こどもだけのお店屋さんがやりたい_

「こどもだけのお店屋さん」をやりはじめました

夏ぐらいだったかな?
私の友だち(小4)から、「あいちゃん、お店屋さんがやりたい!」ってLINEが届きました。「いいよーやろやろーー」と即答。

話を聞いていると、

・こどもだけのお店屋さんがいい
・本当のお金が使いたい
・友だちにもお店を出してほしい

こんなところがとりあえずの「やりたいこと」としてあがってきました。

私は、「そうなんだねー」って返すのがメイン。


まず、やりたい!ってなったのが撮影。
自然の中でこどもが並んでいる写真を撮って、ポスターとかに使いたいってなったんだったかな。
そこで撮った写真がこれ↓

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その後、この友だちは少し飽きたらしく。笑
しばらく間があいて、年末にまたLINEで「あいちゃん、お店屋さんがやりたい」と。

気持ち的に整ったようで、そのやりとりで場所、日時全て決めてきました。もちろん?私はいいよーっていうくらい。

間が空いたときに、「どうする?何か困ってるの?」って聞くこともできたのだけど、まぁいいかーと思っていた私。結果的に、なにかのきっかけで動き出したようでよかったよかった。
これ、学校だとそうはいかない。「やるって言ってたじゃん!どうするの?」ってなってしまう。何かの授業でとか、行事に合わせて、になるから仕方ないのだけど、自分から動き出すのを待てるって大きなことだなと思う。きっと、私から聞いてしまったら「やらされる」ものになってしまい、自分からはじめたのにいつからか大人の企画になってしまったかもしれない。そういうものがこどもの世界にはたくさんあるんじゃないかなーと思わされた。

大晦日だったかな?にもこのやりとりをし、この子はチラシもつくり出店者も8店確保してきました。

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お母さんのフォローもあってこそなんだけど、このお母さんが素敵なのは第三者である私とこの子がやり取りをして決められるようにしてくれていること。いい具合で放って(見守って)いてくれるから、この子が悩んでいるのももんもんしているのもLINE越しに伝わってくる。親子以外の大人とのやりとりって、こどもにとってすごく大きいことなんだと思う。ましてや、「やりたい!」「どうしよう!」っていうのを投げられるってすごい。年齢を重ねたら、こういうことこそしなくてはいけないし、自分のやりたいを叶えるために誰かの力を借りるってすごく大事な力。いい親子だなぁ。

そこで、「おとな」の私ができることは何かなーと思ったときに、必要最低限の資金を集めるルートを確保してあげることかなと考えました。
本当はここも自分たちでやれればいいのだけど、お金のことって未知すぎるだろうなと思ったことと、大人はいつも君たちのことを応援しているよっていうメッセージをお金という形で見せたいなーと思ったので、集めることにしました。

こどもたちの「やりたい」が持つパワーは大きく、たくさんの人が少しずつ支援してくれています。本当にありがたい。

予算を超える額を受け取ることができたので、内容充実に使うのか、次回開催も目指すのか、こどもたちに考えてもらいます。

私としては…今回はすごくよくできたね‼とするつもりはあまりないのです。勢いよく、「やりたい→やってみた」にする経験で十分かなと。正直、おとなの私からするとこの企画は穴だらけ。当たり前なんだけど、想定していないことがたくさんあるんだと思う。
それを、逐一伝えて考えさせる方法もあるとは思うのだけど、私はあえてしません。(お店屋さんの保護者のかたからすると迷惑かもしれないけど)
なんなら、失敗すればいいなーとも思っています。やってみて、なんとなくはできたけど「思い描いた通り」にはならないだろうと予想しています。そこではじめて、もっとこうしたいんだけどどうすればいいのかな?っていう疑問が出てくると思うのです。そのときに、お客さんが来やすい場所ってどこだろう?とか、目をひくポスターってどうつくるんだろう?とか、モノの値段ってどうやって決めるんだろう?もっと売るにはどうしたらいいんだろう?とか、もっとうまく商品をつくるにはどうしたらいいんだろう?とかが出てきたらいいなぁと。
そこでうまく誰かをつなげて学べる機会を提供していきたいと考えています。答えをみつけるよりも、問いをみつけるほうが難しかったりするんですよね。問いがでれば、答えはみつかるので。そんな問いがたくさんでてきますように。

というわけで、準備期間は1ヶ月半ほど。どこまでできるかな?を楽しんで見守りたいと思います。

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