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【競馬コラム003】ダービーオーナー(2023/05/26)

どうもアイウエくんです!
毎週金曜は予想から少し離れて競馬コラムを書いており、今回3回目となります。今後の競馬予想にも繋げられるような記事となるようにテーマを色々考えながら執筆できればと思っています!
日曜メイン予想の合間ということで全く違うテーマのコラムでもよいかと思いましたが、今週はなんといってもダービーweekということで予想にもつながるテーマにしたいと思います。

タイトルの通り、今回のテーマは「ダービーオーナー」です。
1年に1度の特別なレースである日本ダービー。同世代の頂点を決めるこの舞台は主役の競走馬にスポットがあたりがちですが、主役は彼らだけではありません。今回は別の主役、馬主(オーナー)にスポットを当て執筆していきたいと思います。

ダービーを制することの意義

ダービー馬のオーナーになることは
一国の宰相になることよりも難しい(英チャーチル元首相)

こんな例えがされるほどダービーは特別なもの。これは日本だけでなく海外でも同様です。日本では「全ホースマンの夢」とも言われるダービー制覇。騎手、調教師、生産者、牧場関係者など誰しもが夢見るこの舞台は本当に特別な舞台であり、一度はその栄光を掴みたいと競馬関係者は願います。その中でも馬主にとっては先の例えでもあげられるようにダービーは他のどのレースよりも特別なレースであり、この称号を得ることが最大目標という馬主も数多くいると思います。

それは現実世界から離れ、ゲームの世界でも。
競走馬育成シミュレーションゲーム『ダービースタリオン』。昔から愛されたこのゲームで競馬という面白さに惹かれ、競馬ファンになった方も少なくないはずです。(私もその一人です)
このダービースタリオンのエンディング条件がダービー親子2代制覇。これが想像以上に難しいという話はさておき(笑)、それだけダービーを勝つということは特別なことなのです。

過去20年のダービーオーナー

そんな誰もが夢見るダービー。そのオーナーになった顔ぶれを2003年~2022年までの20年間振り返ります。

2022年 キーファーズ(松島正昭氏)
2021年 サンデーレーシング
2020年 前田晋二氏
2019年 猪熊広次氏
2018年 金子真人ホールディングス
2017年 キャロットファーム
2016年 金子真人ホールディングス
2015年 サンデーレーシング
2014年 前田幸治氏
2013年 前田晋二氏
2012年 サンデーレーシング
2011年 サンデーレーシング
2010年 平井豊光氏
2009年 久米田正明氏
2008年 深見敏男氏
2007年 谷水雄三氏
2006年 松本好雄氏
2005年 金子真人氏
2004年 金子真人氏
2003年 社台レースホース

このそうそうたる顔ぶれ。まさにダービーオーナーの名に相応しい方々ばかりであり、金子真人オーナーに至っては過去4度制覇という異次元の記録を打ち立てています。

ここで注目したい点。それは過去20年を振り返ると見えてきますが、20年のうち実に14回にわたり個人馬主がダービー制覇をしているということです。そして先ほども述べた通り、競馬界の超大物馬主ばかりであるという点です。馬主にとってダービーは他のどんなレースよりも是が非でも勝ちたいレースであるのは間違いないのですが、誰でもその栄光を掴むことができるわけではないということには注意が必要です。

そしてもう一つ注目したい点。それは2011年からのクラブ馬主の台頭です。直近5年ではサンデーRが一昨年に勝っただけではありますが、2010年代からダービーオーナーの顔ぶれが徐々に変わってきていると感じ取れます。

ここからは考察なのですが、その要因の一つに優勝賞金の変遷が理由にあるのでは、と推測します。というのもダービーの賞金額は2012年までは1億5000万円だったのですが、2013年以降は2億円に跳ね上がり、ダービーオーナーという名誉はもちろんなのですがその賞金額もかなり大きなものになってきています。
その為、個人馬主にだけでなくクラブ馬主にとってもダービー制覇は非常に重要なものになりつつあるのではと考えています。それは秋に行われる同じ東京芝2400mが舞台のジャパンカップでクラブ馬主所属の勝ち馬が多いのも根拠の一つとして言えるのではないでしょうか。(ジャパンカップの1着賞金は2014年まで2億5000万円、2015年以降は3億円、昨年は4億円)

そして実は今年からダービーの賞金額が変わるのです。(知らない方もいらっしゃるかと思います)今年の1着賞金はなんと3億円。2着でも1億2000万円です。したがってクラブ馬主にとってはダービー制覇という名誉ももちろんなのですが、活動をさらに拡大していく為にも例年以上にダービーで上位に食い込むことが使命になるのではないでしょうか。
もちろん個人馬主にとっての悲願であることは間違いないのですが、これまでの個人馬主の台頭からクラブ馬主の台頭、そして賞金の推移を考えると「じゃあ今年は・・・?」と想像する必要がありそうです。

今年の出走馬

これまでの話を踏まえて今年の出走馬の馬主を整理しておきます。

①林田祥来氏
②キャロットファーム
③小笹芳央氏
④安原浩司氏
⑤社台レースホース
⑥国本哲秀氏
⑦金子真人ホールディングス
⑧Him Rock Racingホールディングス
⑨斎藤光政氏
⑩金子真人ホールディングス
⑪グリーンファーム
⑫キャロットファーム
⑬宇田豊氏
⑭ターフ・スポート
⑮サンデーレーシング
⑯窪田芳郎氏
⑰スリーエイチレーシング
⑱里見治氏

最終結論は日曜の記事で上げますが、今年はどのような思惑、結果となるかじっくりと考えていきたいと思います。

最後に…

ダービーweekということでダービーオーナーに焦点を当てて書かせていただきました!最も強い馬が勝つ、いや最も運のいい馬が勝つ、いやいや最も勝ちたい陣営が勝つと妄想しながら予想をしていきたいと思います!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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