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【ゆうパック】品名の正しい書き方

今後、ぬいぐるみを扱おうと考えたとき、「もう少しちゃんと書かないとな」と思いました。

郵便局から「電池は入っていませんか?」とたずねられた、という記事を見たからです。
メルカリの自動反映のようにカテゴリのみ書くのでは、不十分な気がしてきました。

ほかにもルールが細かいので、自分なりにいつでも正しい品名にできるよう、このnoteにまとめました。

この5つが該当するかチェック!

忙しい人はこの5条件だけ見てください。
ガスや毒物などを扱わない一般人は、下記5つが該当するかを気にするのがおすすめです。そのうえで、該当していなくても【品名+素材名】を書くべきです。

■ゆうパックで送ることができないもの


  1. アルコール類及びこれを60%以上含有する香粧品、その他の製品。酒類は70%以上
    →アルコール度数を書く 例:【リキュール・瓶(アルコール20%)】

  2. 現金(を入れることが出来そうな財布など)
    →現金が無いことを書く 例:【牛革製の財布(中身無し)】

■航空便で送ることができないもの


  1. 引火性液体(オイルライター、液体接着剤、化粧品(香水、マニキュアなど、液体状でアルコール分が24%超のもの)、ペイント類、アルコール、ガソリン等)
    →上記の有無 例:【オイルライター】【プラモデル(接着剤なし)】

  2. 磁性物質、リチウム電池※条件付きで可
    →上記の有無 例:【木製のミニカー(磁石あり)】【加熱式たばこ(リチウム電池なし)】

■ゆうパケット不可。ゆうパックで追加料金


  1. 貴金属、宝石、真珠
    →素材を書く 例:【銀製(シルバー925)の指輪】

それぞれの根拠について、上から順にご説明します。

ちなみに、割れ物などの、ケアマーク的に取扱注意なことは、品名欄に書いても配達員はほとんど見ていないので、丁寧に扱ってほしいなら
箱に直接、太字のマジックで、黒ではなく色つき(赤がお勧め)で、具体的に【ガラス】【ボトルワイン】などと大きく目立つように書く
ようにすれば、かなり扱いは変わるそうです。

基本は【品名+素材名】を書く

先程の注意すべき品目に該当していなくても、該当していないことを証明するために、【品名+素材名】を書くべきです。
→例: 【マグカップ(陶器)】【皿(木製)】【コップ(ガラス)】

カテゴリ名でも、商品名・メーカー名でもなく、品名です。
また、類や等という記載は削除しておくと、振替輸送の対象にならないので、早くお届けできる可能性があります。
✕ カテゴリ名
→例: 【おもちゃ】【化粧品】【衣類】
✕ 商品名・メーカー名
→例: 【ガンプラ】【資生堂】【ユニクロ】
◯ 品名+素材名(危険物の有無)
→例: 【プラモデル(接着剤なし)】【化粧水(アルコールなし)】【衣服(ジーンズ)】

ゆうパックには、取り扱いできない品目や素材があります。詳しい内訳は下記に引用しました。

下記のものは、ゆうパックとしてお取り扱いすることはできません。
1 爆発性、発火性、その他の危険性のある物
(詳しくは
こちら。ただし、アルコール飲料については、ゆうパックに限りアルコール濃度70%まで取り扱うことができます。)
2 毒薬、劇薬、毒物及び劇物(官公署、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師又は毒劇物営業者が差し出すものを除きます。)
3 生きた病原菌及び生きた病原体を含有し、又は生きた病原体が付着していると認められる物(官公署、細菌検査所、医師又は獣医師が差し出すものを除きます。)
4 法令に基づき移動又は頒布を禁止された物
5 人に危害を与えるおそれのある動物(学校又は試験所から差し出されるもの、これにあてるものを除きます。)
6 複数の個人情報を含むもの
7 現金(外貨を含みます。)

(ゆうパックで送ることができないものは何ですか?-日本郵便 より引用)

