高知ファイナルで逃げ馬を当てる方法
【一発逆転ファイナルレースで逃げ馬を当てる攻略法を無料で教えます】
※この記事は99%の部分を無料で読むことができます。有料部分の1%に有益な情報は全くありません。なので安心して本記事をご覧ください
お久しぶりです。Youtubeで動画投稿をしているアイネスと言う者です。以前(約1年前)高知ファイナルについてのnoteを書いたんですけど皆様ご存じでしょうか?今回は高知ファイナルnote第二弾として逃げ馬を当てる方法について執筆したいと思います。
↑前回の記事。1年前すぎて多分半分くらいしか参考にならんけど見て
第1章「高知ファイナル=逃げ馬当てゲーム」
今回の記事で私が一番言いたいことはこの一文です。以前の記事でも記載したのですが、高知の一発逆転ファイナルレースは予想が困難なレース。その理由は簡単
出走馬が弱すぎる
この一言に尽きます
正直この出馬表だけだったらどうやって予想すればいいか分からないと思います。以前の記事ではここからファイナル攻略のために騎手や馬場に着目しましたが、今回着目するのは逃げ馬です
第1節 驚異の数字13-6-0-1
突然ですがクイズです。タイトルにもなっている「13-6-0-1」とは誰のどんな成績でしょうか?
正解は「6/23(日)までに行われた2024年度記者選抜のファイナルレースの逃げ馬の成績」です。いやいや待てよと、いくら何でも逃げ馬来すぎじゃないかと、そう思った方もいるでしょう。私もそうでした。ただこれは紛れもない事実です。連対率脅威の95%、府中のキム哲×ルメール×1番人気よりも信頼できます。極論を言うとこうです
「2024年度のファイナルレースは逃げ馬を買うだけで儲かる」
第2節 なんかそういうデータ
「確かに最近のファイナルで逃げ馬が強いことは分かった。でもそれはあくまで最近の馬場がおかしいだけで、以前のレースも踏まえたらそんなに逃げ馬有利ではないんじゃないか?」という声が一部から聞こえてきそうです。確かにそんな気もします。なので私は重い腰を上げてファイナルのデータ収集に取り組みました
上記の内訳は1400m戦が64レース、1300m戦が48レース、1600m戦が6レース、800m戦が1レースです。正直3年間とかで調べたかったけど普通にキツかったんで5クール分で勘弁してください
119レース調べた結果逃げ馬の成績
44-22-9-44
勝率37% 連対率55% 複勝率63%
1着と4着以下の数字が同じて。そしてやっぱり高いね。複勝率が63%、あの混沌ファイナルのメンツで逃げ馬を10回買えば6回来てくれるって考えるとある程度は逃げ馬を信頼しても良いかもしれない。ちなみにあまりにも逃げバイアスがかかりすぎてる2024年度のデータを省いたとしても成績は「32-17-9-43」で勝率27%,連対率41%,複勝率49%となかなか優秀。
そもそも競馬というのは逃げが有利。かけっこと評される高知ファイナルでも当然その傾向は当てはまることがデータでも証明された。困ったら逃げ馬を買えば良い、ファイナルの鉄則の一つと言って良いだろう
第3節 簡単だからこそ難しい
