見出し画像

AIを用いた画像修正

最近感じていること。気になっているワードは「AIロンダリング」です。その辺の私なりの受け止めを書いてみたいと思います。今回一部有料化してみましたが、そこは投げ銭感覚でお願いします。重要なことはその前に書いておきますので。

修正の方向性

まず、AIを用いる修正では、フォトショップ等に搭載されているジェネレーティブ塗りつぶしが、思い浮かびます。しかしながらフォトショップでは修正できないジャンルがあります。私が普段やっているジャンルですね。

この修正を行いたいと思った場合、やはりローカルでAIを用いて修正を行うのが安全ですよね。
一体どのような修正ができるのかというと、もう思いつく修正は何でもできます。

  • 顔を変更して、別人物にする。

  • 不必要なオブジェクトを消す。(フォトショでも可)

  • 必要なオブジェクトを足す。(これもフォトショで可)

  • 服装を変更する。(この辺は怪しい)

  • 背景を変更する。

  • etc

 AIも瞬く間に高性能になってきたので、顔を別人の顔に置き換えるとか、そういった事も可能になってきました。ただし、個人で楽しむ分には良いけど、後から色々と問題になる場合があります。

私が画像を修正する際に心がけている点は、誰にも迷惑をかけない画像にすること。この一点だけは守っています。
仮に、誰かの顔に偶然似てしまうことはあるかもしれませんが、AI画像を謳っているので、本物の写真ではないと分かります。

また、どこからか拾ってきた画像を一部修正してAIだと言うこともないわけではありませんが、その場合は元画像からかなり大きく乖離させる事で、誰にも気づかれないようにしています。

なぜ、上記のようなお叱りを受けるような事をするのかと言えば、AIには限界があると言うことが分かったからです。AIはテキストから画像を作成するわけですが、画像生成エンジンの部分で出来ることと出来ないことが大体わかって来ました。従って、その出来ない部分は実際の写真の何らかの要素を活用させてもらうと言うわけです。

それでは、実際にいくつか実演してみましょうか。

実演

今回は、まずPAKUTASOの河村友歌さんに、モデルになって頂きました。

まず、キャンバスサイズを768×512にして、友歌さんの写真をドラッグ&ドロップもしくはカメラのアイコンから読み込みます。

画像を読み込んだら、色々セッティングしますが、今回はインペイントしますので、Mask BulrとMask Blur Outset は重要です。


Mask Blurは、境界線をどのくらいぼかすか。Outsetは境界線を実際のマスクよりどのくらい内側に寄せるか。を指定する場所なので、境目が目立つ場合は大きめにします。Outsetの値は、Mask Bulrより少し大きめのセッティングが良いみたいです。

次に、修正する場所をマスキングします。今回はマスクをしてもらおうと思います。


マスキングしたら、プロンプトに次のように入力

Prompt:White medical mask
Negative:<easynegative> (worst quality:1.8)

何枚か書かせて良さそうなものを選びます。


これでも良いのですが、顎が一回り小さくなっているのに気がつきました。そして、描かれたどの画像も一回り小さい・・・。

比較するとこんな感じ。


しかも、よく見ると、境界線が結構目立つ・・・。

Scribbleの活用

そこで、2つ目のControlNet 「Scribble」を使います。

レイヤーから Scribble を選んで、刷毛のアイコンを選択し、顎のラインを適当に描きます。

そして、2つ目の ControlNet を Scribble にして、Mask Blurももう少し大きな値にして、再度何枚か描いてみると、顎のラインがそれっぽくなりました。


と言うように、画像の一部を描き直すと言うことが出来るのです。

さて、ここからは、逆に身につけているものを取り去る方向で修正をしていきます。

と言っても、実際にいつもやっている、服を脱がせるスキームをそのまま記事にはできないので、その代わりにマスクをした写真から、マスクを取り去ると言うことをやります。

実際は、リアルの写真からマスクを除去する所をお見せしたいのですが、肖像権の問題もありますので、不本意ながら私がAIで作成した次の画像を使います。

ただし、この先は有料記事とします。

使用するスキルは上で説明したものプラスα程度になりますが、気になる方は覗いてみてください。

ここから先は

907字 / 4画像

¥ 500

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?