見出し画像

父といえば「俺は知らない」

先日、ハチが巣を作っていると隣のご夫婦が親切に知らせてくれたことがあった。父がご夫婦と一緒に外に出てしばらくして戻って来た。

「鉢が巣を作っていたから」とスプレーを手に家に入ってきた。
隣のご夫婦がくれたとのこと。
私は、何故スプレーを持ってきたのか腑に落ちない点があったものの、いつも会話は最小限なため、その日も「スプレーを撒いてきた」という父の言葉で終わりにしていた。

先日、雨戸を開け、いつもは空けない側の窓を開けたらビックリ。
頭上を何匹もの蜂がブンブンと飛び回り巣に出入りしているではなか!
巣事態もとても元気ハツラツな雰囲気で、数日前にスプレーを撒いたとは別の巣があるのかと一瞬勘違いをした。
「あのスプレーはこのためなのか」
小さな命を奪うのは心苦しいがこのまま巣が育つのも蜂の子が大量に蜂になるのも受け入れられない。
直ちにバズーカー状に勢いよく噴霧するスプレーを巣に命中させ数秒。ポトポトと蜂と蜂の子が落下した。おかげで蜂の巣の撤去に時間を掛けることなく完了したが、ちょっと待てよ!父はあの日なんて言った?

後ほど父の確認したら、「オレは知らない」
スプレーをお隣さんに渡されて「オレは知らない」なの?と聞くと、
「そう。オレはそーゆーの知らない。関係ない。」
そうそう「オレハシラナイ」この7つの音を何臆万回言ってきた傍観者の未成長人。

なんだろ。テストみたいのが定期的にやってきては毎度不合格。

死に向かう母の入院中「オレは知らない」
亡くなった後も「オレは知らない」
ずーっと昔から「オレは知らない」


カルマを手放すとどうなるんだろ。
色々なことをスッキリさせてしまいたい願いはあるから
父を赦すテストが来るんだろうかね。

やっといくつかの普通の会話ができるよう自分を慣らしたが
この「オレは知らない」テストで必ず不快感スイッチが入る結末。

ネガティブ思考じゃない人はどう捉えるんだろうなぁ・・・


完全に愚痴!
読んでくれていたら、心からありがとうございます!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?