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日本の魅力とスポンサー露出

5月14日にAVA(Australian Veterinary Association)というオーストラリアの獣医学会の年次会議で、2019年に東京で行われるFASAVA(Federation of Asian Small Animal Veterinary Associations) の広報ボランティアをさせていただきました。

大きなイベントがどのように運営されているのか、そのイベントを使ってスポンサー・参加者は何を得られるのか、今こっちで学んでいるイベントマーケティング・マネジメントを現場で感じられるすごくいい機会でした。

大きく分けて日本の魅力を用いた広報方法とイベントでのスポンサー露出について書いていきます。


日本の魅力を用いた広報方法

今回の私のお仕事は、来年東京で開かれるアジア小動物獣医連合の学会を今回のイベント参加者に宣伝する事でした。FASAVAはアジア各国で毎年開かれている学会で、今年はシンガポール去年はマレーシアで開催されました。

各国のイベントイメージ画像を見ても明らかなのですが、日本は今回 ”和” の文化を全面に押してPRしていました。

マレーシア


シンガポール

日本


また、チラシもただのチラシだけではなく扇子の形で、うちわ代わりにもなるものを使っていました。

ブースの机上にはイベントロゴシールをつけた折紙や折鶴をたくさん並べて、スタッフは浴衣・ラグビーユニフォームを身につけました。(ラグビーの理由は割愛)

”和”の文化をふんだんに取り入れて宣伝していたのですが、オージーたちのウケ、すごく良かったです。まず視覚的に珍しいものなので興味を持ってもらえる、ビラも紙切れじゃないので手にとってもらいやすい、それと何より一番感じたことが「日本好きなひとが多い」嬉しい。


ブースの前を通る人にチラシを渡して、来年東京で開かれるから来てください〜!って声かけをしてたのだけど、

「ずっと日本いきたいと思ってたのよ。これをきっかけにボスにお願いしてみるわ!」と言ってくれたり、

「あら、東京!?行くわ。行くわよ!」と言ってくれたり(笑)

「去年旦那と日本に一ヶ月旅行したのよ〜」と言ってくれたり。

多くの人が興味を示してくれて凄く嬉しかったです。

ビラを大体配り終えてからは折鶴も配っていたのだけど、日本人にとってはただの折鶴で絶対イベントで配られててももらわないものなのに(笑)こっちの人たちにはウケが良くて、帰って子供にあげるわと言って何個か持って帰る人、わざわざ鶴をもらいに戻って来る人もいて私たちの当たり前もこっちではアピールポイントになるんだなと実感しました。


スポンサー露出

ちょうど授業でスポンサー提案書の課題を書いていたので、今回のイベントではスポンサーレベルによって露出方法が様々で発見が多かったです。

まず、今回のイベントは獣医師会なので基本的にはペットフード会社や医療機器メーカーがスポンサーになっていました。

一番上からプラチナスポンサー、ゴールド、シルバー、ブロンズ、コンファレンスディナーとレベルが別れています。こういう看板やポスターの中に入れるロゴも、別レベルのスポンサーは横並びに載せてはいけないとかいうご法度もあるそうです。


この会場マップも面白くて、スポンサーに入っている会社はマップ内にもロゴが入っているのだけど、それ以外は番号とその下のリストのみ。


リストにはこうやって名前の横にレベル別のスポンサーバッジが貼られていました。


スポンサーそれぞれの露出方法も様々で、たとえば Royal Canin というペットフード会社(ゴールドスポンサー)は朝食を提供するスポンサーになってロゴの露出を増やしていたり、


Hillsというペットフード会社(ゴールドスポンサー)はバリスタを置いてフリーコーヒーを提供していたり。この会社はもう誰にでも知られているような大きい会社で、このイベントで知名度をあげたり商品を宣伝するつもりはさらさらないらしく、ただブランドイメージアップと存在感のアピールのためという感じだそうです。強い。。。


他にも、入り口からはプラチナスポンサーのブースが大々的に視覚に入るように会場設置されていたり、大きいスポンサーはブースの造りもこだわっていたり。他にももっと細かいスポンサーの露出方法も教えていただきました。


ただ場所の提供だけの協賛ではなくて、いかにイベント参加者に企業の商品・ブランドのイメージを植え付けるのか、売上に繋げるのかを考えることがスポンサーをしてもらうためには必要なのだなと目で見て学べました。

今回のコンファレンスではモーニングからディナーまでご飯も出て、なんともありがたい。ご飯系スポンサー好きになっちゃうという私のような単純な人もいるはず。(笑)

獣医師会という全く自分とは縁のない世界だと思っていましたが、こういったイベントのPRに関わるお仕事もあるんだなと知れて、また世界が広がりました。

この機会をいただけたのもIBPで留学に来たからであって、縁と繋がりは大事だなとも実感しました。

とりあえず、勉強していることを実際に足を運んで目で見て体感できる機会ですごく楽しい一日でした。

まとまりがありませんが


終わり

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