見出し画像

2022年の大井競馬をふりかえる~1400m編~

どうも、アイナです。

今回なんとなく有料にしてますが、
最後の1文字まで無料で読めます。
投げ銭的な感じと捉えていただければ☺

サイキョウカンパ」がきましたね。
ニュースを聞いてて、馬名だとしたら浦和の800mあたりに出てきそうな名前だなって思っちゃいました。笑。

冗談はさておき、たしかにめっちゃ寒いです。
みなさまもお体ご自愛下さい。
雪道の運転などもどうぞお気をつけて。

さて、本題。

先日、新年最初の浦和開催に合わせて
昨年の浦和800mのデータをまとめたnoteを出しました。
おかげさまで一部のフォロワーさんからご好評をいただいたので、第2弾

今年は時間があるときには
これやろうかなと思ってます。

今回は大井1400m編。

実は書きかけの浦和1400m編もあるんですが、それは次回の浦和開催までにがんばります。笑。

みなさんのイメージ通りなのか
それとも新しい発見があるのか
最後までお付き合いいただければと思います。

今年大井の馬券をおおいに楽しむお供になれれば幸いです。

【記事内の表記について】

今回は、ざっくり大雑把な傾向を知るのがテーマです。
データを細かく分けすぎると
該当馬が1頭とか、
比較する相手がいない!
という状況になってしまうので、
ざっくりは大事かなと思ってます。

道中のポジション・脚質については、
以下の4つに分類しています。

逃げ ⇒ 最初のコーナーに先頭で入った馬

先行 ⇒ 逃げ馬を除いて、出走頭数の前30%以内にいた馬

差し ⇒ 逃げ・先行を除いて、前半分にいた馬

追い込み ⇒ 出走頭数の半分より後ろにいた馬

出走取消競争中止の馬はデータから省きました。
あくまで完走できた馬のみのデータです。

では、いってみましょう。

★枠番別成績

2022年の大井1400枠番別成績

まずはについて触れることにします。

大井1400は基本的には内枠有利
外にいくほど勝率も複勝率も下がります。

たぶんここまで数字に表れている状況だと、言われなくても知ってるよ!という方も多いかもしれませんね。

年末あたりのように、開催単位で見れば割と外の馬が馬券に絡んでくることもありますが、一年通してみれば表のような数字。

内枠有利と覚えておいて損はないと思います。

2023年最初の開催でも、1/24(火)の3Rで、
馬番①~④が上位独占というレースが見られました。

★脚質別成績

前めの方が有利ですね。

競馬場やコースによっては、多少連対率や複勝率が入れ替わるのですが、大井1400に関してはきれいに前から順にという結果になっています。

でも、これもわかってますよねという感じ。笑。
特に目新しい感じはしないかもしれません。

さらりと次に行きましょう。

★騎手別成績

表にまとめたのは
60鞍以上騎乗した騎手さんたちの成績です。

☆騎乗数最多は和田騎手


たくさん乗っていますね。
複勝率は50%に迫る数字。
勝利数も矢野さんに次いで2位
優秀ですね。

そんな和田さん騎乗馬の脚質別成績

和田さんは南関騎手の中でも、
前めポジションでの成績が良い先行型。

特に逃げたときの成績は優秀ですよね。
とにかく前め有利な大井1400mはピッタリなんだと思います。

ただし、他の好成績ジョッキーと比較すると分かりますが、後ろ半分から追い込んだ場合の成績はあまりいい方ではありません。
追い込んだ場合の複勝率は30%切ってます。

和田さん×差し馬は割引だと思ってます。
これは1400に限らず・・・なんですけど。

つづきまして・・・

☆勝利数1位は矢野騎手

矢野さんは南関騎手の中でも、
バランスが良いタイプだと思っています。
騎乗馬の脚質やポジションに左右されず、
馬の力を引き出せるというか。
ここでもそんな感じのデータが出てるかなと思います。

矢野さんは「差し」の成績が良いですよね。
色の都合で先行が多少悪いように見えますが、複勝率44%もあるので優秀です。
後ろ半分から追い込んだ場合の成績も上位の方に入ります

一旦ちょこっとまとめておくと

①和田さんを買うとき

馬柱で先行経験を確認しておくのが必須
先行経験がなければ基本的に消す

②矢野さんを買うとき

血統が合ってそうとか、
実績があるとか、
調子が良さそうとか、
ひとつでも買い要素があればいける!

