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4年間通った大学を卒業した。私にとっての大学4年間は、ほんとうに、ほんとうに、人生の中で最も影響を与えた4年間になるんじゃないか、というくらい、私自身が色んな変化をして、色んなことをして、月並みだけど、かけがえのない時間だったと思う。
社会人デビューを明日に控えて、そわそわして落ち着かないから、なにか学生時代を振り返る記事を書こうと思ったんだけど、ぜんぜんまとまらないな。

たぶん、4年間で一番変わったのは、人との距離だ。今、私の周りにいる人たちは、新入生だった私のことを「尖ってた」「うかつに触ったら切られそうな感じだった」という。そんなトゲトゲガールをよく近くに置いてくれていたものだ。ありがとうね。高校時代に同級生と上手くキャッキャ出来なかった私は、仲良くなりすぎることは怖いことだ、と思っていた。なのに、同期たちは、ドカドカズカズカとプライベートゾーンに入ってきて、ウッと感じたりしていた。2年生くらいまでは、そんな感じ。だけどさ、そうやってズカズカ入ってきてくれるから、私はみんなと一緒にいられたんだよ。
3年になってゼミにめちゃくちゃ気の合う友達が出来たことで、たぶんしゃべりたい会話の欲求が別口で満たせるようになったのがバランスを取ったんだと思う、映画や解釈の話はゼミの人と、そうじゃなくてキャッキャするだけの楽しい会は同期と、って出来るようになって、純粋に同期といるのが楽しくなった。いっぱい色んなところに遊びに行って、もう覚えてないような会話を何時間もした。そうやって君たちと時間を過ごしていたら、もう、離れがたくなっちゃったよ、みんなのことが大好きで、いっつも一緒にいたのにこれから別々の道に行くなんて、まだ信じたくない。

卒業式のあと、ひとりで大学に行ったら、あっちをみてもこっちをみても、みんなと過ごした思い出の場所ばかりで、一人でいるには耐えられなかったからすぐ帰って来ちゃったんだ。それくらいもうあの街は、思い出が詰まってて、だけどそれだけの思い出が出来たことを、私は嬉しく思うよ。

卒業おめでとう、わたし。


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