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Lily 日々のカケラ (石田ゆり子)

石田ゆり子さんが最近気になる。気付けば、ゆり子さんがいらっしゃる。ドラマや、CMだけでなく、写真や街のなかにも。
天海祐希さんと一緒にやっている、特番のスナックでの素の姿に、一瞬で魅了された。ビールが9割泡になってしまっても、ふんわり笑っている姿が好き。

読みたいな、と思ってから実際に読み終えるまで、ずいぶん時間をかけた。心がざわざわしてるときや、疲れてしまった帰りの電車の中でも、ふっと元気が湧いてくる。写真も多くて、イラストもかわいい。

ぐっときたのは、「からだが喜ぶことをする」「笑顔で眠る」こと。
まず自分のことを大切にすること、特別なことにしすぎず、無理なくできることってあるな、って思った。そして、勝ちたいと思っているのは他人でなくて、「自分の中の弱い自分」。ああ、そうだな、わたしもそう在りたいな、と思った。高校生のときに出会ったバイブルだという”なまけ者のさとり方(タデウス・ゴラス)”は、明後日からの時間で読むことにしよう。

ああ、ゆり子さんの生活はものすごく理想的であたたかくて、素敵だ。いつか、近い将来、いきものたちと暮らしたい。責任をもつことはもちろんだけれど、予測不可能な彼らと一緒に暮らしたい。想像しただけで、顔がゆるむ。好きなものに囲まれて過ごすために、じゃあわたしはこれからどうやって生きよう。

母性のある人って、憧れるかもな。今は、自問を繰り返していいんだって、背中を押してもらえた気がする。少しずつ、読み進めていくエッセイがある生活って、幸せだな。

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