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夢と火曜日の境目で

何かをきっかけに、習慣が生まれることがある。
たとえば、私の場合は転職して休みが週2日安定して取れるようになったこと、給料日が先なこと。必要性に駆られたとき、開き直って面白がるしかないなと思ったとき。

日曜日にまとめて作り置きをして、お弁当は前日のうちにつめて冷蔵庫に冷やしておくこと、残り物でスープを作れば2日分の夜ご飯になること。なるべく洗い物は作りながら済ませてしまうこと、テンションの上がるお皿を買うこと。小さなことでも続けていけるように、頑張りすぎないように工夫してみる。お金をかけすぎると本末転倒なのでそこは考えて。

昨日、有賀薫さんの『スープ・レッスン』を帰りに買って、さっそく冷蔵庫にあったしわしわになりそうだった人参2本でスープを作った。スープってすごい。仕事の終わりでも、野菜を切って鍋に入れて温めるだけ。その間に洗い物もできちゃう。
何よりも、普段レシピ通りに作ってみても、思うような味にならないことが多い私でも、丁寧なアドバイスで美味しいと思える味を作ることができたので、とても感動した。

久しぶりに料理をしたぞ!と思って嬉しくなってtwitterにあげたら、なんと今朝ご本人にシェア頂き、温かいコメントまでもらった。今まで、料理って面倒だしコスパが悪いと思っていた。でも、コンビニご飯やスーパーの冷凍食品の味も、食べ飽きたのか受けつけなくなってしまっていて、私にとってのご飯の位置づけは、「生きていくために必要だから食べる」になっていた。
でも、面倒臭いと思えるポイントをなるべく減らしてやってみたら、心も健康になった気がするし、少なくともこの1週間はお昼も夜も億劫ではない。食後にデザートやおつまみが食べたくなって物足りない気がしていたけれど、品数を増やしてちょこちょこ食べることで、それもなくなった。

とはいえ、今週末は土日に時間を作ることが難しそうなので、いつまで継続できるのだろう、と楽観視できないけれど、冷蔵庫にあるものたちとスープの相性が良いことを知ったので、気負いせずに続けていけたらな。
いつかのnoteに、「料理をすることが救いになったらな」と書いたけれど、割とそれに近しいものが自分のなかに生まれていて、とても不思議な体験。そして反応してもらえることで、勝手に応援されている気持ちになって嬉しい。

たまたま読んでいた『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』と有賀さんの本は、私に相乗効果をもたらした。気長に食べることと向き合っても面白いかもな、って思えただけですごい。今までにない価値観が生まれた。せっかくなら、この状況を楽しんで面白がって、たまに発信していこうっと。

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