声優の「演技力」とは

あいさつ

こんにちは。訳あって自宅待機と言う名の監禁生活を送ることになってしまったので、暇つぶしがてらTwitterでアンケートをとった結果
一番投票数の多かったっててことで、
声優の演技力について無駄に書いていきます。

1.はじめに

ここ最近声優ブームがきており、今ではバラエティー番組に出演する機会もしばしば。
声優人口も増えていますし、声優オタクも増え続けていることだと思います。

そのなかで、
声優の○○さんの演技力が高い
声優の○○の演技力が低い
などTwitterでよく見かけますが、
ここで演技力ってなんやねんそういう指標があるんかよ!!
と心の中でツッコミを入れてる人もいるでしょう僕は見たことありません。
当然演技にはWHIPやK/BBといった指標は存在しません。
演技と言うのは正解のない難しい仕事ですから、理解するのも簡単ではないです。
ですがアニメと声優さんが大好きなオタクは演技のことにも詳しくなって
応援していきたいものです。ガチ勢じゃん()

2.表現

半分くらいこれ。
声優の仕事は声を当てるのではなくキャラの魂を吹き込む仕事なので、
役者はキャラクターを出していけるように、どう表現するか出していくかを考えていくわけです。それだけでも難しい作業だよ

心が奮える演技、いわゆる心がぴょんぴょんするんじゃ~な演技ができる役者は表現力が高いと言って良いでしょう。

アニメなどを観ていると表現の方に注目が行くのは当然なので、
表現力の高い役者=演技力のある役者
とだけ決めつける人も多いですが、
表現力はいろんなキャラを演じて学んだ表現技法の合成のことなので、表現力が高い役者は素質云々より意識の高さ故だと思ってます。

表現力だけで役者の演技力と決めつける人はWARやUZRだけで選手の能力を決めつける人と同じですよ。あれ欠陥指標だし

3.技術

収録現場にいないとわからないところです。
ボールド(カットごとに与えられたセリフの尺)
パク(キャラクターの口の動きにセリフを合わせること)
その他合わせセリフなど技術的なところが求められます。
これに関して私は何も言えないと思いますが、
キャラの役作りや表現以外にも意識することあるんかい
と役者の仕事は大変だなと改めて自分は何書いてるんだと思いました。
だからもっと声優をリスペクトするべきだと考えさせられました。

4.現場の立ち回り

役者において表現より大事だと個人的には思っています。
アニメはキャラクター同士の会話になることがほとんどで、収録もキャラクターを通して役者同士の掛け合いになります。
演技は共同作業ですから相手との連携が大事になってきます。
作品は掛け合いの中で生まれてくるもので、掛け合いにこだわりをもつ役者も多いです。

現場は作品を創り上げていくチームですから、
若手からベテランまで求められることはキャラの演技以外にも求められます。
主演をよく演じてる役者は軸がブレない、作品・演技に対する姿勢が評価されることが多いです。

実際誰がどのキャラを演じるよりも、どの現場にどの役者を送り込むかなど
座組みのバランスが一番大事になってくるんですよ。

若手選手と中堅・ベテラン選手をバランスよく組まれる打線は強いのと同じ、座組みのバランスの良い現場は強い現場になるのです。

なかでも、現場の雰囲気が良くなるムードメーカーや、
現場の士気が高まる役者、現場の空気を変えれる役者...そんな個性あふれる役者も様々です。
現場に○○さんがいてくれたのが心強かった
○○さんと掛け合いができて楽しかった
そういわれる役者も多いので、
キャラの表現以外にも見るべき点はあります。

4.まとめ

今までダラダラ書いてきたことは無視してもらって結構です。
むしろ無視してほしい()

演技力とはあらゆる分野の総合的な能力です。
守備力高いと言われても守備範囲からボールを捕ってから投げる早さや送球の正確さなどいろいろあるのと同じで、演技にも
キャラクターの心を表現する力
ボールドやパクなどに合わせる技術
相手との掛け合いなどの連携
いろいろ要素が詰まってるんですよ。
これらも掘り返せばもっとネタは尽きないのですが、それは難しい話。

アニメはストーリーと声優さんの演技のセットだと思って観ましょう。
これだけで楽しさ2倍なわけですよ。

これらをふまえて私は声優さんをリスペクトしつつ応援していけたらなと思います。
応援させていただきます!!

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