進化占星術 翻訳記事「冥王星が水瓶座にある時期 2023～2044年」
進化占星術スクールの「冥王星が水瓶座にある時期 2023～2044年」の翻訳で、できているものをこちらに載せておきます。
しばらくしたら公認翻訳者の佐々木りささんのチェックをいただいた上で清書バージョンをEA-Japan進化占星術インフォサイトに掲載してもらえると思いますが、佐々木さんがご多忙のようで ちょっと時間がかかりそうです。
ここに掲載するのはチェック前のものですので、私の翻訳ミスがある可能性も頭に入れながら読んでいただけたら助かります。
（翻訳ミスに気付いた方は、教えていただけたらうれしいです！）
「進化占星術の文献の引用は、進化占星術スクールやEA-Japanなど引用元を明記して行ってください」と仰せつかっていますので、参考にしていただけるときにはよろしくお願いします。
私のブログで、私のちょっとした解説や探した資料を添えながら 少しずつ読み進める形で公開したりもしていますので、よかったらご活用ください。
→【翻訳もくじ】冥王星が水瓶座にある時期 2023〜2044年 | ホ◻︎スコープ研究所 相原あすか「星占いとドラゴンの道案内」 (ameblo.jp)
2023年5月 追記：EA-Japan進化占星術インフォサイトでも公開してもらえました！
原文：
The Four Ways That Pluto Affects Its Evolutionary Intentions by Deva Green | School of Evolutionary Astrology - Jeffrey Wolf Green
https://schoolofevolutionaryastrology.com/articles/pluto-in-aquarius/
冥王星が水瓶座にある時期：2023～2044年
筆者：ローズ・マーカス、進化占星術家；rosemarcus.com
冥王星が水瓶座にある時期：
2023 ～ 2044年
2023年3月23日～6月11日
2024年1月20日〜9月1日
2024年11月19日〜2043年3月8日
2043年8月31日～2044年1月19日
天王星が牡牛座にある時期：
～2025年7月5日
2025年11月8日～2026年4月26日
天王星が双子座にある時期：
2025年7月6日～11月7日
2032年4月25日〜8月3日
2032年12月11日～2033年5月22日
天王星が蟹座にある時期：
2032年8月4日～12月10日
2033年5月22日～2039年8月6日
2040年2月24日〜2044年5月15日
天王星が獅子座にある時期：
2039年8月7日～2040年2月24日
2040年5月15日～2045年10月5日
2046年2月8日～2046年7月22日
冥王星が水瓶座にある時期：2023～2044年
冥王星は248年掛けて太陽のまわりを公転し、世界史の各時代がどんなものになるかを決定付けています。楕円軌道のため、12サインのそれぞれに滞在する期間は一定ではなく、およそ12年から34年の幅があります。冥王星が各サインに滞在することで、各世代に固有の魂の道と、進化において優先することが決まってきます。
2008年以来、トランジットの冥王星は山羊座を運行してきました。山羊座は、基軸（カーディナル）や活動（アクティベーション）のアーキタイプです。山羊座を通過する冥王星は、そんな山羊座が有用性を失ったシステム、構造、意識に、まるで解体用鉄球を振り回すかのように振る舞ってきました。山羊座は、時間やタイムスパン、老化現象、死亡率、現実の限界と相関しています。山羊座の冥王星は、2024年までに一つの時代を終わらせると同時に、新たな枠組みを構築するプロセスを加速させていきます。
2011年3月11日の福島原発の爆発事故から始まった7年間、トランジットの天王星が牡羊座にある時期によって、来るべき水瓶座の章のための地盤が築かれました。2011年から2016年にかけて、天王星は山羊座の冥王星とダイナミックなトランジットで関わりました。これらの年には天王星と冥王星による正確なスクエアの形成が七回あり、シリア戦争、都市テロの横行、米国での大量殺人、世界的なサイバー攻撃、異常気象が特徴的でした。武力紛争では何万人もの命が奪われました。