先述通り高知ファイナルは逃げ馬を狙うのが鉄板です。以上でこのnoteを…うん、分かるよ。君が何を言いたいか
「誰が逃げるか分からないから困ってるんだよ」
高知ファイナルでは出走馬は等しく弱いので基本みんな足が遅いです。中央競馬のように絶対的な逃げ馬は高知ファイナルには存在しない。だからこそ、「誰が逃げるか」を当てるのは非常に難しい。一見近走「1-1-1-1」とか「1-1-2-2」で走っててまあ逃げるだろうって思ってた馬が余裕で「8-8-9-9」とか「3-3-5-8」とかで走ってくる馬もいます
じゃあどうやって逃げ馬を当てるか?そこで参考になるのは以前のnoteで紹介した、高知競馬のHPの中にある予想コンテンツという欄です。
ここの展望欄に書いてる脚質を見れば逃げる馬は一応絞ることはできる。上の場合は3番が逃げる予想となっている。ただ大事なのは、これもあくまで予想の1つにすぎないと言うことだ。
こんなことをした人は多分私が初めてだと思うが、実は逃げ調査の際、ついでに「逃げ馬の欄に書かれた馬が実際に逃げたのは何回か」を調べてみた。その結果がこちらである
う~ん微妙w
仮にもこの展開予想を書いているのは予想の専門家である。その専門家をもってさえ逃げ馬を当てられる確率はおよそ50%。それほど高知ファイナルでの逃げ馬当てというのは難しいのだ。ただ裏を返せば予想コンテンツに関しては約50%の確率で逃げ馬を教えてくれるので絶対見た方が良い
じゃあ残りの50%はどうすれば埋めることができるのか?次章以降では実際のデータを見ながら高知ファイナル逃げ馬当ての極意を考えてみよう
第2章「わっくわくな枠」
ネタバレしますが枠順めっちゃ大事です。逃げ馬の7割くらいは枠で決まると思います。実際のデータを見てみたらよく分かるよ
第1節 数字は嘘をつかない
とりあえず色々なデータを見ていこう。まずは先述の高知競馬予想コンテンツが逃げ馬として予想した馬の枠順をまとめた表データとグラフである
上の2つを見てもらうと枠によって多少の上下はあるが、おおよそ全体的に散らばってるように見える。このことから逃げ馬候補はどの枠にも存在してことが分かる。じゃあ次は実際どの枠の馬が逃げたのか見てみよう
11番枠逃げすぎじゃね?
明らかに11番枠が抜けており続いて6番12番8番9番と続いている。というか気持ち外枠の方が逃げれている馬が多い。更に上下を比べると逃げ馬候補が多くいたはずの2枠3枠が思ったほど逃げられていないことが分かる。じゃあ最後に逃げて好走した馬はどの枠順の馬だったのかを見てみよう
これは面白いデータかもしれない。4枠より内が完全に終わってる中8枠の好走率はかなり高くなっている。図2と図3を比べると5枠6枠7枠に関してもその枠から逃げた馬の多くが好走している。それではこの3つの表とグラフを見た結果をまとめてみる
・データを見て分かったこと・
1.逃げ馬はどちらかというと外枠に集まっている
2.逃げ馬の好走率も外枠の方が高い
3.4枠より内の馬は逃げられてもあまり好走できない
次の節ではこれら事実の考察と、119レースの中からいくつか具体例を挙げながら本当に外枠の方が逃げ馬は好走しやすいのかについて考えていく
第2節 U.N.外枠は有利なのか?
