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良いコラボは自分と視聴者、相手と相手の視聴者も4方が満足できることが大切【再生回数を伸ばすための20の施策 Vol.6】
みなさんこんにちは。動画マーケティング総合研究所のいわもとかずやです。
再生回数を伸ばすための20の施策、第6回は 「コラボレーション」です。
<この記事で学べること>
1.コラボのメリットは全く新しい視聴者層にアプローチできること
2.登録者数が少なくても相手に提供できるものが他にあればコラボできる
3.再生数を伸ばすには自分と視聴者、コラボ相手とその視聴者、四方良しの企画を立てる
4.コラボ依頼はコメント欄やSNSなどを使って丁寧に関係性を築いていく
5.コラボの際は2本以上の動画を作り概要欄で相手のチャンネルへ誘導する
優先度:⭐⭐⭐⭐
コラボレーションのメリット
まずはいつものようにYouTubeの公式動画を見ましょう。
動画にもあるようにYouTubeでのコラボレーションの最大のメリットはお互いに全く新しい視聴者層にアプローチすることができることです。
登録者が少なくてもコラボはできる
登録者数が同じくらいじゃないとコラボできないと思っている人もいるかと思いますが、YouTubeの公式記事では下記のように解説されています。
あなたの価値は、チャンネル登録者数だけでは測れません。
チャンネル登録者数がはるかに多いクリエイターが、あなたのスキルやリソースに価値を見いだす可能性もあります。
コラボレーションしたいクリエイターに、自分がどのようなメリットをもたらすことができるか伝えてみましょう。
・特別なスキルがある(衣装、音楽、かっこいい特殊効果を制作できるなど)
・制作機材がある(高性能なカメラ、編集ソフトウェア、その他機材)
・リソースの提供ができる(魅力的な撮影場所、カッコいい車、面白い人など)
・幅広い視聴者層(YouTube でのチャンネル登録者、他のソーシャル メディアでのフォロワー、オフラインでのファンなど)の公式ヘルプでは以下のように解説されています。
登録者数が少なくても、相手に何らかの形で貢献することができるのであればコラボレーションが可能です。
4方良しのコラボレーションをする
良いコラボレーションのポイントは自分と視聴者、コラボ相手とその視聴者、4方良しのコラボレーションをすることです。
コラボすることに満足してしまって、どちらかの視聴者を置き去りにしてしまって、再生回数が伸びないパターンは結構ありますのでご注意ください。
今回は日本国内のコラボレーション事例をご紹介しながら解説していきたいと思います。
同業種コラボ事例
同業種のYouTuberはライバル心が芽生えて、距離を取る人もいますが、一緒に成長する仲間としてつながった方が、お互いにメリットになることが多いです。
ランたなチャンネルは、登録者1000人程度の後輩から、登録者数が2倍以上のチャンネルまで、同業種の様々なランニングユーチューバーとコラボしています。
同じ業種とのコラボなので企画も立てやすいですし、視聴者層が近いので再生数も伸びやすいです。
ランたなチャンネル 3.9万人 × TKD 6.4万人(当時)
ランたな 3.9万人 × ハラケンチャンネル 5000人(当時)
続いてこちらは登録者数の近いファッション系YouTuber同士のコラボです。
動画の中で2人の出会いのきっかけから、些細なすれ違いから不仲になってコラボをしなくなった理由についてまで赤裸々にお話されています。
やはりコラボレーションは2人の関係性があってこそですので、相手を思いやって信頼を築いていく事が大切なのかということを考えさせられます。
なかむ 13万人 × ハズム 13万人
関連業種コラボ事例
動画で扱うテーマが近い関連業種のYouTuberとのコラボは、同業種とはまた違った、新鮮な切り口で企画が立てられます。
まずは精神科医Shidowさんと理学療法士からーぼさんの医療業界コラボです。
お互いの視聴者が興味があるテーマについて対談したり、お互いのチャンネルで相手に質問するというのは王道パターンですね。