と、個人的には思っています。

例えば、今週1/23(月)の7R
和田さんは近走6~8番手で競馬をしていた、
先行力に疑問がある馬で馬券外。
1着馬は近走差す競馬で好走を続けていた馬が、
矢野さんに乗り替わって勝利でした。

あと何人かチェックしておこうと思います。

☆森泰斗騎手

わたしは森さんも
和田さんに近い先行型かなと思ってます。

差し・追い込みの成績はそこまでいいとは言えないです。
森さんの場合は、他の競馬場や条件でもっとすごい数字を出しているので、物足りなく感じるというのもありますが。

昨年は後方から追い込んだ場合の1着はゼロ
複勝率も2割程度にとどまっています。
それでも先手が取れる確率は高い方なので、リーディング上位に食い込んできてるのかなと思っています。

森さんが先行経験がない馬で人気していたら…
思い切って評価を下げていいかもしれません。

ちなみに・・・
1400に関しては御神本騎手、達城騎手もこっちのグループです。
騎乗馬が追い込みタイプだったらやや割引ですね。

☆笹川翼騎手

笹川さんは、矢野さんと近いバランスタイプだと思います。
他のトップジョッキーと比べると
「追い込み」の比率自体が高めなんですが、
それでも複勝率は上位に入ってきてます。
有利な逃げ・先行馬であまり取りこぼさず、
不利な差し・追い込みの場合でもそれなりに馬券にもってこれる。
ということになるかなと思います。

ちなみに、真島さんもこっちのタイプ。
全脚質で複勝率が40%を超えています。
騎乗数自体は上位陣の半分くらいということで、そのあたりの数字の出方は考慮していただくとして。

後方からでもしっかり馬券にもってこれるタイプは、馬券にも組み込みやすいですよね。

さて、騎手の項目の最後は極端な人をひとり挙げておきます。

☆差し・追い込みなら吉井章騎手?

60鞍以上騎乗した騎手の中で、
差し・追い込みの方が成績がいいのは
吉井くんだけ
です。
実際に好走した馬をひととおり見てみましたが、近2走以内に上がり3位以内の経験があると良さそうです。
あとは新馬戦でもけっこう頑張っていました。
紐に入れておいて、来たらおいしいタイプかなと思います。

1400m以外の条件でのイメージも含めると、
千田さん石崎さんもこのタイプかなと思いますが、騎乗数が少ないので参考程度に。

★血統別成績

※わたしが使う血統分類は亀谷さんの分類をもとにしてます。

☆大系統から見てみましょう

☆父ノーザンダンサー系が優秀

まずはお父さん側のお話。

該当馬が200頭以上出走した中では
ノーザンダンサー系の好走率が高いですね。

もう少し細かく見ると、
特にストームバード系ダンチヒ系が好成績。
いずれも30回以上産駒を送り出して、
複勝率は40%を超えています。

代表的な種牡馬は、アジアエクスプレス
ストームバード系に分類されます。

アジアエクスプレスは昨年の大井1400mで、
全種牡馬中最多の8勝を挙げてます。
この8勝のうち、
5勝和田さんとコンビを組んでいるエアロストリーム
残り2勝は矢野さんとコンビを組んでいるトゥースパークル
あと1勝は新馬戦から和田さんとコンビを組んでいるストライク

馬名を挙げたストームバード系好走馬は、すべて母父がサンデー系
これはもしかしたらなにかのテストに出るかもしれないので、覚えておくといいかもしれません。

昨年この条件でストームバード系の馬券内は55回あるんですが、そのうち27回は和田さんか矢野さんの手綱。
この二人だけでストームバード系の好走の半分を占めています。
上位ジョッキーは血統面でも恵まれているのかと思いました。

ちなみに!
矢野さんは他の条件だと、ストームバード系とはさほど相性が良くありません
とりあえず去年1400mなら良かったんだなあというイメージでいてもらうといいかなと思います。

☆サンデー系

父として該当馬の出走数が多いのは、
サンデー系ミスプロ系
それぞれ500回以上該当馬が出走しています。

この2系統がいないレースはほぼないです。

まずはサンデー系から。
特に成績がいい種牡馬はゴールドアリュール。
【5-5-5-18】勝利率15%、複勝率45%
産駒が30回以上出走した種牡馬の中で、
複勝率1位です。

