ブラック企業体験




26歳の頃営業の仕事で心も体もボロボロになって

それでも辞めさせてもらえなくて、一週間家出をした。

家にいると出勤してしまうからだ。
他の人たちは辞めさせてもらえないので、
もう行かなくなって何ヵ月してからやっと会社が退職手続きしてくれる、そんな光景を何度も見させられた、わざとそのやり取りを見せていたらしい。(毎日二時間の怒鳴り散らす朝礼をするような支部長)

この仕事は自分で取ってきた仕事も勝手に折半させられたり、私が採用しても折半させられたり、取れなきゃ自分でお金払って契約しろと言う世界だった。そして家族親戚友達みんな当たれ。と、お金がお金じゃないような人との関係すらもなくなるような、真っ裸になるような世界だった。

一年でやめるのに上司が勝手に私の契約するお客さんに「この先ずっとこの~が責任をもって担当しますのでご安心ください。」とか言う嘘ばかりな世界。

そうやってやめさせないようにしていく作戦。


私を採用した直属の上司は母親がその会社の花形で自分も出世をしないといけなくて、私をやめさせることで、出世の点数がなくなるからやめさせないで無視し続けた。

入るときに私は一年の仕事を探してるって、話してて一年でやめると初めから話していた、それでも良いので一緒に仕事がしたいと、通いつめられてその仕事を始めたのだけど(営業にも興味あったし)


この仕事で、尊敬していた人がいて、教育係の研修室の先生だった。

話を聞いていると研修室の先生たちっていい人ばかりで暖かくて本とに愛をもって育ててくれていて、彼らは運が良かったのか何か採用できちゃって研修室に来れたのよね。と、現場のどろどろを体験しないで来たような人が多かった気がする。なのでみんなが研修室現場のギャップに戸惑っていたし、研修室の先生たちも現場のどろどろを嘆いていた。そのなかで可愛いがられる後輩になるようにいつも言われていた。

研修室は本当に楽しくて勉強も楽しくて成績も何故か良くて(自動車学校もある試験でこっそり一番だったよって教えてもらったことがあるけれど)一人一人の性質と特技を見抜きよく伸ばしてくれる人だった。もしこの仕事するとしたら研修室の先生がしたいって思っていたくらい素敵な先生だった。

もう一人、支部での副支部長が大好きだった。
彼女のお陰でやめられた(T∀T)

一度私のすぐ上の先輩が支部長やられてパニックになったことがあって、支部長を睨み付けたことがあった、副支部長にも私は何か話していたようで、ある時一緒に仕事回りをしたときに、お寿司食べよう!っとお座敷のお寿司やさんに連れていってくれた。「あなたがいつも言っていたことが良くわかったよ。私もずっと娘を預けて仕事してきたけど、今娘が孫を見てほしいって言ってきてて見てあげたいんだけどもう会社が全然辞めさせてくれなくて一年半たって最近鬱みたいなんだよ。」って話してきた。

そして、「あなたにはしたいことがあって、その為にずっと頑張って来たんだろう?ここで辞めないでどうするんだ。」と、話してくれて泣いた。

ずっと留学したくて一人で勉強して高校から働いて、それで腰壊して膠原病になってそれも良い整体の先生に出会って、小さい時からのものすごい数色んな痛いところが治って、漢方で膠原病で足が腫れて歩けなくなるのもいつも微熱なのも良くなってすごく元気になって次の目標に進もうと思っていたときに始めたこの仕事だって知っていた副支部長は、『自分の人生を生きる』ように、促してくれた。

このあと、私の代わりの採用もして(この子がすごく仲の良い友だちにこのあとなるのだけれど)
家出をした。

ちなみに私は親戚友人には回らないからって言って入った。友達に研修時代練習させてもらって入ってくれた子は何人かいたけれど、それくらいで、人間関係壊さずに済んでいた。

土日は子供会にボロボロになりながら通い始めた時期で、子供たちって何も出来なくてもいるだけで喜んでくれるので、本当に癒されていた。


家にいると出勤してしまうので、家出をし、
友達の家に行ったら、ただ事じゃないと感じたらしく「泊まってく?」ってなにも聞かずに泊めてくれた。次の日は何人か知り合いのいる学校にいって半日一緒に過ごして、近くに同じ会社の仕事している親戚の家に相談にいって泊めてもらって(アレルギーの犬がいて一泊で限界で( ̄▽ ̄))
帰ったんだったかな?別の友達が夫婦で「一週間出掛けるから休みにおいで」って声をかけてくれて、一週間一人で友達の家で休ませてもらった。お散歩に行くと5分も歩けなくなっていた。気持ち悪くてしゃがみこんでしまう。そんなまで放っておいてしまった自分に泣いた。

この時に自分を守ってあげられるのは自分しかいないんだって思った。

「だれもあなたの人生の責任を取ってくれる人はいないんだからそんな人の言うこと聞く必要ないよ」って、言われるようになったのもこの頃。

社会に出て、人を自分の都合のいいように使おうとする人たちに出会うようになって、本とに腹が立つぞ!


今では 「あなたと一緒に働いてみたい」とか
気に入られても、私は嫌だって思ったら逃げる笑

振り回される人、コントロールしようとするひと、人の下にはもうつかない。

自分のやり方自分の考えルールに人を当てはめようとして、その人その人の気持ち意思考え人生を尊重できない人とは一緒にいてはいけないと思う。


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