連載やさぐれエッセイ-Deserve-復職への道
9:40am フードコートのテーブル席から立ちあがり、空港の役所にむかって歩く
コロナ禍で、窓口手続きが完全予約制になった
会社から復職のお達しがあったのが1ヶ月前 IDを再発行してもらうためこの役所を訪れた
『必要書類がそろっていない』という理由で申請は却下。すぐ言われた書類をそろえて1週間後に予約
2回目の申請では『別の○○の書類も必要』と言われ、まさかの却下。そのあとひと月後まで予約に空きがなく、今日が3度目の正直
予約時間の10分前に、役所のドアのまえに立って待つ
担当官の印象をよくしようとスーツまで着て、今日こそIDもらう気満々
9:50am ロックされているドアがあき、男性に名前をよばれオフィスで申請スタート
書類すべてを提出し、思ったよりスラスラと事が運ぶ
『今回IDもらえるかも!』今晩から仕事か。。と思ったとたん担当官『○○の書類持ってきてます?』
とっさに
『移民局に電話したら、この書類をだせばID取得に必要な証明になると言われたんですが』
と言って証明書をだした
すると彼はすぐ電話をかけ『これでは証明にならないという本部の見解なので、また別日に予約してください』
え?
マジで?
『コロナでプロセスが渋滞していて、取得に何ヶ月もかかると移民局に言われたんですが』食い下がってみるが
浅黒い肌にメガネをかけた担当官は、流暢な英語で『ボク個人も似たケースで取得に3ヶ月待たされました。残念ですが仕方ないですね』とサラッと却下
それが役所のルールじゃしようがないか。。
また移民局に電話して、何かいい方法がないか聞くことにして大人しくオフィスを後にした
あ〜あ。。。またIDもらえなかった。。
じつは担当官のデスクの上に、もう私のID用意されてたの見えたんだよな。。
今回はもらえそう!って思ったんだけどな。。
確認電話で本部のNOがでたとたん、サッと引き出しにしまわれちゃったけどな。。
すぐ会社の人事に電話。
IDが取得できるまでの休職期間を、さらに延長してもらえるよう連絡
帰ってすぐまた移民局に電話。
カナダは公用語が英語と仏語なので、フランス訛りの担当官にあたった。
会社から『復職のためのID申請に必要なので、証明発行のプロセスを急いでください』という手紙をもらって、移民局に提出するといいよ、という役立つアドバイス
さっそく人事にメールで『発行を急がす手紙書いてください』と連絡
金曜日までには手紙が用意できるらしいので、来週また移民局に申請書をだすことに
結果がでるまで2週間かひと月かかる
それまで復職はおあずけになった
とうぶんは、今の保険機関のコールセンターのお仕事、ありがたく続けさせてもらおう
この一連のID申請手続き、ムチャクチャメンドくさ!!
もう2ヶ月ちかくとり組んでるのに全然解決しない!!
早めに手続き始めなかったオレがぜんぶ悪いけどな!!
でもおかげで、2am終業の夜勤がまだスタートできなくて、息子たちと寝るまでの時間いっしょにすごせてメチャクチャ幸せだけど!!
一周まわって神様ありがとね!!