見出し画像

趣味で革命をする時代

 

超リッチ層の富の独占が止まらない! ──世界で最も豊かな85人の資産総額が、世界で最も貧しい35億人(世界人口の半分)に相当するまでになったという記事が、ニューズウイーク日本版に出ていました。 

この不条理とも思える世界の現状を肯定的に捉えるとしたら…… 次のように考えてはどうでしょう?

ついに、時が来たのです──そう、言うなれば、趣味で革命をする時代が到来しました。

かつて、革命は、生命を捨てる覚悟が必要でした。ヘルメットと角材が、それを象徴するツールでした。しかし、今は違います。スマホやタブレット。片手にコーヒーカップでも持って……

ジュリアン・アサンジが、どのような動機で、また目的で、Wikileaks を始めたのか、本当のところは、我々には分りません。 しかし、結果的に、世界が一つになるのに役立ったことは事実ではないでしょうか? 北アフリカから中東全体を巻き込む政権崩壊ドミノのきっかけをつくったのは、まぎれもなく彼らだったのです。

Wikileaks がとても明快に、21世紀が、嘘や下手なごまかしの通用しない時代であることを、世界に知らしめたのです。犯罪者としか見られない、あのエドワード・スノーデンも、そのような一人かもしれません。

今日の情報化社会が、もたらしたものは、独裁者の没落だけではありません。情報のやりとりを頻繁に行ううちに、多くの人々が互いに赤の他人では、いられなくなっていくのを、わたしたちは感じてきたのではないでしょうか?

世界はどんどん狭くなり、他人の不幸に目を背けることができなっていくのです。共感と価値の共有を繰り返すうちに、人間は次第に善良になっていくはずです。たとえば、大災害を体験した時、Twitter のタイムラインを眺めながら、ふと、そう感じることはなかったでしょうか? それは、Twitter 上にいる全員の共通の感覚だと信じたいのです。


まるで、霊界が降りてきたように感じます。死後の世界、霊界とは、心が実体化したように、時間と空間を超越した世界だと言います。そこでは、嘘も隠し事も通用しません。そして、強い信念や心情を、一瞬にして広範囲に伝達することが可能な世界です。霊界を熟知する人たちが口をそろえて言っていることがあります。彼らは、近年めざましい発展を遂げてきた IT テクノロジーが、インターネット上に仮想的な霊界を構築していたのに気づき、驚くというのです。

今日の情報化社会があるのは、なにか明確な目的のために、それを創ろうと考えたプランナーが、霊的世界にいるからだと思います。

1970年代、そのプランナーは、スティーブ・ジョブズに働きかけ、将来、一人に一台、コンピューターを持たせたいという夢を見させ、パーソナルコピュータが誕生しました。そこから、インターネットの構築が明確に始まったのです。

なんの、ためにでしょう?

ビル・ゲイツを、大富豪にするためだったのでしょうか?

── 違うはずです!

それは、人類の生存をかけた最終ステージで、大掛かりな仕掛けを用意しておくためだったに違いありません。

プランナーのメッセージは明確です。

「このままでは、地球環境さえも持たない!  おまえたち、世界を一つにするのか? それとも、もろともに滅びるか?」


今こそ、世界政府の樹立を渇望する時ではないでしょうか? それを求める世界中の声をインターネットを介して一つにするべきです。軍資金なら潤沢にあります。トップ何十人かの大富豪が、一つのテーブルについたなら、歴史のオセロゲームを、きっと始めることができるはずです。彼ら自身、なぜそんな桁外れの金持ちになってしまったのか、まだ理解できないでいるからです。

案外、人類の敵は時間なのかもしれません……

世界は一つになろうとしているのです!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?