ねむい

ベッドは、人の生活時間を不規則にする、と、僕は考える。パソコンにかじりついた仕事で目頭を押さえたとき、ふと、ベッドが目にはいり、つい、その用意された場所にごろんと横たわる。次に気がついた時には、小一時間ほど経っている。僕は、いつも後悔する。はたして、昔の人は、布団の上げ下ろしをして、ここちよいまどろみと、現実世界との区別をつけていたのだろうか。

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