特に理学療法士のからーぼさん側のチャンネルの質問コーナーは攻めの企画で10万再生を超えています。
精神科医 Shidow 3.9万人 × 理学療法士 からーぼチャンネル 2万人(当時)
続いては整体師と管理栄養士の健康業界コラボです。
当時の迫田さんの登録者数は7.8万人。一方でカラダヨロコブチャンネルのまるおさんは数千人と少ないですが、既にテレビ出演などしていて業界では有名人でした。
コメント欄を見るとお互いの視聴者が喜んで見てくれているのがわかります。
登録者数が少なくても相手にメリットを与えることができれば良いコラボができて再生数の伸びる良い例だと思います。
その後、まるおさんは登録者8万人、迫田さんは40万人を超えるチャンネルに成長されています。
整体師 迫田和也 7.8万人 × カラダヨロコブチャンネル まるお 数千人(当時)
個人×企業コラボ事例
続いては企業×個人のタイアップ事例です。クリエイティブの裏側さんはインテリアを中心とした動画を発信している人気ユーチューバーです。
大塚家具は登録者数が少ないですが、圧倒的な知名度がありますし、視聴者向けにプレゼントを用意しています。
大塚家具、視聴者、クリエイティブの裏側さん、彼の視聴者も含めてちゃんと4方良しの設計がされていて、大手企業と個人のお手本のようなコラボだと思います。
大塚家具 数百〜数千人 × クリエイティブの裏側 3万人(当時)
コラボ依頼の方法
コラボの依頼方法についてはYouTubeの公式記事では下記のように解説されています。
コラボレーションしたい相手に連絡するときは、自分をアピールすることが大切です。コラボレーションしたい理由、自分が何を提供できるか、一緒にどのような動画やプロジェクトに取り組めるかが伝わるようにします。
・相手が希望する方法で連絡しましょう。[概要] タブに連絡先が記載されていることもあります。
・相手のチャンネルや制作する動画の種類をよく知っておきましょう。あなたが提供できる価値(スキル、機材、リソース、ファン層)も伝えてください。
・どのようなコラボレーションがしたいか、概要を端的に伝えましょう。
・相手を名前で呼ぶなど、親しみやすさを出しましょう。大勢のクリエイターに同じ文章をコピーして貼り付けたりしないようにしましょう。
人と関係性を築いていく上で当たり前のことばかりですが、コラボレーションの基本ですので丁寧に関係を構築していきましょう。
ただ、公式の解説はちょっとアメリカっぽくて一気に距離を近づけ過ぎている感じもしますよね。
日本の場合は相手の動画にコメントを残したり、TwitterやInstagramでいいねを押すところから、コメント、RT、DMと少しずつ距離を近づけていくパターンが多い気がします。最近だとClubhouseで仲良くなってコラボするパターンも増えてきましたね。
コラボ時の告知方法
お互いのチャンネルにそれぞれ別のコラボ動画をアップして、動画の終了画面や概要欄で相手のチャンネルの動画へ誘導するというのが王道です。
中田敦彦さんと宮迫博之さんのように前編と後編をそれぞれのチャンネルに割り振る方法もあります。
こちらは別々の企画を立てるよりも確実に相手側のチャンネルにも流れやすいというメリットがある一方、後編の方が再生数が落ちるので、継続してやる場合は順番を交互にやっていく方が公平かもしれません。
今日のまとめ
<本日のポイント>
1.コラボのメリットはお互いの新規の視聴者を獲得することができること
2.自分の登録者数が少なくても相手に提供できるものがあればコラボできる
3.再生数を伸ばすには自分と視聴者、コラボ相手とその視聴者、四方良しの企画を立てる
4.コラボ依頼はコメント欄やSNSなどを使って丁寧に関係性を築いていく
5.コラボの際は2本以上の動画を作り概要欄で相手のチャンネルへ誘導する
優先度:⭐⭐⭐⭐
第6回は以上となります。
ぜひあなたのチャンネルでも今回ご紹介した様々な事例を参考にしながら、コラボレーションにチャレンジしてみてくださいね。
「YouTubeの再生数を伸ばす20の施策」次回は「投稿本数」についてご案内しますのでお楽しみに。
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