今からなぜ外枠が有利なのか?というよりかはなぜ内枠が不利なのか?という理由を考察していく。あってるかは知らん
1.砂の深さが関係している説
まずはこちらを見てもらいたい
こちらは高知競馬HPに載っている高知競馬の砂圧の情報である。見ての通り内枠から4mほどは砂圧が外より深くなっており、走りにくくなってる。日本で使われている発馬機は基本1頭の横幅は1mないくらいなので4mラインには1枠から4枠の4頭が入ることになる
砂が深いと特に開幕ダッシュに大きく影響が出る。先述の通り高知ファイナルはかけっこなので逃げるためにはいかに速くトップスピードに到達するかが重要となる。砂が深い内枠に入ってしまったら深い砂に足を取られてただでさえ終わってる出足が更に終わってしまい、外枠の馬とのかけっこで不利に働く。多分コレが原因の8割だと思う
2.砂を被って終、包まれて終の馬が多い説
レースを見ると内の方は毎回ごちゃつく。ただでさえ内枠は前半ダッシュがつきにくいのに外の方から内に切り込まれるとダッシュ力に乏しい内枠軍団は前をカットされてEND。正直このパターンはかなり見た
また内枠は当然外枠と比べて砂を被ることが多い、逃げ馬の多くは当然砂なんか被りたく無いので中央の乗り方ができる騎手はそうしないように努力するのだが、中央の乗り方ができない騎手や枠的に厳しい馬は余裕で砂を被って終わる。騎手については後々解説する
3.多少ミスってもどうにかなるかならないか
やはり内枠の逃げ馬にとっては1つのミスも許されない。出遅れたり開幕ダッシュでしくじると内の砂の深さも影響しよほど運が良いかよほど強いかじゃ無い限り先手は取れない(強いかに関してはファイナルでは考慮する必要は無い)。一方外枠なら多少しくってもその後ガチ追いすればどうにかなるときがある。基本完璧に先行争いを演じるのは不可能なのでそれを考慮するとやっぱり内枠はキツいんかなって思う
多分理由はコレなんじゃないかなって思います。ただ世の中には当然イレギュラーは存在するわけで…という訳で次節は内枠でも逃げることができた例を紹介しながら逃げのパターンを考えてみたいと思います
第3節 イレギュラーはイレギュラーだからイレギュラーなんだよ
対象119レース中不利とされた1~4枠から逃げた馬は計30頭、そのうち馬券内に来た馬は計15頭。この節では丁寧にこの30例を確認しながら(レース映像は暇なら各自で見てね)イレギュラーについて考えていく
ケース1 1枠(逃げ8例好走4例)
好走4例のレース映像を見てもらうと分かることだが塚本騎手がとにかく上手すぎる。スタート決めた後に砂がまだ浅い外の方に馬を寄せる芸をして先述の内枠のデメリットを減らしており、好走3例はこの作戦が決まった一戦であった。内枠でも侮れないジョッキーだと言えるが唯一の欠点はもうこの世にはいないこと…
ラブワンダー山崎騎手は正味脱法スタート気味であった。あれくらい速くゲートから出られれば枠なんてなんも問題が無い。倉兼騎手のケヴィンはガチ追いで抵抗し逃げた例。ただ他の例もそうだが内枠から逃げると相当キツいのか単騎を取れたとしても割と失速しがち。1枠の逃げ馬は塚本騎手を蘇らせるか脱法スタートを決めない限り厳しいだろう
ケース2 2枠(逃げ9例好走5例)
好走5例はどれも外から速い馬が被せてくることなく単騎で行けていた。当然スタートも良かった。宮川ステラのレースも単騎で行けてたがファイナルには珍しくB級と高クラスのレースだったので外の馬の実力もちょっとあって結果飲み込まれたと見ている
そんな中3回2枠で逃げている永森騎手に着目。内容は1勝2ポカで、8/27では近走差し競馬ばっかしてたアメージングサンで逃げるという技を見せ好走したが、1/21では別馬に絡まれて失速、1/23では普通に差されて負け。馬の実力も考慮する必要があるが正直評価に困る(T_T)
