💡オルタナティブスペース「HESO」OKIMIYAGE　渋谷剛史・西永怜央菜 二人展　本日より開催💡

どりかむが業務提携している山形の古民家「HESO」で展示が開催されます。付近にお住まいの方、ぜひお越しください。遠方の方、情勢を踏まえ無理ない範囲で山形に遊びに来てください。お越しいただけない方、山形から発信するカルチャーを少しでも知っていただけたら嬉しいです。

「OKIMIYAGE」　渋谷剛史・西永怜央菜 二人展
開催期間：9/18（土）-10/31（日）
会場：オルタナティブスペースHESO
（山形市鳥居ヶ丘1-5　※国道112号線を国道13号線へ向けて進み、タイムズカー付近のパチンコ店「ベガスカス 成沢店」の看板を目印に左に向けて曲り、道沿いに進んで右側）
開催曜日：土/日+10/30（金）10/11（月）
10:00-17:00オープン
入場無料

おきみやげとは

おきみやげとは、故人や先人が残していったものや別れる時に何らかを残していくことを指します。先人たちが残していったおきみやげは、少なからず生活に影響を与えると同時にわだかまりを残してしまうこともあります。
わたしたちは数年前にＳＮＳ上で政治関係の話題で知り合いました。歴史や政治に共通の関心を持っていたこともあり、定期的に連絡を取り合いながら沖縄と山形の遠く離れた場所で共同で作品制作をはじめました。コロナウイルスが感染拡大を始めた昨年から、オンライン上でのやりとりをを通し、互いの家族が沖縄戦時に大日本帝国陸軍の歩兵第32連隊に所属し、会っていたかもしれないという歴史を知りました。それを出発点に、沖縄と山形それぞれの立場で感じた歴史の認識について話を交わしながら制作を進めました。
お互いが現地では薄れつつある記憶に触れることで、そえぞれの先人たちが残していったみやげ話を知ることができたのです。２人の会話から滲み出た歴史のおきみやげを置いていこうと思います。

【作家プロフィール】

渋谷 剛史　Takefumi Shibuya

大学時代までは柔道に打ち込み、東北地方などではそこそこ実績を残す。その反面、生まれ持った発達障害や難聴で周囲と同じ行動ができないことにより受けた周囲の冷たい目線に怒りを感じ、体育会系の暴露物語を描くことを目的に柔道選手の途中から漫画制作を始める。
​その後、現代美術を学び、同じ難聴を持っていた祖父の陸軍時代の話を中心に戦争や美術史から外された美術の歴史の収集を行い、自身の身体とそれらの歴史を重ねるパフォーマンスを展開。歴史がもたらしたそれぞれの立ち位置にいる人々の心の傷を柔道や整体の技術を用いて投げ出し治癒しようと試みている。

西永 怜央菜　Reona Nishinaga

沖縄県出身　2020年沖縄県立芸術大学大学院造形芸術研究科環境造形専攻卒業
幼少期より沖縄県浦添市、宮古島、ベトナムホーチミン市、那覇市と住居を転々とする。大学進学を機に、2014-
2018年の４年間秋田県に暮らす。2018年から現在にかけ沖縄県那覇市を拠点に自身の家族史の収集・作品制作を
行う。現在は家族史収集の延長で自身が子供時代に経験した在沖米軍基地でのハロウィーンパーティや心霊体験を
起点とした「ハロウィーンの子供たち」シリーズを通し、沖縄での暮らしの記憶の保存・再構築を行っている。

展覧会「OKIMIYAGE」に寄せて

お問い合わせ：heso.yamagata@gmail.com
インフォメーション：Instagram：＠heso_yamagata
イベント情報や開館日追加のお知らせは、HESOのInstagramよりご確認下さい。

※ 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、急遽展覧会の日程が変更となる可能性がございます。ご了承ください。

オルタナティブスペース「HESO」ってなんだろう？と興味を持ってくださった方にはぜひこちらの記事を読んでみてください。きっと「HESO」の虜になりますよ。