これらをふまえて、一般人が気にするべき【ゆうパックで引取不可】となるのは下記です。

アルコール類(60%以上)、現金

  • アルコール類(メタノール、ブタノール及び変性アルコールを含む。)及びこれを60%以上含有する香粧品、その他の製品。酒類は70%以上
    →アルコール度数を書く 例:【リキュール・瓶(アルコール20%)】
    ※ビール、日本酒、ワインなど酒税法上、アルコール度数が24度以下であることが明らかな場合は、「ビール」「日本酒」「ワイン」などと酒名のみの記載でOK
    (一般的な香水は75~90%なので、郵便局は引受不可。「練り香水」や「ノンアルコール香水」であれば引受可能)

  • 現金(外貨を含みます。)
    →現金が無いことを書く 例:【牛革製の財布(中身無し)】

また、航空便で送れない品目もあります。
品名の記載が不十分で、航空便で送れない可能性のある荷物は、安全のために【含まれている】前提の扱いになるので、陸便や船便になり、配送日数が余分にかかる可能性があります。

(※1)伝達性海綿状脳症(TSE)に係る検体については、特定の条件を満たす場合は、航空機による輸送が可能なことがあります。
(※2)鉄砲、刀剣等の「凶器」も航空機による輸送ができません。
(※3)リチウム電池を含む電子機器およびドライアイスは、所定の取扱いの上、ゆうパックとして差し出していただいた場合に限り、航空機による輸送が可能です。

(航空機による輸送ができないものは?-日本郵便 より引用)

これらをふまえて、一般人が気にするべき【航空便で配送不可】となるのは下記です。

引火性液体、磁性物質、リチウム電池

  • 引火性液体(オイルライター、液体接着剤、化粧品(香水、マニキュアなど、液体状で、アルコール分が24%超のもの)、ペイント類、アルコール、ガソリン等)
    →上記の有無を書く 例:【オイルライター】【液体接着剤】

  • 磁性物質、リチウム電池※
    →上記の有無を書く 例:【木製のミニカー(磁石あり)】【加熱式たばこ(リチウム電池なし)】

↓↓↓※リチウム電池等を航空機により輸送するための条件は3つあります。

貴金属、宝石、真珠

→例:【銀製(シルバー925)の指輪】

貴金属、宝石およびその他の貴重品を郵便で送付する際は、書留とする必要があります。
ゆうパックでも送ることができますが、下記の貴重品を送る場合には、セキュリティサービス料金380円を加算してセキュリティゆうパックとする必要があります。

書留としなければならない貴金属、宝石その他の貴重品
・金、銀、白金およびこれらを主たる材料とする合金並びにこれらを用いた製品
・ダイヤモンド、ルビー、サファイア、アレキサンドライト、クリソベリール、トバーズ、スピネル、エメラルド、アクアマリン、ベール、トールマリン、ジルコン、クリソライト、ガーネット、オパール、ひすい、水晶、めのう、ねこ眼石、とら眼石、くじゃく石、とるこ石、月長石、青金石、クンツアイト、ブラッドストーンおよびヘマタイトならびにこれらを用いた製品
・真珠およびこれを用いた製品

(書留としなければならない貴重品について-日本郵便 より引用)

品名欄に内容品(「ダイヤモンド」等)が明確に記載されていない場合、航空機への搭載ができないため、配達が1日~4日程度遅れることがあります。
ゆうパケットやレターパックでは貴金属は送れません。また、Yahoo のおてがる配送(日本郵便)では、貴金属は発送できないことになっています。
実際は、銀製でも品名欄に【指輪】だけ書いても、引受不可や追加料金を言われずに問題なくお届けしてくれちゃいましたが…

ヤマト運輸だと追加料金は無いので、貴金属はヤマト運輸のネコポスや宅急便で送っても良いと思います。ただ、補償額の上限には気を付けてください。
ちなみに、現金や個人情報などは、ヤマト運輸でも送れません。
ヤマト運輸は高いので、個人的には郵便局で送れないものをヤマト運輸で送る感じで利用しています。

(備考)

今回は、郵便局で配送する場合のルールとしてまとめました。詳しい解説は下記リンクにありますので、ご参考になさってください。

国際郵便はまた細かいルールがあるので、別の記事にまとめます。

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