冥王星はまもなく、固定宮、陽、風のアーキタイプである水瓶座を、19年間旅することになります。トランジット冥王星が水瓶座を運行する期間（2023年から2044年）は、現在始まっている解体、取り壊し、再構築のプロセスを加速させるでしょう。ある者は、協力的で包括的、そして想像力ある方法を用い、先見の明をもって進化の使命を果たすでしょう。また、様々な程度の抵抗をしながら、時代の変化の必然に抗おうとする人もいるでしょう。進化の要請があるとき、抵抗は無益です。厳しいことを言えば、それは衝撃、反動、そして破滅的な事態を引き起こす可能性があります。水瓶座は、目覚めさせ、解放し、加速させます。水瓶座は、障壁を打ち砕き、記録を更新するアーキタイプです。そのプロセスは二面的、二重構造です。破壊的であると同時に建設的であり、終わりと再生が同時に起こります。
冥王星が水瓶座にあった時代（前回、前々回）の出来事
歴史的に見ると、冥王星が水瓶座を通過するときは、激動、革命、反乱、社会的・政治的な著しい発展、近代化、日常生活の質に影響を与える重大な発明の時期でした。前の水瓶座の冥王星のサイクル（1777年から1798年）の間に、独立宣言は世界に近代民主主義の最初の青写真を与えることになりました。「自由、平等、友愛、さもなくば死を！」"（フランス語の「Liberté, égalité, fraternité, ou la mort!」） は、1789年のフランス革命の戦いの叫びとなり、フランス王政の崩壊と民主主義の理想の導入を見た激しい時代となりました。この時期、イギリスでは最初の奴隷制廃止運動が始まりました。また、この時期は第一次産業革命の最盛期でもありました。世界的な貿易や探検も大きく広がりました。歴史上初めて、望遠鏡を使って惑星が発見されました。1781年、ウィリアム・ハーシェルが天王星を発見し、太陽系の最も外側の境界線が拡大されました。その前に冥王星が水瓶座を通過していた1532年から1553年の間には、コペルニクスが地球が太陽のまわりを公転しているという考えを発表しました。
前回のトランジットの冥王星が水瓶座にあった時期は、探検家の時代であり、新しい土地の植民地化の時代でした。今日、難民、抑留者、貧困層などの避難民は非常に多く、即席の新しい都市を作り出しています。2011年（天王星と冥王星がスクエアの激動の時代の始まり）以来、660万人以上の人々がシリアから逃れてきました。この記事を書いている時点では、4万3千人がシリアのISIS（イスラム国）の収容所で暮らしています。無国籍のロヒンギャの人口は75万人と推定されています。（注釈１）
水瓶座的な究極のお役目、全体のための貢献、既知をこえた徹底的な変化
人類の新時代はインキュベーション（卵を孵化させるために温めるように、新規事業が立ち上げをサポートすること）の段階にあります。冥王星が水瓶座にある時期は、新しい地球村（グローバル・ヴィレッジ）のプロトタイプ、試作モデルを構築する原動力となります。私たちは皆平等であり、誰もそれ以上でも以下でもないという普遍的な真理を認識するようになるのは、存在を脅かされるような状況に直面したときです。これは水瓶座の重要な教訓です。
私たちが呼吸する空気、飲む水、そして私たちが立っている地面は、地球に住まう全ての生物のものです。水瓶座のアーキタイプの奉仕・お役目の究極の道は、グループに対して、全体の幸福のために、ユニークで重要な貢献をすることを求めています。この目的のために、全ての個人、全ての有機体・生物、全ての生命、全ての生命体は、重要な貢献をしています。
水瓶座のアーキタイプは、大気の状態、極端な天候、地震に相関しています。そのため、今後数年間は、こういったことがより頻繁に発生する可能性があります。また、より急速に、連続して発生する可能性もあります。冥王星が水瓶座を通過することは、私たちが歩いている地面を文字通り粉々にする可能性があります。また、大気の状態は、その時代の社会的な時代精神を表しています。ライフスタイルの変化、文化、芸術、文学、音楽を通して、水瓶座の特徴が反映されるのが分かります。また、政治的な活動を通じて示されることもあります。
