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ジャパンカップ予想

今週末に行われるG1ジャパンカップに出走する全18頭の短評を書きたいと思います。


予想の前に

東京2400mは言わずと知れたチャンピオンズコース。どの脚質が有利ということもなく、実力差がハッキリ出る。強いてあげるならばジャパンカップでは1枠の成績が良いくらい。しかしここ5年だけで見ると内枠の成績がえらいことになっており、3着内15頭中4枠より内だった馬がなんと13頭。ただ気になるのは15頭全部が5番人気以内の馬。

そう考えると「内枠⇨勝てた」というよりかは「強い⇨勝てた」というべきな気がする。内枠だからと言って穴馬に飛び込むのはちょっと待ったほうが良いかもね。

後海外馬がなんかしない限りスローペース濃厚

データは時に、人々の思考を支配する

出走馬考察

評価はSからCまでの7段階評価(S,A+,A,B+,B,B-,C)。基本は私の買いたい度を表しています。ちなみにSは本当に自信がある時にしか出ないです。(A-追加したい)

1.シムカミル🇫🇷(G.ブノワ) C
フランスからの参戦の3歳馬で、2走前のパリ大賞ではオネストの2着。ニエル賞ではドウデュースを破って勝利した。枠はいいが持ちタイム2.27.8で府中の馬場に対応できるかと言われたら疑問符がつく。鞍上誰?

2.オネスト🇫🇷(C.ルメール) C
こちらもフランスから参戦の3歳馬で、先述のパリ大賞の勝ち馬。愛チャンピオンSではルクセンブルクの2着で前走の凱旋門賞は馬場に泣き10着だった。やはりこちらも府中適性がどうか。そもそもパリロンシャンと府中のWで好走できる馬なんて滅多にいない。ルメール騎乗も最近重賞で前につけれてないという、ひと昔の息子(岩田Jr)みたいになってるのが気になる

3.ヴェルトライゼンデ(D.レーン) B
前走は内枠至上馬場だったがそれでもさらに外を回して追い込んだデアリングタクトにすら負けたのはあまり評価できない。正直G1級かと言われると疑問符がつく。買える要素は鞍上だけ。だがそのダミアン様だけでここまで評価を上げた

4.トラストケンシン(K.マルタ) C
外国人ジョッキー軍団の中にポツンと放り込まれたマルタ騎手。これもある意味いい経験になりそう

5.グランドクローリー🇫🇷(M.ギュイヨン) B-
フランスから参戦の6歳牝馬でこのレースがラストラン。この馬の強さはなんと言っても条件を問わない安定さ。実際昨年のジャパンカップ、今年の凱旋門賞で5着。相反する条件ながらどっちも好走してるのは実はバケモン。去年なんか2kg差あったユーバーに勝ってる。馬の性質上頭まではどうかだが、3着には入れておきたい一頭。でも鞍上誰?

6.ヴェラアズール(R.ムーア) A
スローペース濃厚なら真っ先に買っておきたい馬。エイシンフラッシュの子供ということで一瞬のキレは素晴らしいものがある。ただその性質上一瞬しかキレないので重賞での好走は直線の短い中山福島に固まっていた。そんな常識を壊したのがこの馬。芝に変わってから全て馬券圏内で、2走前は東京で後のAR共和国杯覇者を破り、前走は阪神で豪快に差し切った。鞍上は世界のR.ムーアで、展開も向きそうなのでG1初挑戦ながらここは注目したい。ただ、たかが重賞1勝馬にここまで期待していいものなのか

7.テュネス🇩🇪(B.ムルザバエフ) C
WCで破ったドイツからの参戦の3歳馬で、凱旋門賞馬トルカータータッソの弟。5連勝でG1バイエルン大賞を制したがタイムがなんと2400mながら2.44.33。この馬自体の持ち時計は2.35.85。府中の馬場を走って脚を壊さないか心配なレベル。後鞍上誰?

8.デアリングタクト(T.マーカンド神) A+
ここ2戦の負けを言い訳しようと思えばできる。ただエリ女時に言った通り間違いなくピークは過ぎており、ヨーイドンの勝負になると厳しい面はある。ただそれでも気になるのは鞍上が神様ことマーカンド騎手。このチェンジで何か変わってくれれば

9.🦄🦁(国分優作) C
展開の鍵を握る馬。前走は見事な復活劇だったが、そこから中1週。年齢的に上積みはなく、単騎逃げにはなると思うが府中での逃げ切りはまあ難しい。2400mも長そう

10.ハーツイストワール(武豊) C
府中成績はいいが、流石にG1だと敷居が高い。鞍上も穴を持ってくるタイプではない。来年のダイヤモンドでお会いしたい

11.カラテ(菅原明良) C
天皇賞は思ったより頑張ってた。ただ2400mはちょっとこの馬には酷

12.シャドウディーヴァ(松山弘平) C
昨年注目してたが今年は年齢的に厳しいだろう。デアリングタクトから降板となった松山騎手には頑張ってもらいたい

13.テーオーロイヤル(菱田裕二) B-
ここ2戦は不利ありだったがそもそも2400mのガチンコ勝負もなったら実力的にやや劣るのではと思う。相対的に抑える必要もあるかもだがあまり積極的には狙いたくない一頭

14.ダノンベルーガ(川田将雅) A
天皇賞最先着馬で総合力が高い馬。裏を返せばこれぞという武器がなく、安定はするが勝ちきれないタイプ。2番手以下はヨーイドンとなった秋天ではイクイノックスに瞬発力勝負で屈したが、アイツよりキレる馬は今回はいない。川田騎手が乗ったことがあるシャフリヤールがすぐ外にいるのも逆に競馬がしやすそう。早熟傾向になっている後年ハーツの一頭。ここで決めたい

15.シャフリヤール(C.デムーロ) A
2400m級の距離でG12勝、昨年は直線で不利ありの3着とこのメンバーレベルを考えたら突き抜けて貰わないと困るレベル。ただ前走同様よーいドンの瞬発力勝負となった場合が問題。前走も結果的にはキレ負けの5着、しかも逃げ馬のジャックドールにすらキレ負けたのが気になる。久々や58kgも影響した分、今回は前走のようにはならないとみているが。C.デムーロになってから前につける競馬をよくしているのだが正直良いか分からん。そのC.デムは東京成績があんま良くないのはナイショ

16.リッジマン(石川裕紀人) C
腐っても元重賞ウィナー。目指すはハッピーグリン越えだ(2018年7着2.22.2)

17.ユーバーレーベン(M.デムーロ) B+
昨年のオークス馬。今年は牡馬相手に果敢に挑戦に挑み、ドバイシーマCでは5着と健闘。今年に入ってから結果は残せてないが京都記念は前残り、札幌記念は太っており、天皇賞は苦手な瞬発力勝負と大敗3戦はまあ許容できる内容。今回もスローになると厳しいが、少しでもペースが流れば台頭も

18.ボッケリーニ(浜中俊) B
今年1年G2を戦い抜き全て馬券内。5歳でG12勝を達成した兄ラブリーデイより1年遅くG1に挑戦してきたが正直G1で戦えるタイプかと言われると私はバラゲータイプの馬かなと思う。弱いわけでは無いと思うがめっちゃ強いかと言われたら・・・相手には入れる


予想の印を加えたまとめ

A+
◎8.デアリングタクト

A
○15.シャフリヤール
▲6.ヴェラアズール
△14.ダノンベルーガ

B+
△17.ユーバーレーベン

B
△3.ヴェルトライゼンデ
無印18.ボッケリーニ


最後に

奇跡は起きないから奇跡。ただ1年に一度は奇跡を信じてもいいよね

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