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君は選ばれし勇者の剣を抜けたか

ま『前回の続きですね』

ぴ『前回は、抱き枕芸の発端となった出来事から、それに行く着くまでの思考や行動を話してくれたんだよね』

ま『はしもん編だったね。今日は、その翌年の関ケ原で、2回目の抱き枕芸をするに至る経緯を話していくわ』

ぴ『まこぴ(🐹)編やな。こっちの出来事は、ぴちゃんもよく知ってるから』

ま『まず、前回の年表から今回のおはなしの部分を抜粋するね。はい、ドン』


2018.09
・君キュン 🐹のガチ恋になる
2019.05
・君キュン 🐹の写真撮影及びネタ相談
2019.06
・君キュン 🐹の写真データを業者に送り抱き枕カバー発注し届く。グループ運営さんに、当日抱き枕持ってくからねと許可取り
2019.07
・関ケ原唄姫合戦 君キュン 徳川ステージにて抱き枕芸

ま『ちょっと迷惑になったらいかんから、あえて年表の方だけは🐹マークでいかせてもらったで』

ぴ『はしもんさんがアイドルじゃなくなったことで、いわゆる1推しがまこぴになったんやな』

ま『はしもんガチ恋になる前、1年間ほどDD期が合ったんやけど、まこぴはその時に知ったんだよね。まぁ、きっかけがあって推しメンになり、とある言葉でガチ恋になるんやけど、それはまた別のおはなしで。むしろ、このまこぴと抱き枕の話はすでに「天使🐹」ってタイトルの記事でほんの少し触れてるから、よければ読んでみてくださいね』

ぴ『よろしくお願いします。で、やっぱり、はしもんさんの抱き枕芸をした後、反響は少なからずあったんだね』

ま『そうね、まぁ「まえくん何してんのwww」って感じがほとんどやったけどね。こっちとしては「やったったわwww」って開き直り入ってるけど』

ぴ『そんな中、2019年も関ケ原の季節になるんだね』

ま『君キュンの場合は、最初からフェス参加が決まってるわけじゃなかったんよね。以前「誰もが夢を叶えられるのか」って記事でも説明したように、関ケ原予戦会を勝ち抜くことでやっと出場できるグループもあるんやけど。その年は、君キュンも予戦会エントリー組だったわけ。まぁ、結成1年経ってないし、そりゃお呼ばれされるにはまだ早いよねって』

ぴ『ってことはやで、この年はまこぴが関ケ原に行くことが確定してるわけじゃないやんか』

ま『おう』

ぴ『そんな中で、抱き枕芸しようってコトを進めてたわけ?』

ま『おう』

ぴ『マジかよ。だって、まこぴは公式グッズとして抱き枕が販売されてたわけじゃないやんか。だから、特典会で撮った写真使って、抱き枕カバーを発注したんでしょ』

ま『そう。武器用抱き枕として去年のはしもんのがあるから、それと同じサイズでカバーを作って被せればいいやって』

ぴ『よく注文したわ、出場出来ん可能性やってあったのに』

ま『ん〜。いや、予戦会の雰囲気から出場は出来そうやなって思ってたから。徳川ステージまで立てないにしても、出場さえしてしまえば、こっちのもんやから』

ぴ『こっちのもんって。まぁ、で、この年表に書いてある「グループ運営さんに許可取り」ってのは?』

ま『前回は、さすがに大手事務所さんやったから交渉の余地なかったけど、今回は「いつもの運営さんに相談すれば、去年よりも好き勝手出来るんじゃね?」って。まこぴにも物販で何回も話して、今回は「抱き枕持っての推しジャン」これが1番まこぴに期待されていることやったから、じゃあ、そこよりももう1歩先の次元まで抱き枕芸をやって楽しませようって』

ぴ『で、あーなるわけだ。2019年関ケ原1日目の君キュンの徳川ステージのYouTube。これもう、去年のチャオベラさんのやつ観た人からしても、「今年の抱き枕芸、進化してるやん」ってなるわ』

ま『正直、はしもんの時は、届ける根本が「愛」だったわけだけど。まこぴの場合は「笑」を最優先にとったからね。だから、どちらかというと「出落ち」と、落ちサビなんかでチャンスが来たときの「インパクト」。これに重点を置いていたんだよね』

ぴ『結果というのか、まこぴの反応はどうだった?』

ま『うん。すごい楽しんでくれて、たぶんまこぴが想像してたよりも面白かったんじゃないかな。自分の姿の抱き枕が、目の前でピョンピョンしたり走ったりしてるのは。あれはね、今でもたまに褒められるから。俺がまこぴにしてあげられた1番の功績でしょ』

ぴ『抱き枕担いで会場練り歩いてるのも斬新だよね』

ま『アレも、コソコソ持ち運ぶんじゃなくて、ちゃんとドヤって歩かな意味ないからな。「おい、変なやつおるぞ」「アレどこのオタク?」「抱き枕に載ってるの誰?」って、興味を持ってもらうことが重要なんよ』