ケース3 3枠(逃げ9例好走2例)
好走例僅か2例。濱騎手の3着は超好スタートで早めにスピード乗れての単騎逃げ、イールテソーロは他に逃げ馬不在で単騎逃げ。その他はう~ん、厳しい結果やね。後異様に西森騎手が多い
他を振り返ると5/6は差し決着、7/8はもう一頭との逃げ馬の併走で共倒れだが競ってきた相手がまたしても西森騎手。1/8.10の西森騎手はマイルの良馬場とかいうクッソタフな条件で馬も強くなく失速、1/30も永森騎手は理想単騎展開だったが馬が弱かったのか失速、2/7は外から被されるも珍しく抵抗してハナを奪ったが前半でのペースアップが祟り4着、3/12も理想展開なのにあっさり飲み込まれた
3枠に関しては人気馬は結果を残してるが人気薄はとにかく失速と、1枠の時に言及したとおり強い馬じゃないと内枠じゃ好走できない説を支持するような結果となった。
ケース4 4枠(逃げ4例好走4例)
まさかの逃げ馬好走率4/4の4枠。ただ物言いするのなら、6/15のレースは6番枠の馬が取り消した影響で1~5番枠の馬が1枠外の枠に詰められていた。つまりミオファーストは実質5番枠からのスタートであったのでケース4から外してもいい気はする
10/28の一戦では完全に外から被されながらも鬼の抵抗で先手を奪いきり勝利、1/9では競りかけて来る馬がおらず単騎逃げ叶い3着、2/11も同じパターンで2着。ここら辺の馬は外枠の出方が大きく関わってきそう。外がガチで先手を取りに来たら厳しいし、来なかったら好走率は高い
まあ色々見てみたが結局はコレが一番大きいだろう。内枠の逃げ馬はダッシュを五分以上に決めてある程度スピードに乗るのがマスト、後は外枠馬様何もしないでくださいと祈るのみ。単騎で行けたら強い馬は残るし実力の足らない馬は沈む。よほど展開が噛み合うと思ったとき以外は内枠の馬が逃げると考えないほうがいいだろう
第3章「人馬一体ケンタウロス印」
「内枠の逃げ馬が厳しいのは分かった。じゃあ外枠の逃げ馬の中だったらどの馬を選んだらいいんだ(怒)」という声が聞こえそうなのでこの章では騎手と馬に着目しながらその点を考えていこう。ちなみにここからかなり感覚的な話が増えてくるので頑張ってついてきてね
第1節 ファイナルの逃げ馬は4つのタイプに分類される
急に何を提示したんだと思う人がいるかと思うがまあ表自体の意味は分かると思う。タイプ1はまあ分かりやすい、だってみんなが想像する逃げ馬なんだから。タイプ4は考えなくていい。出てくる可能性はまあ低いし、もし出くわしたらもうババを引いてしまったと思って諦めろ
問題はタイプ2とタイプ3。逃げ馬当てをする上でこの2タイプの攻略は必要不可欠だ。なんせ元々確実に逃げると思われていない馬であり、このタイプの馬を逃げさせるならばある程度の騎手の腕が必要となってくる。ファイナルの逃げ馬当てが難しい理由はここにある
「○○騎手が乗っても全然先行できなかったのに△△騎手が乗ったらめっちゃ先行してる」というのはよくある話。じゃあ先行意識のある騎手は誰なのか?実際のデータと私が119レース見た中での感覚を踏まえて見ていこう
第2節 逃げが得意なフレンズなんだね
逃げ傾向が強い騎手を確認するには様々なアプローチ方法が存在するが、今回は先述の予想コンテンツの逃げ馬候補に乗っていた騎手と実際にレースで逃げた騎手を見比べながらまずは客観的に考えていきたい
なるほどね
第2章とかでよく見た名前が多いね。データだけ見るとこれらの騎手が逃げ馬に乗ってたら信頼して良いよねってなるけど…本当にそうなのか?「数字は嘘をつかないが嘘つきは数字を使う」との言葉もあるとおり、目の前の数字だけ見て判断するのは危険かも知れない。ここからはレース映像をたくさん見てきた私の主観を含めて騎手1人1人について考察していく
