見出し画像

バオーの村の仲間

どーもhidekixでーす‼えー海見みみみさん企画 第一回noteショートショートフェスティバルに参加してみました
参加ついでに(◀あつかましいw)挿し絵を書いてくださるかた居ませんか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

バオーの村人には
ちょっと かわった力があるんだ。
それはね まほうが使えるんだよ。
はやい子は3才くらいで使えるんだ。
パルルもオリサーもユキィも
少しだけど使えるんだよ。
そして 実はね そのまほうの力を
手助けしてくれるカードがあるんだよ。
年に2かいある おまつりのゲームに勝つと
早いものから順番に
好きなカードをゲットできるんだ。

オリサーはピンクのカードがほしくてたまらない。
なんでかってゆうと
ピンクのカードを3まいもつと
「ピカリ」ってまほうコンボが
つかえるようになるの。
どんなまほうかは またのお楽しみ(笑)
とにかくリオサはピンクのカードが
ほしくて ほしくてたまらないんだ。

そしてユキィは
グリーンのカードあつめに熱心。
グリーンのカードはHPかいふくできるんだ。
やはりグリーンのカードも
たくさんあつめると
いろんなコンボができるんだ。
けれど こどもたちには
ピンクのカードがだいにんき。

そしておまつりの日になり
こどもたちはゲームにむちゅうになった。
なんでかって?
そりゃ カードがもらえるんだもん
必死になるさ(笑)

で、その日のゲームのゆうしょうは
なんとユキィだった。
みんなはユキィは
グリーンのカードを手にするのだろうと
ピンクのカードをゲットするため
次のゲームのじゅんびをした。
ところが、ユキィの手にしたのは
1まいしかないピンクのカード

………


5人カードをゲットしてゲームはおわった。
でも、おわっていなかったのは
ユキィとオリサーだった。

「ずるいよずるいよ!!
ユキィはわたしがピンクのカードを
ほしいの知ってたのに。
ユキィはグリーンのカード
あつめてたぢゃないの!!
なんでそんないじわるするの?
ユキィなんてきらい」

オリサーは、そういうと じぶんのおうちへ
はしってかえった。
パルルはふしぎそうにユキィをみつめ

「ユキィ?どうしてなの?」って聞いた。

ユキィは地面をみつめ くちびるをかみ
「なんでもない」と、ちいさくつぶやくと
やっぱり、じぶんのおうちへ帰っていった。

こまったのはパルル。
だってふたりともけんかして
おうちにかえっちゃったんだもん。
なんだか2人のことがじぶんのことのようで
パルルまでかなしくなってきた。

そのようすをぜんぶみていたクラリヌは
3人より10才おにいさんの17才。

かれはパルルにちかづいて
「どうしてユキィは
ピンクのカードをゲットしたのか
わかるかい?」と、たずねた。

「わからないよ、だってユキィは…」
そこまでゆって、
パルルはなにやら気がついたようです。

ピンクのカードは1まいだけ
ブルーが2まい、グリーンは3まい
ゆうしょうした人しか
1まいしかないピンクをゲットできない。

「ねぇ?クラリヌ?」

「なんだい?パルル?」

「ユキィはピンクのカードを
オリサーにあげるつもりだったのかな?」

やさしいめをしてクラリヌは
パルルにきいた
「どうしてそうおもうの?」

「だって、1まいしかないカードを
ユキィがゲットしなかったら
ほかの人にとられちゃうもん!!
ユキィがゲットすれば
ちゃんとオリサーにわたせるでしょう?」

「でも、ユキィはオリサーに
どうしてちゃんと そういえなかったのかな?」

パルルは すこしかんがえて
「オリサーはつよくて じぶんのほしいものは
じぶんのちからでゲットしたいのに
ユキィがそうゆったら怒るっておもったのかな?」
と こたえた。

「そうかもしれないねぇ」
クラリヌはそういうと パルルをだきかかえた。

「ねぇパルル?きみが2人のちからに
なってあげられないか?」

「え?」

「だって、きみほど 2人のことを
わかってる人はいないよ
それはきみの宝物だよ、ぜったい」

「クラリヌ そのぜったいってくちぐせ?」
クスリとパルルはわらった

「うんやってみる。
でもわたしにできるかなぁ?」

「あしたのプリンの実のしゅうかくには
2人なかよく手をつないでるえが見えるよ」
クラリヌはそうゆうと
2つのたいようのしずむコロコロの丘まで
パルルの手をとり 家路にむかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?