冥王星が水瓶座にある年は、これまで知られていたものを超えた、譲歩の起こりようがない徹底的な変化の到来を告げます。水瓶座の冥王星は、思想、社会、政治、経済、生存基盤など、あらゆるレベルで日常生活を根本的に変えることになります。今日では考えが及ばないこと、過激なこと、突飛なこと、奇妙なこと、驚くようなことが、明日の現実の規範になる可能性があります。科学技術は指数関数的、飛躍的な成長を遂げます。地球上での生存に対する脅威が増すため、新しい方法、手段、解決策を見出すプロセスを加速させることが必要となるのです。
既に、この見直しのプロセスは順調に進行しています。それは、迫害や弾圧や虐待、人種差別やそれを生み出すシステム、性犯罪や性暴力に対する市民権運動や反乱を通じて、容易に観察することができます。それは、気候変動により徐々に強まっていく気象の激化や、COVID-19にも通じています。過疎化、水質汚染、土壌汚染、大気汚染、異常気象は、私たちの食糧供給に大きな脅威を与えています。水瓶座の人道的影響・博愛と結び付いた見直しリストで次に取り組むことは、保護、保全、ケアや介護、遺産建造物・有形文化財に関連する事柄です。これには、過去の歴史を尊重し、子供や年長者を保護し、ホームレス、飢餓、貧困、依存症に対処し、病人や精神障害者のケアをすることが含まれます。
最近では、世界で人種差別への取り組みが、その仕組みの面から行われています。私たちは皆、所属したい、承認されたい、対等に認められたいと願っています。集団意識もまた、進化を加速させるように設定されています。冥王星が水瓶座にある年は、個々のグループ同士を分け隔てるようなことが起こるかもしれませんが、進化に際して、それは排他的・閉鎖的なことではなく、包括的なことと言えます。神の創造物の全てが変容のサイクルに乗り出し、勤勉に取り組むことになります。私たちは複数のレベルで進化し、多次元においてマルチに存在するようになり、（あちらの次元でもこちらの次元でもマルチタスクを行うように）同時に進化するようになるのです。
研究の発達、多様な個性
冥王星は、私たちのDNAや遺伝に関係しています。この分野では、CRISPR（クリスパー）などの科学の進歩により、既に人間のDNAを再プログラムすることができるようになりました。（注釈２）しかし、遺伝子操作やクローンの倫理性については、依然として論争が続いています。冥王星が水瓶座にある時期は、人間についての従来の考え方に大きな変化が起こる時期と重なる可能性があります。近年、性同一性障害や性別違和が増加しています。最近までは隠され秘密にされていた、トランスジェンダーやアンビセクシャル（性に左右されることなく相手に惹かれる）といった様々なアイデンティティーを受け入れるために、多くの人々がカミングアウトしています。この100年、私たちは社会の固定観念を緩めてきました。セクシュアリティに関しては、水瓶座に冥王星がある時期は、社会的な隔たりが大きくなることもあれば、逆に個性や独自性をより受け入れるようになることもあります。
既にあらわれているたくさんの兆し
前回のトランジット（冥王星が水瓶座にあった時期）で近代化が進み、人々は仕事とより良い未来のために都市に移り住み、都市中心部の人口が増加しました。水瓶座の冥王星は、人々の移住と共同生活の傾向を継続させるでしょう。環境に配慮した取り組みが進むにつれ、屋上庭園を多く取り入れた新しい建築スタイルが出現し、家の暖房や照明、調理、人付き合い、娯楽に新しいエネルギーが使われるようになるでしょう。オフィスではなくリモートで仕事をする機会が増えてきたこともライフスタイルの大きな変化の一つで、今はその初期段階にあります。水瓶座の冥王星は、新しいサプライチェーン（製品の原材料や部品の、調達から販売に至るまでの一連の流れ。供給連鎖）、食料の栽培、製造、保存、流通の方法の可能性を含む多くの発明を呼び起こすでしょう。