1.西森将司(逃げ成績2-2-2-14)
西森騎手の面白い点は逃げた20頭中3.5.6枠が19頭も占めている点である。後は人気馬に全然乗ってない。20頭中5番人気以内は僅か3頭、それでこの数字は割と優秀じゃないかな。外枠の逃げ馬に乗ったときが分からないが、5枠での成績が(1-1-1-2)と割と良い(しかも6番人気9番人気9番人気)のでここが狙いどころか
2.岡村卓弥(逃げ成績5-0-0-5)
なんというピンパーマシーンだろうか。個人的に先行意識がかなり強い騎手の1人だと思っている。10回中【5枠3回 7枠1回 8枠4回】と外枠からの逃げが多く、やるときはきっちりとやる騎手であることが分かる。基本的に人気馬で逃げて結果を残してることが多く、人気薄の時はあまり逃げられてないし結果も残してない。後たまにコメントが面白い
3.岡遼太郎(逃げ成績4-1-0-3)
個人的に一番先行意識がある騎手だと思っていたが、数値だけみると思ったほど逃げていない。4勝の内訳は【6枠1回 8枠3回】とこちらもやるときはやる騎手であると言える。それ以上に気になったのは逃げ候補×人気馬の成績だ。3番人気以内だった場合の成績は脅威の(3-1-2-1)、つまり逃げ候補だと思われている人気馬をしっかり勝たせることができるのが岡騎手の強み。それはなにしも逃げにこだわっている訳でもなく、これらの馬で先行して馬券内のパターンも多く存在する。人気の逃げ先行馬の岡は警戒。ここテストに出ます
4.濱尚美(逃げ成績4-0-1-4)
一時期濱フィーバーと言われるほどファイナルで無双していた時期(2024年冬)もあった騎手だが、この騎手に関しては逃げ馬を確実に逃げさせるより先行馬でワンチャン逃げを狙うタイプの騎手である。実は逃げ馬候補の馬に14回乗っているがその成績は(2-0-1-11)と正味クソ。外枠先行馬の濱はワンチャン狙う。これもテストに出ます
とりあえずこの4名の騎手は逃げ先行馬に乗ってたらきちんと仕事してくれるので、ファイナル逃げ馬当てをする上では非常にありがたい騎手であると言える。逃げ環境のファイナルなら評価を上げてもいい人たちだろう
ただ一方で当然逃げが苦手な騎手もいるし、数字として現れてないだけで実は狙い目の騎手もいるかもしれない。次節ではそんな個人的狙い目の騎手や避けた方がいい騎手について見ていきたいと思う
第3節 賛否両論は大体3:7で否定が多い
今節では先節同様色んな騎手を分析していく。狙い目の騎手、賛否両論な(扱いにくい)騎手、避けた方が良い騎手と色々混ざっていくのでちゃんとついてきてね
5.妹尾浩一朗(逃げ成績1-1-0-2)
通称犯罪者。データ収集区間と謹慎区間がかなり重なっていたのでデータ数はあまり多くない。ただ個人的に見ててかなり先行意識が強い騎手だと思う。逃げ切りは多くないが、体感先行した時は濱騎手よりも好走しているイメージがあるので外枠のワンチャン先行馬に乗ったときは注意が必要。再逮捕だけはやめて欲しい
6.井上瑛太(逃げ成績2-1-1-2)
個人的にあまりイメージはないが人気馬ではきっちり仕事をこなすイメージはある。実は逃げた6Rは全部4番人気以内。対象レース外ではあったが6/30(日)のファイナルでも逃げ馬ほぼ不在の中大外から勢いよく先手を奪って2着に好走した。個人的にまだ掴み切れて無い騎手
7.永森大智(逃げ成績4-1-2-2)
