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趣味で革命をする時代の到来

 趣味で革命をする時代が到来した。
 かつて、革命は、生命を捨てる覚悟が必要だった。抗議集会やデモに参加したり、治安部隊と衝突して血を流したり、私生活の大部分を犠牲にしなければならなかった。しかし、今は違う。スマホやタブレット。片手にコーヒーカップでも持って……

 ジュリアン・アサンジが、どのような動機で、また目的で、Wikileaks を始めたのか、本当のところは、我々には分からない。 しかし、北アフリカから中東全体を巻き込む政権崩壊ドミノのきっかけをつくったのは、まぎれもなく彼らだった。

 Wikileaks がとても明快に、21世紀が、嘘や下手なごまかしの通用しない時代であることを、世界に知らしめた。犯罪者としか見られない、あのエドワード・スノーデンも、そのような一人かもしれない。

 今日の情報化社会が、もたらしたものは、独裁者の没落だけではない。情報のやりとりを頻繁に行ううちに、多くの人々が互いに赤の他人では、いられなくなっていくのを、わたしたちは感じてきたのではないだろうか?

 世界はどんどん狭くなり、他人の不幸に目を背けることができなっていくのだ。共感と価値の共有を繰り返すうちに、人間は次第に善良になっていくはずだったのではないだろうか?
 たとえば、大災害を体験した時、Twitter のタイムラインを眺めながら、きみは、ふと、そう感じることはなかっただろうか? それは、Twitter 上にいる大多数の共通の感覚だと、僕は信じたい。

 まるで、霊界が降りてきたように感じる。死後の世界、霊界とは、心が実体化したように、時間と空間を超越した世界だという。そこでは、嘘も隠し事も通用しない。そして、強い信念や心情を、一瞬にして広範囲に伝達することが可能な世界なのだ。霊界を熟知する人たちが口をそろえて言っていることがある。彼らは、近年めざましい発展を遂げてきた IT テクノロジーが、インターネット上に、あたかも仮想的な霊界を構築しているように思えて、驚くというのだ。

 今日の情報化社会があるのは、なにか明確な目的のために、それを創ろうと考えたプランナーが、霊的世界にいるからだと、僕は思う。

 1970年代、そのプランナーは、スティーブ・ジョブズに働きかけ、将来、一人に一台、コンピューターを持たせたいという夢を見させ、パーソナルコピュータが誕生した。そこから、インターネットの構築が加速して行った。

 プランナーがいるなら、それは何のためにだろう?

 ビル・ゲイツや、アマゾンの設立者を、大富豪にするためだったのか?

 ── 違うはずだ!

 それは、人類の生存をかけた最終ステージで、大掛かりな仕掛けを用意しておくためだったに違いない。

 プランナーのメッセージは明快だ。
「このままでは、地球環境さえも持たない!  おまえたち、世界を一つにするのか? それとも、もろともに滅びるか?」

 今こそ、世界政府の樹立を渇望する時ではないだろうか? それを求める世界中の声をインターネットを介して一つにするべきなのだ。軍資金なら潤沢にある。トップ10人程度の大富豪が、一つのテーブルについたなら、歴史のオセロゲームを、きっと始めることができるはずだ。彼ら自身、なぜそんな桁外れの金持ちになってしまったのか、まだ理解できずにいるはずだ。

  今まさに、Twitter を本当の目的に利用してもらいたいと、プランナーは、息を呑むように、イーロン・マスクの一挙手一投足に注目しているに違いない。天運をもらう者には、果たすべき使命がある。

 20世紀は戦争の時代だったが、今世紀は一つになる時代。そのはずだったが……
 残念だが、今まだ、世界が進もうとする道を、独裁者が牛耳る大国が塞いでいる。だが、きっと最後の試練だと信じたい。

 プーチンよ! くまのプーよ! どいてくれ!
 世界はは一つになろうとしているのだ!

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