きっといつかは

ま『じゃあそろそろ先週末の感想でも』

ぴ『よっ！ ガチ恋！ 待ってました！』

ま『待ってましたも何も、キミも来てるでな』

ぴ『はにゃ？』

ま『とりあえず推しメンの今までと違う大きい変化点が2つ。酒とラーメンやな』

ぴ『それな。でもやっぱまずお酒じゃない？』

ま『ほんと、ビビる通り越して心配するわ』

ぴ『めっちゃ飲んでたやん。Slat 3%と言えどもやで。前あれほど飲まんかったのに』

ま『本人も家や集まりで飲んで鍛えてるって言ってたから。もう3%くらいなら数本は余裕やね』

ぴ『たぶん来月は10本いくであれ』

ま『10本いくにはキャスドリつけれる客おらなあかんけどな』

ぴ『お！ なんや！ 何か言いたげやな！「俺はいくらでも入れたるで」ってか？』

ま『いや、そういう意味やなくて。おそらく今までって土日の昼の時間帯とか多かったから、未成年の子が来店する可能性が全然あったじゃんね？ だからたくさんお酒飲むの自重してたんかもしれんよね』

ぴ『あ〜、まぁ確かに言われたらそうだね。「まこぴちゃんに会いに来ました〜」って来たのに、変に酔っ払ってたら面白いことになりそう』

ま『今回はもう、曜日的にも時間帯的にも終電的にも、ほぼ間違いなく女の子は来ないって確証があったから飲んだんやろうな』

ぴ『でも、きっといつかはそんなのお構いなしに浴びるように飲んでるんやろうな』

ま『今はまだ度数も低いし、量も多くないからいいけど。ほんと慣れてきたら、カラダに悪い飲み方だけはしないで欲しいんよな。それさえ守ってくれたら、いくらでも楽しんでええから』

ぴ『伝票のキャスドリに「正」の字がいくつ並ぶか今後楽しみやで』

ま『月末はSlatのアロエが店から消えるようになるんやな』

ぴ『大丈夫、今回みたいに途中でマスターにいくらでも補充の電話してもらうから、無くなることはないよ』

ま『恐ろしや恐ろしや』

ぴ『Uberパーティー今回も出来たな！ まえくん家は田舎やから、ぴちゃんここでしかUber eats頼めんから、何食べようか楽しみにしてるんやで！』

ま『とはいえ、何を食うかの主導権はまこぴに渡してるけどな。推しが好きなもん食って幸せなら、オタク何も言うことねぇよ』

ぴ『まこぴ良い子やから「これ食べたい」とか「まえくん何の気分？」とかちゃんと聞いてくれるもんな。ぴちゃんやったら何も言わずにポチポチするのに』

ま『さすがにその辺はしっかりしてるでな。そもそも、そういう性格じゃなかったら推してないし、そういうところが推せるポイントなのよ』

ぴ『えー、ぴちゃんみたいなタイプだめ？』

ま『いや、全然いいよ。1番困るんは遠慮されることやでな。俺としては、こーゆーのは何も気にせず思いっきり主張してほしいわ』

ぴ『焼肉弁当ごちそうさまでした』

ま『いえいえ。1日目がバターチキンカレーとチーズナンをまこぴが頼んで、あとはポテトとタンドリーチキンを分けたんよな』

ぴ『2日目がお肉と小籠包』

ま『今回ガッツリメシやったな。前回タピオカとかアイスとか頼んだのに』

ぴ『「お腹空いた〜」って言ってたもんな。大阪にもギリギリに着いたって言ってたし、食べる時間なかったんやろ』

ま『いやでもUberなんかより、俺はご馳走にありつけたでな』

ぴ『ラーメンやろ、あんなん沸騰したお湯に入れるだけやで。目ぇ覚ましぃ』

ま『推しが作るインスタントラーメンは至高』

ぴ『これも今まで頑なにして来なかったのに』

ま『いや、あれな。チキンラーメンの袋を開けるはずが、間違って味噌ラーメンの袋を破っちゃって、でもまこぴはチキンラーメンが食べたいから、俺にラーメン食べる？って聞いてきたわけよ』

ぴ『お酒飲んでるから間違えるんやん！』

ま『判断能力の低下がここで役立つんかよ。分からんもんやな、影響の良し悪しなんて』

ぴ『2日目お湯入れずに、そのままイートしてたで』

ま『「欲しい？」って聞かれたから欲しいって言ったら、なんかエサを与えるように渡されたんやけど』

ぴ『まぁ主従関係としては間違ってないやろ』

ま『ただ、酒のつまみとしては最高よな』

ぴ『今度は何作って欲しいとかあるん？』

ま『何でもいいわ！ そんなん贅沢な悩み過ぎるって。でもきっといつかは玉子焼き食べたいなぁ。玉子焼きくらいなら作ってくれるんじゃない？ 嫌とは言ってたけど』

ぴ『別にまこぴ料理出来ないとかじゃないからノーチャンではないもんな。単純にまえくんのために作るのが、労力の割に合わないんでしょw』

ま『泣いた。顔面変えてくる』

ぴ『ついでにSlatのアロエ、箱で買ってき〜』

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