賛否両論代表。逃げたらかなり成績は良い、ただ…逃げない。高知リーディング現在3位、福永洋一記念では逃げのグッドヒューマー(テン乗り)でユメノホノオを撃破するなど逃げについてはかなり上手いイメージがある騎手だが、ファイナルでは逃げそうな馬に乗ってるのに逃げないことが多い。上手い騎手だからこそ、ワンチャンを賭けずにちゃんとした競馬(バカみたいに逃げずに番手競馬)をしようとしているのだろうか。ただファイナルはちゃんとした競馬をしたら勝てないレースなので個人的には無理にでも逃げて欲しい。ただ絶対的な逃げ馬に乗ったときはちゃんと仕事するので嫌うのはほどほどに
8.林謙佑(逃げ成績4-2-0-3)
はっきり言って最近はこの数字ほど結果は出てない。前回のnoteではファイナル界のルメールと書いた記憶があるが、最近は某オシェア並の成績となっている。昔は本当に上手かったんだけどなぁ…現状は地雷騎手と化している。復活の兆候が出だしたら警戒必須
9.阿部基嗣(逃げ成績1-0-0-1)
下手。現状この一言につきる。たまに大外枠で腹をくくる騎乗があるが基本日和る。逃げられないと思っていいし、少なくとも逃げ馬では狙えない
10.畑中信司 嬉勝則 多田羅誠也
この3名はどちらかというと差しが上手い騎手。そもそも逃げの回数も多くないし、絶対的な逃げ馬じゃ無い限りまあ逃げない。差し馬でオシェアになろう
11.宮川実 赤岡修次 吉原寛人
高知リーディング1.2.4位騎手。そもそもファイナルに出てくることが少ないが、やっぱちゃんとした騎手は無理には逃げようとはしないのか各騎手1.2回くらいしか逃げてない。赤岡騎手に至ってはファイナル成績がちいかわなので基本無視が正解かな
後の騎手は悪いがそんなに印象はない。山崎騎手とか木村騎手とか意外と…?って思ってるけど俺の中の印象が全くないので何も書けないというね。だから騎手分析についてはこれくらいにしとこうと思う
第4章「一級高知ファイナル予想試験」
ここまで枠,馬,人,と見てきた訳だがここからは実践編として、これら3ファクターを用いた逃げ馬予想をやっていく。ただその前に後1つだけ、学んでおいて欲しいことがあるのでまずはそれを見ていただこう
第1節 横の関係
枠と人馬についてここまで見てきたが当然競馬は個人戦であるがタイマンではない。なので展開を考える上で枠の並びというのは非常に重要となってくる。第2章ではとにかく外枠有利とは言ったがじゃあ極論8枠の逃げ馬だけを買えば良いのかと言われると答えは普通にNO。この節では高知ファイナルで見られる逃げのパターンというのをいくつか提示してみる。ここまで言及してくれる記事なんてここだけですよ?
1.逃げ馬候補1頭のみ
大体の場合そいつが逃げます。そいつが外枠(5-8枠)の場合スタートミスらなければ逃げますが、内枠の場合はスタートミスれば終(まあどのパターンでも内枠はスタートミスれば終わるけど)。逃げ馬候補が内枠にいるとたまに外枠の先行馬がワンチャン逃げの手に出る可能性もある。変なことしそうな人馬はいないかやっぱり確認するのは大事
2.逃げ馬候補複数(内枠&内枠)
内枠に逃げ候補が揃ってるとき、大体外枠の先行馬が逃げます。内でやり合ってると外からなんかスーッと勢いよく先行馬が内の小競り合いを交わして逃げるという光景は割とよくある。「内枠の逃げ馬は疑え。まず逃げないと思え。外枠のワンチャン馬を探せ。いなかったら内枠の逃げ馬を信じろ。」内枠に逃げ馬がいる場合はこのように考えよう
3.逃げ馬候補複数(中枠&中枠 中枠&外枠 外枠&外枠)
今回のお話の本筋はコレ。高知ファイナルに出走する逃げ馬にとって番手は敗北を意味する。逃げ馬は逃げて初めて強さが出る。逃げ争いに負けた逃げ馬は8割沈む。1割は馬場の恩恵で逃げ馬と共になだれ込む。番手から逃げ馬を差して勝つのは体感1割。併走は基本共倒れなので逃げ馬は基本単騎での逃げが求められる
