Phalaenopsis -世界の終わりの始まりの詩- 感想

このゲームをやるキッカケは、推しの声優さんが出ているからというなんとも不純な動機ではありました。
ただ、その声優さんに「あいかちゃんは好きだと思う」と言われ、気になっていた事もあり積みました。
ええ、私はよくゲームを積むのでいつやるかは分からなかったんですが、とりあえず気になった作品はだいたい積んでいます。
そんなわけで、新作の乙女ゲームが発売する前にサクっと10時間くらいで出来ると聞いてやってみました。

6章構成で、3章くらいまで世界観の説明などがあり、4から6章は寝なきゃ後に響くのに夢中で読み進めてしまうくらい面白かったです。
所々用語説明を作家さんのサイトで確認しつつ、読みましたね。
もともとフリーゲームと聞いていて、それが製品版となった時に主題歌とフルボイスになったと聞いていたので、こりゃあ楽しめるぞと!

推しの声優さん、以前noteにも書かせていただいていた「日向瀬ゆず」さんです。

こちらから各キャラクターの声が聴けます。
何を言ってもネタバレになりそう、というか私がこの作品好きですって言うだけでどうやらネタバレになるらしいんですが、好きなシチュとかセリフとか。
なんかもう、いろいろと詰め込まれていて「ああ、終わっちゃう……終わっちゃう」となりながら最後は読みました。

エピソード1、1章の方には出てこないキャラクターにはなりますが、好きなキャラクターは……ロルカスですよね……そして、ニコルちゃん(推し声優さん担当のキャラクター)、ラピス……。

全員が良いキャラしているんですけども、通して読むと本当にそこが良すぎて。
ボイスが付いている事により、より人間を感じたというか。
人間とヴァンパイアとかの話になっているので、人を感じるか、人以外(作中では異端と呼ばれている)を感じているか。

今年はそこまでノベルゲームやっていませんが、今年やった作品の中で好きな作品上位には入りますね。
ええ、これは間違いなく私の好きな作品傾向ぴったりです。

おススメいただいてありがたいです。
10時間と少し掛ったかもしれないけども、60万文字は伊達じゃないです。
一般的な文庫本3,4冊くらいにはなるんじゃないかな。
ボリューム凄いですね。

あえて言うのなら……セーブする場所を増やして欲しい……ボイス保存できないシステムなので、好きなセリフとか何度も聞き返したいのですよ!
あそことかあそことかあそことか!!!!!!!!!!!!

しかし、満足しています。
とても。
素晴らしい物語をありがとうございました。

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