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Windows Defenderのすすめ — Windows 10以降を使っているなら市販品のアンチウイルスは捨てて、Windows Defender を使いましょう

Windows 10 以降には、Windows Defender という最高レベルの性能を持つアンチウイルスソフトが組み込まれていて、それ以外の市販ウイルスソフトを入れるのは費用の無駄であるばかりか、セキュリティリスクを高める事になりかねません。

個人で Windows を使っている人はアンチウイルスソフトをアンインストールして、Windows Defender を使うことをおすすめします。

以下はその理由を簡単に説明します。

はじめに

この記事は2020年10月頃の状況をベースに書かれています。

2020年現在、Home ないし、Small Office で Windows 10 を使っている場合、セキュリティ対策は Windows Defender で十分だと言われていますが、そのことが十分に周知されていないように思いますのでこの記事を作成しました。

ただし、私はセキュリティの専門家ではありませんしある程度バイアスが掛かった意見だということを御理解の上、以下の記事をお読みください。

以下の話をご存知ですか?

【1】Windows 10 には Windows Defender というウイルス対策ソフト(アンチウイルスソフト)が組み込まれている。

【2】この Windows Defender というソフトウェアはウイルス対策ソフトの評価を行っているサイトの多くで、常に上位の成績を収めている。
参考: The best Windows antivirus software for home users (AV-Test) ※英語

つまり、個人利用や、スモールビジネスの範囲で Windows 10 を使っている人はわざわざお金を払ってアンチウイルスのソフトを買う必要性は殆どありません。

また、多少バイアスがかかった意見ですが、以下の観点があることも知っておくと良いでしょう。

【3】ウイルス対策ソフトのほとんどには、多くのセキュリティ上の欠陥が指摘されており、ウイルス対策ソフトを入れると攻撃者に対してバックドア(セキュリティ攻撃の手がかり)を仕込むことになる可能性がある。

一方、Microsoftは激しくセキュリティ攻撃を受けている企業であることもあり、Microsoft社のWidnows Defenderのセキュリティレベルは高いと言われています。

【4】ウイルス対策ソフトを入れると、PCのパフォーマンスは有意に低下するが、Windows Defender は比較的パフォーマンスの低下が少ない。

【5】Web ブラウザは日々進化しており、セキュリティ対策の機能が追加されているが、ウイルス対策ソフトがインストールされていると Web ブラウザの最新のセキュリティ対策機能が正常に動作しない場合がある。

つまり、Windows Defender以外のアンチウイルスソフトを入れると、セキュリティレベル、パフォーマンスが下がってしまうという懸念があるのです。

これら観点の詳細は技術的な知識が若干必要なので、詳細が知りたい方は Qiita の記事「[備忘録] Windows 10 のウイルス対策は Windows Defender で十分という情報のまとめ」をご参照ください。

ではどうしたらよいか?

PCを買った際に、おためし版のウイルス対策ソフトが入っていたら即座にアンインストールしましょう。

すべてのウイルス対策ソフトをアンインストールすると、Windows 10 以降では組み込みのウイルス対策ソフトである、Windows Defender がウイルス対策ソフトとして設定されます。

Windows Defender が適用されているかどうかは以下の手順で確かめることが可能です。

スタートメニューから、「Windows セキュリティ」を起動してください:

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Windows セキュリティが立ち上がりますので、左のメニューから「ウイルスと脅威の防止」を選択します。

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「ウイルスと脅威の防止」ウインドウの右側のペインにある「プロバイダーの表示」を選択して、どんなセキュリティ対策ソフトが適用されているかを確認しましょう。

ウイルスと脅威の防止

プロバイダーを確認すると Windows Defender が利用されていることがわかります。

セキュリティプロバイダ

Windows Defenderを使って安価にセキュリティを確保しましょう!


補足:大企業の場合には

大規模な企業の場合は、各端末のセキュリティを集中管理する必要性がある場合が多々ありますので、この記事の範囲ではありません。


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