水瓶座に冥王星がある時期は、ある種の衝撃波をもたらすでしょう。自然災害や、自然や人間の苦しみを顧みない独裁者の覇権争いに見舞われるかもしれません。一方、水瓶座の冥王星は、新しい「黄金時代」に入るという高揚感をもたらします。素晴らしい先見性、包括的で将来を見通す力に富んだ人々、発明家が率いる意識の大きな覚醒があり得ます。水瓶座の冥王星は、幾つかの主要なテーマを見つめています。あらゆるレベルでの生存が最重要課題です。次に、新しい道を切り開くことが挙げられます。通信技術、貿易・商業、輸送の分野は、水瓶座が属する風のエレメントに該当します。この数年間は、私たちの存在のあらゆるレベルにおいて、私たちの想像を遥かに超えた方法で、日常の現実の再発明を加速させるでしょう。聡明な頭脳が、その驚くべき創造的な才能で私たちを驚かせることでしょう。
FacebookやZoomミーティングが存在する以前のことを思い出してみてください。後にこれらがこんなにも広く普及するとは、当時は想像もつかなかったのではないでしょうか。私たちはまだ、いかにも水瓶座冥王星の時代らしい発明、挑戦、加速のプロセスを目の当たりにはしていませんが、既に多くの予兆に触れています。ワイヤレスや衛星技術の急速な進歩は、数年のうちに、今日の最先端製品を古臭く見せてしまうでしょう。レーザー技術は、今後も医療分野で奇跡的な進歩を遂げ続けるに違いありません。
チャンスは、前を向いて進む人を、特別な高みへと至らしめます。そのヒントは既にたくさん見えています。ソーシャルメディアは、クリエイター、有名になりたい人、起業家にとって、非常に有益なプラットフォームとして機能し続けています。若い新世代の占星術家は、プロのビジネスモデルに大変革を起こしています。暗号通貨や仮想通貨と呼ばれる新しい通貨システムは、受け入れられる場所を確立しようとしています。
宇宙開発
イノベーション（革新、刷新、一新）は地上だけに留まりません。宇宙旅行や他惑星への移住も、既に活発に開発が進められています。2021年4月21日、NASAの実験装置「MOXIE（モキシー）」は火星表面で、火星にあった二酸化炭素から酸素を取り出すことに成功しました。これまでSF作家の題材であった火星への有人探査は、NASAが2030年代を目標に掲げています。スペースＸのイーロン・マスク氏は、水瓶座の冥王星のスタート（2024年）までに火星探査を行うことを目指しています。スペースＸは商業としての月旅行にも取り組んでいます。科学と社会政治改革を融合させたＮＡＳＡの歴史的なミッション「アルテミス計画」は、女性初、有色人種初の月面着陸を目指しています。中国は独自の宇宙ステーションを建設中です。一方、地球にはまだまだ、発見されるべき新しいフロンティア（未開拓の地）があります。ロシア、アメリカ、カナダを中心とした北極圏の統治権争いの激化に注目したいところです。
健康、医療
私たちが食べるもの、飲む水、吸う空気、全てが生体全体の健康に寄与しています。私たちが地球の貴重な資源を使用し、乱用してきたことによって、土壌、水、空気、大気の組成は、大きく変化してきました。水瓶座の管轄下にある私たちは、呼吸と呼吸器系、甲状腺の問題、代謝とホルモンの問題、放射線被曝、脱水症状や水不足、そして子孫を残す能力に関して、より広範な健康上の課題に気付くことができます。不妊や生殖不能、子孫を産むことができない状態は水瓶座のアーキタイプです。今日のコミュニケーション技術が私たちの健康に与える影響は、今後数年で明らかになるでしょう。
全ての生物は、環境との関係の中で適応・順応しています。この点では、人類も同じです。地球上での生存が脅かされている一方で、私たちの平均寿命は延びています。医学はこれからも飛躍的に進歩するでしょう。様々な癌との闘いもその一例です。
人生の終わりと始まり、死と再生が冥王星の領域です。今後数年間は、死期が迫った人のケア、人の死の受け入れ方、死者（遺体）の処置の仕方などに大きな変化が見られるでしょう。また、生命の誕生や出産のプロセスの管理の仕方も、科学と思想の両面から、革命的な進歩を遂げると考えられます。
脳の解剖学、そのキャパシティとパフォーマンスは、水瓶座の支配下にあります。