じゃあどの馬が単騎逃げしやすいのか?答えは意外と単純。「ライバルより内にいること」である。コーナーという概念が存在する競馬ではライバルと同じスピードで走ったら、自動的に内の馬が前に出ることができる。外の逃げ馬は内のライバルよりも速く走ってライバルの進路をカットする必要がある。かけっこと評される高知ファイナルでは基本スピードは全頭トントンなのでこの場合内の逃げ馬の方がちょっと有利
7枠と8枠に逃げ馬候補が揃ったとき、勝つのは体感6:4で7枠。5枠vs8枠の場合、もし5枠に速い逃げ馬がいたら8枠の馬が逃げられる可能性はまあ低い。第2章では数値上一番逃げ率が高い8枠だが、内を交わしきれない場合があるという弱点を抱えていることは頭に入れて欲しい
まあそんなこと言ってもその馬がちゃんとスタート決めるか否かは結局運ゲーなので中枠の馬買ってスタートしくって外から被されてQ.E.D.なんてざらにある。ただその馬が使う出足のスピードは見といて損はないね。やれることはやって最後は天命を信じる。これで良いじゃないか
第2節 実践してみよう
ここからは実際に行われたレースを参考に、私が約10000字かけて書き連ねたファイナル逃げ馬当て予想法を使ってみようと思う。都合上逃げ馬当てをしやすいレースをピックアップしたので一緒に考えてみよう
ケース1 6/22(土) C3-14 1400m(不良)
まず逃げ候補を見ると3のハイレリーフが挙げられているが、3枠&赤岡とかまあ逃げられるわけないよね。じゃあ外にワンチャンをかけそうな先行馬はいないかと思い見てみると10.岡スライドマッドと11.岡村チキチキチータの2頭が逃げ馬候補として挙がってくる。ここには書いてないが10は4番人気で11は8番人気。第3章第2節で挙げたとおり岡&岡村騎手は人気馬騎乗時に狙うべき騎手だということ、チキチキチータがファイナル常連でそこまで強くないこと、枠が10の方が内であることを考えるとここで逃げるのは11ではなく10のスライドマッドの方では?との予想ができる。
【答え合わせ】
予想は完璧じゃないか
予想通り岡騎手鞍上10.スライドマッドが逃げ、11.チキチキチータは完全に外枠の怖い面が出てしまい番手で失速、3赤岡ハイレリーフは完全に岡騎手に先手を譲りそのままバイバイ。中央競馬の乗り方はできてもファイナルの乗り方はできない模様。レースは差し馬決着の中スライドマッドは2着に残り岡騎手してやったり
ケース2 6/29(土) C2-7 1400m(不良)
逃げ候補は阿部騎手の10.スターライトキス。近走ずっと逃げてるし外枠だしいくら阿部騎手でも何事もなければ逃げられるだろう。ワンチャンをかけられそうな人馬もことごとく内枠(1.永森 2.妹尾)なのでまあ行けるだろう。問題はあまりにも馬が弱すぎること
【答え合わせ】
予想通り阿部騎手が逃げたがやっぱり馬が弱く3角で後続に飲み込まれあえなく失速。結果阿倍騎手の後ろにいた先行馬たちが上位独占を果たした。そしてこのレースでもう1つ面白いのは郷間11.シェイクオンイットと山崎12.ハッピープリベイルの先行争いである
上の画像を見てもらうと分かるとおり郷間騎手の11はスタート直後は阿部騎手よりしごいておりワンチャンを狙っていた。ただスタート半ばで1枚目の通り山崎騎手の12に外から被せられ一列後ろに下がってしまった。その後は前半飛ばした代償かずるずると下がっていき結果展開が向いたにもかかわらず5着に敗れた。ワンチャン狙いが失敗するとこうなるんだと言うのを分かりやすく表したレースであると言える
ケース3 6/30(日) C3-9 1300m(不良)
このレースは正直逃げ馬は不在と言っても良い。強いて言えばの林騎手を予想コンテンツでは挙げているが、番手でも競馬はできるしこの枠で林騎手もガチ追いはしない気がするし別の馬が逃げる可能性も全然有りそう。ワンチャン馬を探したときに大外井上騎手の12.ヴィルゲートがここ2戦濱騎手を背に先行しており、井上騎手というのもあってワンチャンを仕掛けるならこの馬だと考えられる。ただそれでも逃げ先行馬は少ないので、普通に前で決まる気がする