ゴールドアリュール直系のスマートファルコンエスポワールシチーの産駒も成績上位。

ゴールドアリュール一族以外では
キンシャサノキセキ産駒も好成績でした。
【4-13-6-34】勝率9%、複勝率40%

ここに挙げたサンデー系種牡馬の共通点は、
母父が欧州タイプの血統であること。
大雑把な括りにはなってしまいますが、
ロベルト、リボー、ヌレイエフなど、現代欧州競馬の礎を築いた血統がずらりと並びます。
欧州のドロドロ路盤をタフに駆け抜けた血統が、いまの大井ダートでの好走を支えているというのは、面白いなって思います。

騎手で言うと森さんはサンデー系とのコンビが多めですね。
ある程度前めにつけておいて、
押し切る形が得意な騎手さんなので、
サンデー系のいいところを活かせている場面が多いなって感じます。
近走上がり3位以内の経験があるとか、
1200m以下で差し損ねている馬の距離延長なんかも狙い目です。

続いては・・・

☆ミスプロ系


種牡馬別で成績が良いのはサウスヴィグラス
細かく分けた場合はフォーティナイナー系
【4-6-8-27】勝率9%、複勝率40%です。

さすがに産駒の平均年齢が上がってきているので、勝率は年々下がってきています。

それでも複勝率4割をキープしているのは、
さすが砂の良血といったところ。

個人的に血統にハマるキッカケになった大好きな種牡馬なので、まだまだ産駒の活躍を見ていたいです。

大系統ミスプロ系の中には、
キングカメハメハホッコータルマエといった
キングマンボ系のみなさんも含まれています。

分母がやや少なかったのでアレですが、
キンカメさんは産駒の複勝率が
50%超えています

特に先行経験馬の好走率は高いです。
残念ながらキンカメ産駒はもう増えませんが、
キンカメは母父としても成績上位に入ります
今後は後継種牡馬の産駒や、母父キンカメなど
キンカメの孫に注目しておくといいかなと思います。

☆エーピーインディ系

種牡馬でいうと、パイロ、シニスターミニスター、マジェスティックウォリアー、ラニなど。

ダートでの好走率が非常に高い系統ですよね。
昨年の大井1400mでは、勝った数は全体で2位
ただし複勝率は30%程度にとどまっています。

該当馬は増加傾向なので、
今年はもっと数字を上げる可能性はあるかなと思います。
該当馬をざっと見てみた時に、
5歳以上の馬は苦戦しているように見受けられました。
2歳~4歳の好調な馬を買っておけばいいんじゃないかと思ってます。

母父の傾向

お父さん側の話ばかりしていると
「ダビスタかよ!」
と怒られそうなので…笑。

母父のお話。

ここは1頭、要注目の種牡馬がいます。

フジキセキ様です。
該当馬の成績は【19-9-5-32】
勝率29%、連対率43%、複勝率51%です。
今のところ、大井1400mでは最強のおじいちゃん

該当馬の出走数は全体で3番目に多いのに、
その半分が馬券に絡んでるって驚きです。
見つけたらぜひ押さえたい血統だと思います。

勝率・連対率はフジキセキに及びませんが
ブライアンズタイムも好成績。
51回出走があり、複勝率は43%

前有利な大井1400ですが
ブライアンズタイムの血を持っている馬は、
差し・追い込みも比較的成績がいいです。
こちらも押さえておきたい血統かなと思います。

☆血統のお話まとめ

各種牡馬の昨年の成績から見る傾向は
解釈はいろいろだと思います。
調教・パドック・オッズなど
それぞれメインにしているファクターと組み合わせていただくと、楽しみが増えるかなって思ってます。

★さいごに

データを知ってるだけでは
予想も馬券も当たりません!笑。

それでも、知らないよりは知ってる方が
楽しみ方が増えると思うので、
ちょっと時間をかけてnoteに綴ってみた次第です。

何かの場面で少しでもお役に立てれば幸いです。

アイナ。


ここから先は

0字

¥ 333

サポートしようと思っていただいたお気持ちだけでけっこうです☺ 馬券が当たったら、ご家族や大事な人とおいしいものを食べてください♡