コンピューターの進化（これも水瓶座が支配する発明です）と同様に、人間が複雑な情報を処理する能力もスピードアップするでしょう。水瓶座の冥王星を持つ人は、神経系（身体の情報網）に関して、エネルギー場、磁場、音波に対する敏感さと相まって、高い知性を示すでしょう。知的な特徴と自閉症スペクトラムのような他の意識の状態は、水瓶座のアーキタイプに該当します。（このように冥王星の位置が変わることによる）出生図の変遷は、人が本来持っている直感的な能力を目覚めさせたり、高めたりすることができるでしょう。一方、水瓶座の冥王星は、精神が分裂していることを示すサインです。精神疾患やPTSD患者の人口が増加し、これらの状態を癒し、改善し、根絶しようとする医療、社会、政治の取り組みが増加することが予想されます。
現代科学は既に、損傷したり切断されたりした手足と脳や神経系を再接続する神経学的研究の分野で大きな進歩を遂げています。幹細胞の研究者は、アルツハイマー病やその他の脳の機能不全の治療法を見つけるために、脳細胞の伝達経路を再現する研究を行っています。
脱条件付け、解放、覚醒、個性化のアーキタイプである冥王星の水瓶座通過は、思考パターン、明確な判断、そして現実形成の背後にある創造的プロセスに関する意識を高めるのに役立ちます。冥王星のプロセスは、進化を妨げるもの、もはや役に立たなくなってしまったものを見つけ、あばき、直面させ、除去するものです。
固定宮のアーキタイプの性質に関連して、水瓶座は長期的な記憶、つまりカール・ユングが「個人化された無意識（個人的無意識）」と呼んだものを貯蔵しています。個人にとっては、水瓶座冥王星のトランジットは、過去世から意識に刻み込まれた記憶や才能などの内容を解放し、蘇らせるでしょう。細胞の記憶は、資源が豊富な貯蔵庫です。新しいことへの親和性、親しみ、才能は、細胞の記憶に何が保存されているかを知る手掛かりになります。再認識の時期が近づいている人もいます。通常、意識に浮かんでくるのは、思わず起こる突然の気付き、スナップ写真のような情景、何かの断片、デジャヴなどです。
トラウマは、意識を凍りつかせ、静止させ、固定された状態にします。進化を進めるためには、成長を阻害するもののロックを解除することが必要です。水瓶座の冥王星のトランジットは、この目的のためにあります。冥王星のプロセスは、変成的で錬金術的です。
水瓶座の冥王星が出生図のハウスを通過するとき、人生の進展が予定されている分野を示してくれるでしょう。これは、人がブロック解除、覚醒、変容的な成長を最も経験する場所です。このトランジットは、個性化、解放、再発明、自己実現を促します。一生に一度のチャンスに恵まれるかもしれません。水瓶座の特徴として、突発性、即時性、シンクロニシティ、驚き、予想外、危険要因があります。進化は、意識的に受け入れるかどうかにかかわらず起こります。変化への抵抗や現状への過度の愛着は、進化の推進力を勢い付け、それによって経験の強度を高めます。その場合、水瓶座の冥王星は、トラウマ的なものや大変動を引き起こす可能性があります。一般に、トランジットの冥王星と出生図の動的なアスペクトまたはハードアスペクトによる接触は、潜在的な抵抗の程度とトランジットの強烈さを表現します。ソフトアスペクトは、進化をより容易にします。人がどのように進化を感じ、反応し、経験するかは、チャート全体の様子によって異なります。
水瓶座の冥王星は、打ち砕かれた心、裏切りや反逆、統合失調症（精神分裂症）、トラウマを抱えた心を表すサインです。双極性障害（躁鬱病）が初めて公式に認知されたのは1980年のことです。1990年代には、ADD（注意欠陥障害）やADHD（注意欠如・多動症）の診断が増え、様々な薬物療法が行われるようになりました。さらに近年では、自閉症スペクトラムと診断される頻度が高まっています。多くの心を病んだ人々が、暴力行為や国内テロに駆り立てられました。また、違法薬物は多くの人の心と人生を破壊してきました。
水瓶座冥王星の時代に成人する人々とトラウマ
水瓶座冥王星の時代に成人する人々、つまり山羊座冥王星と射手座冥王星の世代の多くは、戦争や気候の大災害の犠牲者です。その中には、地震などの異常気象によって難民キャンプに収容されたり、家を失ったりした子供たちや、貧困、飢餓、虐待、性的奴隷などの苦難を経験した子供たちが含まれています。これらの苦難は、それに耐えた人々の心に、永続的な影響を残さずにはいられません。水瓶座の冥王星は、この未解決のトラウマを目覚めさせます。
