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ぐるぐるまわる雨の金曜日

”軸が東京にある人”だと、そう言われた。
昨日の夜、渋谷の少し人通りの少ないお店で、鳥刺と焼き鳥を食べた。
その前には、ふらっと見つけて入ったカフェで、キリマンジャロとザッハトルテを食べた。甘すぎない生クリームたっぷり、カップ2杯目のコーヒーにはクリームを入れて即席ウインナーコーヒーをつくった。

有給消化中、消費してるなって思う。今朝はゆっくり起きて、Amazon Primeで映画を流しながら、家事をする。洗濯物を畳んだり、肌寒くなってきたのと、これから先着ないであろうスーツやコート、ワイシャツを処分したり、冷蔵庫にあるものでお昼ご飯をつくって食べたり。

今の私は、ひとり暮らしがちょうどよくて、あんまり説明できない距離感で彼と一緒にいて、これからの毎日が楽しみで、明日は何をしようかなってワクワクできる大人の夏休み期間を満喫している。

休みになったら何をしよう、そう決めていたことをひとつずつやってみる。映画を観る、本を読む、溜めていたブックマークを読む、部屋を掃除する、デジタルデトックスの日をつくる、秋の服を買う、温泉に行く、断捨離する、遠出してみる・・・そんなことを考えながらベッドでだらだらしてるのも最高。

雨の日は、そんなふうに過ごせるのが理想。どこにも出たくないや・・・なんて思う。そうなったら実際につまらないのかもしれないけれど。

私は、いつからか東京に憧れていた、地元は窮屈だった、少しだけ足をのばせば本物に会えることを幸せだと思うようになっていた、レールの上を歩くことよりも、多くの選択肢が欲しかった、距離を言い訳にしたくなんかなかった。やってみれば、きっと見えるものがあるはずだ。やってみて、後悔なんてしたことないから。
”東京に軸がある”って言われて、単純に、少しだけ嬉しかったのかもしれないな。

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