ぴ『なんかちょっとだけ、はしもんさんの時とは違うよね。宣伝も兼ねてるっていうか』

ま『チャオベラは大団円に向かっていたけど、君キュンはこっからが始まりみたいなもんだったからね。「ほら見ろ、俺の推しかわいいだろ! チェックしといた方がいいんじゃない?」って、知らない人に自慢してるようなもんだよね』

ぴ『でもさぁ、ほんと、よくやったよあんなこと』


ま『俺はさぁ「抱き枕芸したろうか?」って言った時に、まこぴから「嫌だ」って言われると思ってたんよ。「恥ずかしい」「せんといてほしい」「そんなことせんでいいよ」って、何か否定の言葉をもらうと思ってたわけ。ボケたつもりやったんよね』

ぴ『そしたら、否定されなかったと』

ま『むしろ「私もやってほしい」「抱き枕持って跳んでほしい」「ステージから見てめっちゃ楽しそう」って。正直、聞いといてなんやけど「コイツまじか」って思ったよ。俺がアイドルやったら、そんなオタクおったら絶対ヒクぞ』

ぴ『ん〜。そこは、関係性だったと思うよ。あと、去年実際にやってるという実績。それと、去年の映像による物的証拠っていうの? そーゆーののが合わさって、私もやってもらいたいってなったんじゃない?』

ま『それまではさぁ、言うならばモブオタクだったわけよ。毎回ライブ来るわけでもない、盛り上げるわけでもない、重要なポジションでもない、金持ちでもイケメンでも若くもない。ただの1人の、冴えないオタク。そいつが、突拍子もないこと言ってきたわけやん。どうやったんやろね』

ぴ『う〜ん、別にそこまで深くは考えてないでしょ。本当に「やってくれたら面白いな」くらいの気持ちだったと思うよ』

ま『まぁ、なんつーか。抱き枕って、自分でも良い武器を手に入れたと思うし、よく使ったと思うよ。人と違うことが出来るだけで、それだけで価値があるやんね。抱き枕芸やって、特典会でまこぴの満面の笑みを見た時に、「あぁ、やっと俺もこの子に1つ良い思い出を作ってあげれたな」って、自信というか、安堵につながったよね』

ぴ『まえくんは基本口うるさいからね。ぴちゃんがアイドルやったら「まーたコイツなんか言いに来たで〜」って思うもん。ネガティブな印象や。やから、抱き枕芸やったのは、ぴちゃんも褒めてあげるわ。やっと、まこぴの喜ぶことをしてあげれたやんって』

ま『ほんそれな。あとは、これ作った感想というか、抱き枕カバーを作ったメリットとしては、抱き枕本体が無くても持ち運び出来る点。デメリットとしては、単体ではそこまでインパクトがない点やな』

ぴ『にしても、自分だけの武器というか、◯◯=◯◯さんっていう、すぐにリンク出来るものがあると、やっぱりオタクとしては強い印象があるよね。◯◯ちゃん推しとか、◯◯に住んでるとか、結構被ることあるし』

ま『アイドルでいうところの、「鼻リコーダー=アプガ (2)のかじぃ」みたいなもんやな。「そんなことするのは、アイツしかおらんやろ」って印象づくよね。それに1度見りゃ、「あー、あん時のフェスにいたアイツか」みたいな』

ぴ『常にやる必要もないしね。必殺技って決める時に使うもん。孫悟空が、物語の最初から最後まで「かめはめ波」撃ってても盛り上がらないし新鮮味もないしね』

ま『俺にとって、推しの抱き枕は、選ばれし勇者の剣みたいなもんになったよね。みんな、岩に刺さってる剣を見たり、触ったりは出来るけど、それを引っこ抜けるか。また、それを装備して魔王討伐に行けるかどうか。そんな勇者を、姫は待ちわびてるんだろうね。そうじゃなきゃ、姫の物語も魔王に囚われたままのバッドエンドになるのだから』

ぴ『魔王に立ち向かう勇者はたくさんいた方がいいしね』

ま『ただ、最後に、重要なことが1つあってやな』 

ぴ『なんや?』

ま『この現代においては、勇者の剣を町中で使ってたらヤバいってことやな。魔王城の中でなら、存分に発揮してもらっていいけど、酒屋で振りかざすことのないようにしようね』 

ぴ『それはそう。常識はわきまえてもろて』

ま『あーでも、楽しかったなぁ〜あん時は』

ぴ『明日、どうなるんだろうね』

ま『まぁ〜、今年はゆるりと参加させてもらいますよ。抱き枕カバーも作ってないし。純粋にフェスを楽しんできますわ』

ぴ『まえくん、ぴちゃんは期待してるで』



#3分間の暇つぶし   #ぴちゃんとおはなし 

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