見出し画像

YouTubeアナリティクスで視聴維持率を伸ばすための4つの視点【視聴時間を伸ばすための17の施策 Vol.6】

みなさんこんにちは。動画マーケティング総合研究所のいわもとかずやです。

視聴時間を伸ばすための17の施策、第6回は 「YouTubeアナリティクス」です。

<この記事で学べること>

1.動画の視聴者維持率を確認する
2.視聴者維持率レポート 4 つのタイプ
3.イントロ部分を改善する方法
4.継続セグメント改善する方法
5.山を改善する方法
6.谷を改善する方法
7.視聴維持率の目安ってあるの?

優先度:⭐⭐⭐⭐


動画の視聴者維持率確認する

まずはYouTubeの公式ビデオをご覧ください。※日本語字幕が出ます

視聴回数ではなくて視聴維持率がいかに大切かが表現されています。

YouTube Analyticsの視聴者維持率グラフを観ることで、動画の中で視聴者が興味のある箇所と興味がない箇所をチェックすることができます。

通常、視聴者維持率のデータの処理には通常 1~2 日かかりますので、少し待ってからチェックするようにしましょう。

視聴者維持率レポート 4 つのタイプ

視聴維持率レポートでは 4 つのタイプに該当する部分が「重要なシーン」としてハイライト表示されるようになっています。それぞれの対策をご案内しますね。

視聴維持率

1.イントロを改善する

イントロは、最初の 30 秒が経過した後で、引き続き動画を視聴した視聴者の割合を示します。

イントロである最初の30秒間を超えて見てもらうためのポイントは大きく分けて2つ。

1.サムネイルとタイトルと動画コンテンツを一致させること
2.最初の30秒間で興味を引きつけるさまざまなスタイルを試すこと

です。詳しくは『最初の30秒で視聴者を魅了するための4つの方法』をご覧ください。

画像2

2.継続セグメントを改善する


継続セグメントは、動画の視聴中に、視聴を停止した視聴者がほぼいなかった部分を示します。

継続セグメントにあるコンテンツは視聴者の興味を惹きつけ続けることに成功していることが分かります。

YouTubeのヘルプでは継続セグメントが動画の後半にある場合は、もう少し動画の早い位置に該当するコンテンツを持ってくることを検討しましょうと案内しています。魅力的なコンテンツを前半で離脱してしまっている人たちに見せられないのはもったいないですから。

一方で、イントロでしっかりと後半への期待感をもたせておけば、後半の継続セグメントまで引っ張ることもできますので、動画のコンテンツによって使い分けましょう。

また、継続セグメントのコンテンツがなぜ長く見られたのか?についても考えて新しい動画の企画にも活用しましょう。

3.山を改善する

山は、動画の中で何度も視聴された部分、または視聴者がその場所にスキップして視聴した部分を示します。

グラフに山ができる時に考えられる要因は2つです。

1.多くの視聴者が動画のその部分を何度も視聴した

山はその部分を繰り返し見たユーザーがいるということです。

ノウハウ系の動画だと動画内で答えが発表されている部分や、レシピ動画だと完成シーン。マラソン動画だとゴールシーンなどは山になる傾向があります。

2.チャプターやタイムコードでその部分がシェアされた


事前にチャプター設定をしていた場合、人気のチャプターが山になるパターンがあります。またコメント欄やSNSなどでタイムコード入りでシェアされる場合もあります。

どちらの場合もなぜこの山の部分に注目が集まっているのかをあらためて振り返って次のコンテンツ制作に活かしましょう。

チャプターやタイムコードの設定に関してはまた別の記事でご案内します。

4.谷を改善する

谷は視聴者が動画のその部分で視聴を止めたか、その部分をスキップしたことを示しています。

谷の部分は動画の中では一番改善しやすい場所です。なぜ視聴を辞めたのか?なぜスキップされてしまったのか?検証しましょう。

谷が始まる数秒前のコンテンツで見限られている可能性もあるので、少し前から検証するのがおすすめです。

具体的には

・言い間違えや「え〜」「あ〜」が多いならちゃんとカットする
・テンポが遅くなっているならテンポを上げる
・答えが分かっているのに無駄話しているなら、次の話にすぐ移る
・BGMや声の大きさなど音声の問題なら見直す
・暗すぎるや画質が悪すぎるなど画質の問題なら見直す
・最後まとめに入る時に谷になっているなら、動画の終わり方を工夫する

などがあります。

単純に谷の部分のコンテンツをカットするだけでも視聴維持率が伸びていた可能性は高まります。

谷の箇所を減らしていくことで継続セグメントや山の数が増えて、結果として視聴時間を伸ばすことにつながっていきます。

5.視聴維持率の目安ってあるの?

視聴維持率のは動画の尺カテゴリ視聴者が新規が多いかリピートが多いかによっても大きく変わるので、目安の数字はケースバイケースです。

全体の視聴維持率が50%超えると良いという通説もありますが、これはエンタメ系とかターゲットが広い分野の動画なら目指して良い数字ですが、専門分野でリピーターの多いチャンネルであれば十分超える数字だったりするんですよね。

動画を運用していく上で一番のおすすめなのは、視聴時間を伸ばすための22の施策を一つずつ実行して、前回の動画の数字を上回っていくことです。

目先の数字に振り回されず、自分ができる改善を一つ一つ重ねていくことが結果として、視聴維持率の改善につながり、視聴してもらう時間が伸びていくことにつながります。

本日のまとめ

視聴時間を伸ばすための17の施策 Vol.6「YouTubeアナリティクス」

1.動画の視聴者維持率を確認する
2.視聴者維持率レポート 4 つのタイプ
3.イントロ部分を改善する方法
4.継続セグメント改善する方法
5.山を改善する方法
6.谷を改善する方法
7.視聴維持率の目安ってあるの?

優先度:⭐⭐⭐⭐

第6回は以上となります。

ぜひあなたのチャンネルでもYouTubeアナリティクスを活用して、視聴維持率を改善し、視聴時間を伸ばしていってくださいね。

「YouTubeの視聴時間を伸ばす17の施策」次回は「長尺」についてご案内しますのでお楽しみに。

この記事が少しでも役に立ったなと思ったらフォロー&いいねお願いします。

動画を使って売上UP&人材採用を考えている方はこちらから

動画マーケティングで売上を上げる!!各種マガジン 毎週更新中!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?