた時本当にボロボロと涙が出た。すごくすごく救われた。
しかし弾き語りで聞いた時の印象と比べてかなり明るい曲調に仕上がったな、と思う。言葉が難しいけど悪い意味ではなく、高いところから応援するバンドになったなぁと思った。
ヒーローですね
stars
いやこれ本当いい曲なんだよな
好きすぎてシングルで出てからずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと聴いてたので実はもう飽きたまであった。正直、ライブでやってくれても「またかよ…」って思うくらい飽きてた。すまん。
ということでしばらく避けてたんだけど、久しぶりに聞くとマジでいい曲だ。ほらーまたこれで鬼リピして飽きちゃうじゃん、やめてよ
仲川さん「おやすみ」って言うのが嫌いだ(寂しいから)って言ってたのにおやすみの歌を書いたんだなと不思議に思っていたんだが、いつかの弾き語りかインスタライブかで「いいライブをしたり、人と会って楽しかったりするとよく眠れる。その一日に満足したら眠れるんだ。それが本当のおやすみだなぁ」(超うろ覚えなので捏造込みかもしれん)みたいなことを言っているのを聞いてめちゃくちゃ腑に落ちたんですよね。
わたしも当時全然眠れなくて、それがなんでかわからなかったけど本当のおやすみがないからだ!とすごく納得して、それ以来この曲がわたしの子守唄になりました。
あとこの曲、森絵都のつきのふねと似てるというかつきのふねが映画化するとしたら主題歌はstarsがいいな、という感じじゃないですか?つきのふね読んでる人がいなくて共感者に出会ったことがない。読んでください、めちゃいいよ
化石
いやなんだこれ………
まず音源のクオリティ段違いじゃない???
えーーーーーー良すぎる
ちょっとこれ、新譜の中では最もキモ考察できる曲だろうと思ってたんですがそんなことするまでもなく1番いいです。
仲川さんの声もなんだこれ、泣きそうじゃん、泣いてる?
歌声も鳴ってる音も全部全部優しくて切なくてたまらない、なんだこれェ、、、
うわぁ最後ノイズになるのめちゃくちゃいいやんけ…
え、音源のクオリティ段違いじゃない??(2回目)
「まだ俺になる前の俺に」ではスーパーソニックと死ななきゃ日々は続くが対になっていて、「輝きの中に立っている」では光とサテライトが対になっていた。どちらも仲川慎之介の内面や強がりが見える曲だと思っていて、オギノのそういう部分が見えることってあんまりなかった。
オギノはいっつもなにかに怒ってて激しくて、たまにやるせなさに襲われたりしてたけどそれも過ぎてみれば「うじうじしてんじゃねえよ」と笑えるようなものだった。(本人がどう思ってるかは知らないけど、少なくともわたしはそんなオギノに励まされていた)
しかしこの曲、痛々しいくらいの本音でしょう?それも時速36kmの「オギノテツ」としての心の有り様じゃないですか?
今回はブルーと化石が対になっているなと思う。だからこの曲を聞いて思うことはブルーで書いたことと変わらないけど、いつもステージで光を浴びている彼がひとり部屋の隅っこで三角座りしている姿を見たようで心が締め付けられた。
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愛で満ちたアルバムのようで、実は結構暗いかもしれない。
(今からムズムズするようなこじつけ考察を言いますよ)
「俺」として輝きの中に立った時見えた透明な日々を歌ったアルバムだと思っているのだけど (はい〜ムズムズ)、その光を浴びながら何を見つめたか、というところに仲川さんとオギノの根本的な違いが見える。
輝きの中に立っているで仲川慎之介がやっていたことを今回オギノがやっている感じがするかもな。ヒーロー活動と生活のギャップ、それに対する葛藤、覚悟、みたいな。(本人たちはヒーロー活動だなんて思ってないでしょうけどね。簡単に言うと。)
とことん人間臭くて好きだなぁと思う。
彼らの作品はちゃんとフェーズを感じるから聴いていて楽しい。次はどんな音楽を聴かせてくれるのでしょう
総じて、
人や自分を大切に思う気持ちを大切にしていいんだよ、と言ってくれるようなアルバムだった。
人(と自分)を想うことは絶対に無駄じゃないと、半ば祈るように歌われた作品だと思いました。
ずっとお守りになる一枚だな、と考えた時やっぱりアートワークの素晴らしさに立ち返る。心臓。
決して新しい概念などではなく、そんなことはずっとここにあったんだぜ、どんな人でも生まれた時から一緒に生きてたものなんだぜ、みたいな気持ちにさせられるじゃない?
なんだかもう……知れてよかったなって思うよ
強くて優しいお守りをありがとう!大切に聴きます
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