パライバトルマリン　Deep Blue

Paraiba　パライバトルマリン-なんといってもこのネオンブルー、まるで太陽の光がさんさんと海底を照らしだしたときの幾層からなる鮮やかなディープブルー....魅了されますね。
パライバは比較的新しい石なんです。1989年にブラジル パライバ州にまたがる山脈（こちらの山脈が唯一の産地）で発見されてから1年間しか産出しておらずパライバ州側は既に枯渇したことが確定しております。
こちらの鉱山は縦横数キロに及ぶ迷宮のようなトンネルが掘られており当時の鉱夫の大変さとパライバの希少さが理解できます。
現在は山脈のパライバ州と反対側に位置する州からとアフリカモザンビークなどで採れています。
余談ですが実際に訪れたことがない南米の鉱山の様子はいつもラピュタのパズーの故郷とオーバーラップされます。親方を先導にトロッコに乗って地中を掘り進んでいくのかな～と、鉱山の町の男たちはやわじゃないぞといった声が聞こえてきそうです。気の遠くなりそうな作業で見つかるのはほんのわずか、その中で磨かれてジュエリーとして使用できるのもごくわずか....
そう思うと身に着けられることが神秘的な経験ですね。まるでラピュタのシータのように宙に舞い上がれそうです。これにはある意味科学的根拠もあり、世界の鉱物の中で唯一、電気を自力で帯びることができるため、電気石とも呼ばれています。

パワーストーンの観点からは他人からの好意を引きつけ、周囲との人間関係を円滑するというパワーを持っている宝石です。