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#46 私、元来「ちんたら」です。


「ちんたら」という言葉を普段どのくらい使うでしょうか。
私は時々、自分自身に対して「ちんたらしてるな〜」と思います。
特にそう思うことが多いのは夜のルーティンの時。夜のルーティンとは、お風呂に入る、歯を磨く、髪の毛を乾かす、この3点セット。

この3点セットはなかなか労力を要するので、ついつい腰が重くなってしまい取り掛かるのに時間がかかります。そして、始まるのです、「ちんたら」が。

まずは、「よし!お風呂入ってくる!」と夫に大きな声で宣言をして、立ち上がります。するとリビングにある自分のものが目について、まずはそれを片付けよう、思考回路が変更されます。お風呂から上がった時にできるだけやることを少なくしておけば、寝る前が楽になると考えるからです。

それで2〜3分はお風呂に入る時間が延期されます。片付け終わったらようやくまた思考回路がお風呂に戻ります。そうだ!お風呂だ!お風呂に入ろう!目につけているコンタクトレンズを取ってゴミ箱に捨てます。
ゴミ箱の中が溢れかえっており「あー、そろそろ捨てなくちゃな〜」、ゴミ捨てまであと何日だっけ?と考えがよぎります。

は!そんなことよりお風呂だ!!思考回路をお風呂に再設定!トイレに行って、やっとお風呂場で服を脱いでいよいよお風呂に入ります。

些細な時間かもしれませんが、お風呂に入ろう!!と思ってから5分以上は経過してしまいます。
これはまだいい方で、スマホを片付けて手に取った瞬間に不要なネットサーフィンなどをして平気で20分くらい消費しちゃう時すらあります。またあまりにも面倒に感じられて、夫に話しかけてなんでもない時間を過ごすこともあります。
もちろん、すぐ入る時もありますが割とこんな感じで「ちんたら」します。


お風呂から上がれば、相当グズグズしながらいつ髪の毛乾かして歯磨きしようかなーとひたすらスマホを見ながらこの時はダラダラします。
なかなか眠りたくないのか、一度髪の毛乾かして歯磨き始めるとそれなりに時間がかかって寝ちゃった方がいい時間になるのでその前にもうちょっとだけのんびりしようかな、なんて気持ちになるのかもしれません。

と、かなりちんたらしながら夜のルーティンを終えて眠りにつきます。


そのほかの日常の「ちんたら」の例を挙げると、

・よし!出かけるぞ!と思ってから、
  何時に家を出たら何時ごろ目的地に着くかな?電車は遅れてないかな?あ、日焼け止め塗り直さなくちゃ!飲み物に水筒は持っていこう!あ、お茶碗まだ洗ってなかった!財布、ケータイ、鍵、、、それからハンカチ!!!!とかやって、出かけるのに30分くらいかかってしまったりとか。

・あー今日は夕食当番だ〜何作ろうかな?昨日は肉だから魚だとして、買いに行くのは隣駅のお店かな?冷蔵庫何あったっけなー。でも作るの面倒だから今日は思い切ってデリバリー頼もうかな〜でもデリバリーだと高くついちゃうしな。別に今日そんな疲れてるわけでもなくてただ面倒なだけだから良くないよな〜。うーん、やっぱり自炊だとして、何なら簡単に作れそうかな。。。おかず何品作れるかな?お味噌汁とメインだけで勘弁してもらおうかな。
レシピでも探してみよう、どれどれ〜・・・
あ!もう18時30分!早く買い物行かなくちゃ!隣駅はやめて最寄りのスーパーに変更!!

とか笑

日常生活ではかなり色々な場面で「ちんたら」癖が出てしまいます。こんな「ちんたら」癖を私は内心悪だと思っていたようで、早くしなくちゃ早くしなくちゃいいけないのに!!と思ってみたり、ちんたらした結果寝る時間や出かける時間が思ってたよりも遅くなると、「あーまたやってしまった。」と、ちょっとだけ自己嫌悪になります。

そして、その度に「どうにかこのちんたら癖を治そう!!」と心に決めるのです。が、かれこれもう何年も治る気配がありません。

どうしてこんなに「ちんたら」しちゃうんだろ、、、ってたびたび思い続けて、ある意味この「ちんたら」癖に向き合い続けてきた結果、あることに気がついたんです。

それは、この「ちんたら」は、癖や治すべき習慣ではなくて私の元来の性格、素質なんだろうな、ということに気がつきました。


実は、この「ちんたら」は、どうやら私が小学生くらいの頃からすでに現れていたようで、
思い起こせばよく母から「ちんたらやってないでさっさとご飯済ませなさい!!」や、「ちんたらしてないでさっさとお風呂洗ってきて!!」など、よく言われてました。

その時は、えー別にちんたらしてないし!!って思ってましたが、今思うとあれは間違いなくちんたらしてました笑
母親からすればお手伝いや食事は早く済ませてもらわないと、家族の生活に影響出ますから
そうのんびり構えていられないのが当然です。

こんなふうに、どうやら私は子供の頃からちんたらしていたようで、元来ちんたらな人のようです。

それに気がついてから、ふと、
「あれもしかして、ちんたらって別に悪いことじゃなくてその人の物事を行うペースなだけで
誰かに迫られてもないのにわざわざそのペースを速くする必要ないんじゃないの?」と思えたんです。
だって子供の頃からそのペースなら今更変えることなんてできないし、変えたところで誰かの得になるわけでもないし、むしろ自分がきついだけで笑


そう思ったら、自分のことに留まる範囲なら気にせず「ちんたら」気の向いた時に動き出せばいいな、と思えるようになりました。
よく言われる自己肯定なのかなと思います。自分を自分で認めてあげる。なんだか、それができたら嬉しい気持ちになりましたし、幾分日々の生活が少し楽になった気がしました。


☆☆☆
と、ここまでいかに自分が根っからの「ちんたら」であるかを記してきましたが、全てにおいて私がちんたらしているわけでもないことにも、記しておきたいなと思います。

これは次回のノートに記すこととします。


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