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君の鼻歌の中に僕の溶け出す様子が

次のaikoのライブ参戦で30回目になる。(昨日で29回目だった。)ああ、何度会っても足りないな、なんて思いながら、余韻に浸って祝日の月曜日をだらだら過ごしているところ。洗濯機を2回まわして、帰りの電車でつくったセットリストをかけて大声で歌いながら干して、散らかった部屋を片付ける。

飲みかけのカフェオレ、床に置いたままのDM、栞を挟んだままの本、家計簿をつけるために溜まったレシート。
昨日までの非日常が、日常に溶けていく。脳内再生する映像と両腕両足の筋肉痛が、かろうじて境目を曖昧にしている。

毎週月曜日に配信される1週間の占い、量の多い髪がうっとおしくなって予約した美容院、駆け込みで行くことに決めた下北沢の劇場。いつも詰め込みすぎる私の1週間は、休みですらタイムスケジュール通りに動こうとして、他の誰かから見たら、ちょっと窮屈そうに見えることだろう。
そんな日々のなかでも、目に焼き付けた瞬間をいつでも取り出して眺めることができれば、生きていけるなって思う。

日曜日っぽい、って笑った顔は忘れたくない。今は目の前に見えるものだけを信じる。いくらでも疑えるし、不安にだってなれるけど、それはやめた。着替えたら出かけよう。いってきます。

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