LANケーブルの作り方と、配線について
愛三電機Twitter担当です。
販売しているLANケーブルキーホルダーには「ストレート配線」と「クロス配線」の2種類をご用意致しております。
きっと、フォロワー様の中に「クロス配線って何だろう‥?」と思われる方がいらっしゃるのでは‥と思ってこの記事を執筆致します。
LANケーブルの作り方と一緒にご紹介させて頂きます。(この記事ではCAT5eのLANケーブルの作成方法になります)
LANケーブルキーホルダの記事はこちら
LANケーブルを作る為の道具
まず、LANケーブルを作るための道具をご紹介いたします。
全部並べるとこんな感じです!これで作っていきます。道具は作り方を紹介しながら、ご説明致します!
まずは、LANケーブルの被覆を剥きます
この「LANケーブルストリッパー」を使用します。この道具をくるくると回転させると
こんな感じになって、導線が出てきました!
導線の撚りを戻します
私はスパイキという道具を使いますが、使わないで、手で戻しても大丈夫です!
これが「スパイキ」です。これを使って‥
これを‥
こうします!!スパイキを使うと手が痛くならないのでオススメです。
ストレートとクロスって?
この8本の導線を「順番に」並べ替えます。並べる順番は愛三電機ではLANケーブルの箱に書いてあります。配線方法は大きく2つ、「ストレート配線」と「クロス配線」があります。
「ストレート配線」と「クロス配線」について、PANDUITさんの公式HPに詳しくあったので引用させて頂きます。
(因みに、愛三電機オリジナルLANケーブルのツメにはPANDUITさんのを使用しております。)
LANケーブルの内部には複数の導線が通っています。ストレートケーブルはこれらの導線が交差することなく、片方のコネクタから反対のコネクタまっすぐ通っているタイプのLANケーブルです。対してクロスケーブルはケーブルの被膜内部で導線同士が交差しています。ストレートケーブルはパソコンとHUB・ルーターを接続する際に使用されます。対してクロスケーブルはパソコンのLANポート同士を接続するケーブルとして利用されます。
配線方法を分かりやすく、色ごとに並べてみました。
ストレート配線には「A結線」「B結線」がありますが、この2つは配線方法が違うだけで、性能に大きな差はありません。現在は「B結線」が広く一般的に使われています。
クロス配線にも2種類の結線方法があります
一般的なクロス配線は右下のフルクロス結線となります。
今回は使用するテスターの性質上、右上のクロス配線の結線方法でのご紹介となります
導線を並べてみましょう
上記は「ストレート配線[T568B]」になります。こうして並べたら、まっすぐになるように導線8本をハサミで切ります。
そしてツメの中に押し込みます。
この時に、ツメの中にキチンと導線が順番通りに入っているか、奥まで押し込まれているかを確認します。
ここで確認をしっかりと行います。
圧着した後はプラグが取り外せなくなるので、失敗してしまうとLANケーブルが短くなってしまったり、プラグも使えなくなってしまいます。
圧着工具で圧着!
「カチ!」と音が鳴るまで、キチンと圧着します。
圧着されました!よく見ると、金色の金具が上に押し込まれています。
これでやっとLANケーブルが半分完成です!
もう片方も同じように作業をして‥
出来ました!黄色い方はクロス配線になっています。
ツメをよく見ると配線方法が違うのが分かります。
最後に導電チェック
さて、運命の導電チェックです。
チェッカーにLANケーブルを差し込むと、きちんと繋がるか確認ができます。
今回はelecomさんのチェッカーを使用しました。
「ストレート配線」の時は、上記のように[straight]が光ります
「クロス配線」の時は[crossver]が光ります
後に「結線ミス」(きちんと奥まで導線が入っていなかったり、配線の色を間違えて入れてしまった場合等)の時には、ミスした場所も教えてくれます。
こうしてLANケーブルが出来上がります!
最後まで読んで下さって、ありがとうございました!
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