COVID-19のパンデミックの時期は、多くの個人・個性がダメージを受けました。鬱病が当たり前のようになっています。水瓶座の冥王星のこれからの数年間は、メンタルヘルスの問題が前面に押し出されるでしょう。道徳的な問題であれ、不安な問題であれ、トラウマの問題であれ、アンバランスな心が暴れ出す可能性があります。この数年間は、精神衛生に関する新しい予測と、治療における画期的な進歩に注目してください。
冥王星が水瓶座の時代に、天王星が牡牛座、双子座、蟹座を進むと…
冥王星の水瓶座への移動と併せて、天王星が牡牛座を運行する間、サバイバル、生存することが主要なテーマとなります。COVID-19のようなパンデミックは、私たちの生き方、生き残り方を大きく変え続けるでしょう。私たちは、生存のためには何が必要不可欠かを見極めるようになるでしょう。土地、統治機関、知的財産に対する所有権の新しいありようを見ることになるでしょう。
トランジットの冥王星が水瓶座で、天王星が双子座に移動すると、心と身体の旅、（非常時などの）動員の仕方、コミュニケーション、教育が焦点になります。言語は、極度に変化して、全く新しい言語のように聞こえるかもしれません。コンピューターは、コミュニケーションと情報伝達の新しい方法を見出すでしょう。また、ロボット工学が注目されます。輸送や交通、メディアの分野での改革は重要です。宇宙旅行と開拓、移住は、次の段階へ進むでしょう。
トランジットの冥王星が水瓶座を、天王星が蟹座を運行するとき、水とその保全に関わるあらゆる事柄が集中し、加速されることが予想されます。農業の生育期、農業と食料源、土壌の地力や農地の肥料の補充、食事と栄養の広範囲な変化も含まれます。また、家庭のライフスタイルやナショナル・アイデンティティー（国民意識）の変化にも影響が現れます。安全や安心に関する事柄も注目されるでしょう。
水瓶座の冥王星のトランジットは、あらゆるレベルの存在に変革をもたらすでしょう。私たちの集団の歴史の、特別な一ページが刻まれるでしょう。この先、どのような変化が待ち受けているのか、何が人類を鼓舞し、あるいは脅かすのか、何が発明され、それがどのように私たちの現実に変革をもたらすのか、私たちは推測するしかありません。冥王星の水瓶座通過は、文明の新時代の幕開けを予感させるものです。私たちが持つ最大の資源は、私たち自身であり、そしてそんなお互いです。私たちが直面する最も恐ろしい未来は、人類の行動と、人類の非行動によるものです。
注釈
●注釈１
ロヒンギャとは、ミャンマーのラカイン州（旧アラカン州）に住む人々。ミャンマーではロヒンギャという集団の存在自体が否定されており、不法移民という扱いを受け、国籍を剥奪される歴史があり、2022年現在、難民化問題は解決していない。（Wikipediaより）
●注釈２
CRISPR (英: clustered regularly interspaced short palindromic repeat; クリスパー)とは、遺伝子やDNAの分野で近年研究されている、細胞内にＤＮＡを包む核を持たない生物（原核生物）の免疫システムに関係するもの。2022年現在、COVID-19の検査や診断薬にも応用の可能性が考えられている、最先端の研究対象である。（Wikipediaより）
※ 原文には見出しはついていません。私が勝手につけました。
訳：DeepL翻訳 https://www.deepl.com/ja/translator
校正：相原あすか
原文：Pluto in Aquarius: 2023 – 2044 | School of Evolutionary Astrology - Jeffrey Wolf Green
https://schoolofevolutionaryastrology.com/articles/pluto-in-aquarius/
＜School of Evolutionary Astrology 『冥王星が水瓶座にある時期 2023～2044年』より＞
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