【答え合わせ】
ワンチャンを仕掛けたのは新人城野騎手の6だったが大外から12.ヴィルゲート井上が一気に前を捕らえ逃げの手に。意外と前は競ったが結果前に行った馬がそのままなだれ込む結果に。逃げ候補林騎手は初めから全く行く気が無く、前を行かせて自分の競馬に持ち込んで勝利。これはお見事だった。ワンチャン狙った6はあっけなく脱落
あくまで今回は逃げ馬を当てるが目的であって勝ち馬を当てるのではない。ただ実践編を通して、ある程度逃げ馬を考えながらレース展開を考えたりしてレースの勝ち馬に迫れたと思う。もちろん全部が全部こう上手くいくわけではないが、「逃げ馬を当てる=展開を読み取る=馬券的中に繋がる」と言っても過言じゃないだろう
第3節 当たらない男の予想方法開示
高知ファイナルで散財しまくってるアイネスがnoteを執筆している際に考えた高知ファイナルの予想方法を最後に書き連ねたいと思います
結局これじゃないかな。逃げ馬が残る馬場、展開、そして逃げ馬自身が弱くないのなら基本前が残るし、逃げ馬が厳しい馬場(特に良馬場)、展開(逃げ馬候補が多い)、そして逃げ馬が弱い場合は差しが決まる。差し馬が強い→差し馬を狙うんじゃない。逃げ馬が強いかザコいかで差し馬を買うかどうかを決める。差し馬の序列?んなもん自分で考えろ
まとめ
今回は高知ファイナルの逃げ馬を当てる方法として、アイネス式高知ファイナル逃げ馬当てメソッド(仮)を開発しここに書き連ねた。一言でまとめるのは難しいが、約13000文字を超えるこの記事を最後まで見てくれた人にはきっと私の思考が伝わってくれただろう
またアイネスのYoutubeチャンネルでは毎週月曜日に地方競馬情報局を配信している。そこではその週の地方重賞の展望や最近あった地方競馬関連のニュースを取り扱っているので是非とも見て欲しい。チャンネル登録も是非ともよろしくお願いします
最後にガチお願い
正直なことを言うとこの記事を執筆するのにかなりの苦労と時間をかけました。データ収集から始まりそれの分析や記事の執筆など、合計すると約1ヶ月はかかったと思います。そんな1ヶ月の集大成をこのように無料で公開するかどうかは最初は迷いましたが、別に私は有名なトラックマンじゃなければ人気競馬YoutuberでもないTDN一般人なので、このように無料で公開することにしました
ただ、ほぼ14000字のこの記事を無料で公開するのは私の今後のモチベ(動画投稿やnote執筆とか)にも影響しそうなのでこのようにさせてください
正直コレをするかどうかはマジで迷いましたが、この記事は皆様からの支援を頂いても良いクオリティと情報量であると個人的に判断しました。あくまで私に対してサポートをしても良いよって方のみやってもらったら良いのでね。全員やれよなんて微塵も思いませんし、サポートしてくれる方は私への労いスパチャだと思ってしてもらえると私が泣いて喜びます
また、有料部分を購入して私をサポートしてくれると言う方に何も渡さないのはいかがなものかと思い、僭越ながら今回の記事でデータ収集として使用したエクセルファイルをプレゼントしたいと思います。中身はこんな感じです
念を押しときますが有料部分にある情報はお礼メッセージとファイルだけなので私の活動をサポートしたい本当の物好き以外は購入しなくてかまいません。ただサポートして貰えるとアイネスが血を吐きながら喜びます
以上で執筆終了です。最後まで見てくださった皆様、お疲れ様でした
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